◇F1第8戦モナコGP 決勝(2025年5月25日 モンテカルロ市街地コース=1周3.337キロ×78周) 12番手から出たレッドブルの角田裕毅は17位に終わり、3戦連続入賞はならなかった。決勝出走は通算95戦目で、片山右京(92~97年、ティレルなど)に並ぶ日本人F1最多出場出場記録をマークした。マクラーレンのランド・ノリス(英国)がポール・ツー・ウインで開幕戦以来今季2勝目、通算6勝目を挙げた。 レース中の順位変動が少なく“退屈”とされてきたモナコGPで、今年導入された「ピットイン2回の義務」を利用したチームと対応できなかったチームで明暗が分かれた。角田はスタート直後に1つ順位を落としたものの、1周目を終えると早々とピットイン。ソフトタイヤをハードに替えて「1回目」を消化し、17番手で復帰した。しかし、意図的にペースを抑えた車列の渋滞から抜け出せず、ラップダウンの状況に陥った。また、予選が振るわなかったジョージ・ラッセル(英国)、アンドレアキミ・アントネッリ(イタリア)のメルセデス勢もピットインの機会を得られないまま、ズルズルと上位から離された。 一方、レーシングブルズは9番手スタートのリアム・ローソン(ニュージーランド)が後続をブロックしているうちに、6番手から出たハジャーが20周目までに2度のピットインを消化する大胆な作戦を敢行。エステバン・オコン(フランス)、オリバー・ベアマン(英国)のハース勢も展開を利用して早めに2度の義務を消化した。ウィリアムズも42周目に2度目のピットインを終えたアレクサンダー・アルボン(タイ)と未消化のカルロス・サインツ(スペイン)の順位を入れ替え、アルボンに後続を抑えさせた。 上位勢では4番手から出たレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)がピットストップ1回だけで終盤まで先頭を走ったものの、赤旗中断などのアクシデントは起こらず77周目に2度目のタイヤ交換を行い4位へ後退。トップに戻ったノリスはフェラーリの前年覇者シャルル・ルクレール(モナコ)を抑えきり、モナコGP初優勝を飾った。 メルセデス勢に頭を抑えられたままレースにならなかった角田は76周目に2度目のピットインを行い、最下位を免れるのが精いっぱい。レーシングブルズはハジャー6位でローソン8位、ウィリアムズはアルボン9位でサインツ10位と、ともにダブル入賞を果たした。 ▽決勝順位 (1)ノリス(マクラーレン) (2)ルクレール(フェラーリ) (3)ピアストリ(マクラーレン) (4)フェルスタッペン(レッドブル) (5)ハミルトン(フェラーリ) (6)ハジャー(レーシングブルズ) (7)オコン(ハース) (8)ローソン(レーシングブルズ) (9)アルボン(ウィリアムズ) (10)サインツ(ウィリアムズ) (11)ラッセル(メルセデス) (12)ベアマン(ハース) (13)コラピント(アルピーヌ) (14)ボルトレート(キックザウバー) (15)ストロール(アストンマーチン) (16)ヒュルケンベルク(キックザウバー) (17)角田裕毅(レッドブル) (18)アントネッリ(メルセデス) リタイア アロンソ(アストンマーチン) リタイア ガスリー(アルピーヌ)
コメント 10件
レッドブル勢は、レース後半のイエローを狙ったのだから、対応出来ずというよりは、作戦が実らなかったという感じですね。 結局、前に居ないとどうしようもないというのは、2ストップ義務化にしても変わらなかったし、速く走るのではなく、ゆっくり走る結果になってしまった。 モナコで速さを競う事は、現行の大きなマシンではもう無理で、予選のやり方も含め、見直す事は多いと思う。
メルセデスがノーポイントに終わった事もあり、メルセデス、レッドブル、フェラーリがほぼ横一線になった。フェルスタッペンのドライバータイトルととコンストラクターズ2位獲得に向けてどれだけ貢献できるかにかかってますね。角田君は次戦スペインからが本当の正念場ですね。フラストレーション溜まってると思いますが、こんなレースは忘れて次戦に向けて頑張って欲しいです。
抜けないコースで早めのピットは,その後レッドフラッグでも出ない限りこうなっちゃう。 ギャンブルする以外にポイントを狙うチャンスがないし、ので仕方ないとも言えるけど、予選がね。ほぼ全て。前回のクラッシュでチームとうまくいっていないようにも見えるので、その肝心な予選も思い通りにはできず、ちょっと厳しい。角田を応援しようと思うと,なんかこっちのメンタルもやられそうな気になるので,もう角田のことはフェルスタッペンのサブキャラと考えるようにして、一喜一憂はしないようにしようと思う。
こんなの世界一の速さを競うF1じゃないですよね みんな守りに入って攻めないから赤旗やセーフティカーになるような状況にはならないしずっとトレイン状態でチームメイトのピットストップのために3秒遅く走るとか レッドブル的には角田くんが後ろすぎてチームプレイ出来ないし本来はレーシングブルズのようにフェルスタッペンの近くでスタートして後ろを抑えてペース落としてフリーピットストップさせるのが役目でしょうに 皮肉にも結果的にはハミルトンがその役目でしたが
モンテカルロでは、ことオーバーテイクに関しては昔も今も大して変わらん。 変わったのは、テクノロジーの進化によって、ドライビングミスとメカニカルトラブルが大幅に減ったことだ。 これはもうどうにもならんよ。 「年に1回はこういうレースもある」とあきらめるしかない。 ドライバーの技量の面は予選でフォーカスされるからそれはそれで面白いしね。
ルールに関して⋯ 実質0stopで地獄のスローペースと本質的に変わりない。2stops+ドライコンディション下での基準ラップタイムを設けて下回る車両にオレンジポールに近い指示を与える等しなけりゃ結局毎年同じようなレース展開になりそう。 角田に関して⋯ 運が悪いというのはF2でダンに葬られた面々だと思う。角田に関しては運以前にQ2のペースがあまりにも良くなかった。アジャー周辺でスタートできたなら本来取るようなストラテジーてもないし、実力の面も大きいはず。
フェアじゃない!とか、スポーツマンシップが!とかいう人がいるだろうが、ルール上はなんら問題ない。 問題なのはこんなルールを作った側だろう。 何やってももうモナコはまともなレースにならないよ。 早くやめてほしい。 F1という世界最高のレースにふさわしくない。
結局のところモナコは予選が命。 来年は今年の様なルールを無くして欲しい。 あとはピレリにタイヤライフが凄く短いタイヤを作って貰わないとです。 有る意味、今年のレースはピケJr.のクラッシュゲートまでは行かないが、それに近いものをを感じました。 クラッシュして赤旗を出させるか、自ら遅く走り、チームメイトのピットタイムを稼がせるかの違いですね。
今回の決勝レースに関しては、 角田はどうすることもできなかったと思う。 アンダーカットを狙う作戦は悪くなかったけど、 それは前と1秒ぐらい速く走った場合の話で、 今回のローソンがハジャーをピットに入れても前に出せるようにギャップを作るために1周5秒ぐらい遅いタイムで走っても、誰も抜くことができなかった。 ピットインしてわずか4周で追いついてしまったのは完全に想定外。メルセデスも何もできずにただ渋滞に付き合わされるだけで終わってしまった。 こんなのはレースとは到底呼べないし、 ラッセルのシケインでのあの件も、多少は 運営への抗議の意味もあったんだと思う。 どうしてもモナコでこれからもレースしたいなら、 ヌーベル・シケインを廃止して、トンネルの出口からタバココーナーの入り口までをDRS区間にするのもいいんじゃないか。 大して効果はないかもしれないが。
2ストップルールは波乱があれば面白かったかもだけど、ペース抑え戦略が増えて事故リスクも低くなっちゃうのは盲点だったかな。去年よりつまんなくなってしまった。いつも思うのだが、ヌーヴェルシケインやめてタバココーナーまで大きく拡幅できないもんかね。さすがに危ないか。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/587599ed673dae739f450dc6320572ee0a280ce6
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