政府から補助金が出ているとはいえ、高値が続くガソリン価格。クルマを利用するユーザーにとって、ランニングコスト(維持費)がかさむと家計を圧迫するため、少しでも安くしたいのが本音でしょう。 最近出ている車の多くは燃費の良いハイブリッドカーですが、初期コストが高いため、元ディーラー営業マンである筆者としては正直おすすめできません。今回は、実際にシミュレーションして本当にコスパが良いのか検証します。 冒頭でもお伝えしたとおり、ハイブリッドカーは正直おすすめできません。ですが、ガソリン1リットルあたり30kmも40kmも走るクルマもありますし、魅力的に感じますよね。車種によっては非常に燃費の良いクルマもあれば、ガソリンとハイブリッドをラインナップしていて、それほど燃費に差が出ないクルマというのも実在します。 しかもグレード間の価格差があり、本当にお得なのかと疑問に感じることもあるでしょう。 ここからは視点を変え、同じ車種でガソリンとハイブリッドを併売しているケースで、ハイブリッドで燃費が良くなった分、初期コスト(車両価格)をペイできるのかどうかをシミュレーションしてみようと思います。 今回のシミュレーション対象は、トヨタの人気ミニバンのノアで、グレードはS-Gです。車両本体価格とカタログ上の燃費は以下の通りとなります。 ノア(グレードS-G) ガソリン:3,040,000円(15.0km/L) ハイブリッド:3,390,000円(23.0km/L) 車両価格の差は35万円、燃費差は8kmです。 次に車の使い方によってランニングコストがどれくらい差が出るのか検証するために2つのケースを例にします。土日メインで普段はあまり乗らないパターン(年間5,000km)と、日常的にクルマを使うパターン(年間12,000km)でシミュレーションしてみましょう。 ガソリン価格は、185円とします。 (年間5,000km走行する場合) ガソリン:5,000km÷15.0km/L=333.3L×185円=61,600円 ハイブリッド:5,000km÷23 km/L =217.4L×185円=40,219円 差額:21,381円 (年間12,000km走行する場合) ガソリン:12,000km÷15.0km/L=800L×185円=148,000円 ハイブリッド:12,000km÷23 km/L =521.7L×185円=96,515円 差額:51,485円 ハイブリッドグレードを買い、ガソリン車との差額をペイすると考えた場合、土日しか乗らない場合(年間5,000km)だと約16年、日常的に使う場合(年間12,000km)だと約7年かかります。 もちろん、ガソリン価格の変動やハイブリッド用バッテリーの劣化などは考慮していませんので、このシミュレーション結果が全てということではありません。あくまでも一例として考えていただきたいですが、これくらいの価格差がガソリンとハイブリッドにあるということは覚えておいてもいいでしょう。
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アルファードハイブリット13年28万キロに乗っていたことがあります。 当時は自働車税がすごく割引されていたので、春先にお得感がありましたが、そのうち、毎年倍にあがってしまい、最後は普通の車と同じ。 走行バッテリーは交換に約40万かかりました。 補機バッテリーは専用なので8万位かかりえらく高かったです。 ブレーキパットは回生ブレーキのため減りが少ないですが、その代わりにブレーキの固着が頻発します、結局キャリパー、ピストン、ディスクを交換することになり、かえって高くついていました。 ハイブリッド専用デザインだったので好きでずっと乗っていたかったのですが、最終的には、ハイブリッドコンバーターが破損しまして、部品代だけでも65万で、これを交換してから破損原因を調べ修理が始まると言われて諦めました。 ハイブリッドは、壊れたときの異常な価格が生じる可能性があるので、たぶんもう乗らないと思います。
トヨタのハイブリッドカーに乗っていたけど、3回目車検して直ぐにバッテリー異常のランプが点いてトヨタに連絡したら保証は5年以内又は10万キロと言われました。これは長くて5年保証と言うことです。交換作業込で35万と言われて車処分しました。それからハイブリッドカーはバッテリーが2つ付いている事を知らない人も多い様です。ガソリン車と同じく5年位で通常のバッテリー交換(これも高い)があります。 結論としては、ハイブリッドカーは5年以内に10万キロを乗る様な方がメリットがあって良いと思います。
ハイブリッドは何十万キロ乗れて長く乗りたい人には得だと聞いた事がある。 実際バッテリーがどれぐらいもつのか、変える場合すごい高いのか気になるところです。 街乗りで18年のエンジン車を乗っていて、1人1台の田舎の為、免許をこれからとる子どもメインにし、新車を購入しようと考えているが、ハイブリッドかガソリンか悩んでいます。なんだかんだいっても本体が一番高いので、また次も長く乗るつもりなのですが、ランニングコストも気になります。
ハイブリッドしか設定していない車種もあるしな。 最近もカローラもICEを廃止しちゃったし。 以前乗ってたW30型プリウスも9万キロ近くまで パッド交換しなかったし、その際も予防的措置も 加味しての交換だった。 確かに燃料代の差は少ないしイニシャルコストを 加味したら、ICE車の方が安いかもしれない。 とはいえ、都内とか都市を走る機会が多い人なら ハイブリッドを選んでも良いかも。
未だに燃料代をせっせと計算してハイブリッド選ぶ人いるのかな 選ばれる理由の大半はガソリンのモデルよりも豪華な装備や 遮音材による静粛性じゃないの 長く乗る方は13年経過しても自動車税が上がらなかったり 重量税も軽減されるのでトータルコストがだいぶ安くもなる 回生ブレーキでブレーキパッドも殆ど減らないし まぁ好きなも乗るのが1番いいんですけどね
燃費だけでハイブリッドを選ぶ人は未だにいるのかな ハイブリッドを選ぶ利点として ・上位グレードである満足度 ・燃費 ・給油回数の減少 ・静粛性 ・電動感 があります リセールはハイブリッドの方がいいとか違いしている人が多いが車種による ノアヴォクはハイブリッドのほうがいいがアルヴェルはガソリン車の方がいい RXも同様にガソリン車のRX350Fスポのほうがいい メーカーが変わってヴェゼルはハイブリッドが良い RAV4はガソリンのアドベンチャーが一番良い リセールに関しては海外輸出の関係がある為に一概にハイブリッドが良いとは言えない そこはしっかり調べて自分の購入する車がどのグレードが良いか過去データと比較して検証する必要がある
この類の記事の中では、すごく真っ当な内容ですね。ハイブリッドのイメージだけで買っている人がほとんどだと思いますが、実際はガソリンで十分なことが多いのは事実です。EVとの比較もそうですが、燃費だけで判断できるものではなく、ランニングコストのトータルで考えると、それこそ温室効果ガスといった地球規模の問題でも同じことが言えます。
燃費だけだと難しいというのはハイブリッド車が世に出始めだ頃によく言われていたことですね。 実際にはエコカー減税等の割引がありますからそれらを加味すると純ガソリン車との差は小さくなるかと思います。 どうせやるならそこまで計算して差を出して欲しいですね。
月1000キロ弱くらい走るんだけど、ハイブリッドだと月1の給油で事足りる。ガソリン車だと月2回なんで、月あたりたった1回の違いなんだけど、心理的にめんどくささがずいぶん減少した気がして、十分な価値だと思う。
単純な導入コストとランニングコストだけ比較すればそうなるでしょうね ハイブリッド車のメリットはそれ以外のところも大きいです ・航続可能距離が長く給油回数が減る(手間の削減) ・EVモードで深夜に住宅街などを静かに走れる ・1500Wコンセントがある場合ガソリンさえ手に入れば非常時に発電機として使える ガソリン車と比べて結構な付加価値があると思います また、価格差についても実際はエコカー減税や自動車税環境性能割があるため、購入時の諸費用が安く実際の価格差は縮まってきます
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/3b39000fd8cef29f08e069d4b7fae7e92fe3281c
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