就職以降、日本経済の停滞で給料が上がりにくい状況が続いてきた就職氷河期世代。ようやく賃上げの機運が高まったと思いきや賃金は下降局面に入り、「世代ガチャ」の様相を呈している。 ＊ ＊ ＊ 大阪府の49歳の男性は就職氷河期のまっただ中で大学を卒業した。志望する企業には落ち続け苦労して内定を得た会社は、いわゆる「超ブラック企業」だった。 パワハラが横行し、労働環境も悪く、3年もたたずに退職。精神を病んで2年間、家を出られず、ひきこもりになった。 その後、派遣で食いつなぎ、30代で通信会社の正社員になれた。年収は300万円台後半。待遇の改善を求めて転職を試みるが、自分より若い人が優先され、思うような転職先は見つからなかった。 40代で今も勤務する通信業界の会社に転職した。年収は500万円ほど。家族を支えるにはもう少し欲しいと思い、別の通信会社にチャレンジするが、マネジメントという役職の経験がないことを理由に断られ続けた。 男性の主な仕事内容は、企業の通信機器の設置やシステムの構築、保守・点検だ。数カ月ごとに勤務地を転々とする。「正社員ではあるが、派遣社員でもありました」と言う。 有期雇用の一般的な「派遣社員」とは異なり、派遣元からは正社員で雇われているものの、働く環境は「派遣社員」と大きな差はない。数カ月ごとに派遣先が変わるたび、「次は仕事があるのだろうか」との焦燥を常に感じる。正社員であるが、次の仕事がなければ「待期期間」として給料は大幅にカットされるという。 派遣先では、通常業務をこなしつつ、その会社の若手社員らに指導や指示もする。しかし、「課長」や「リーダー」という肩書を受けることはなく、転職にも生かせない。自分の受け取る給与は、派遣先から支払われる分の3割は派遣元に搾取されているのではとの疑念もある。 男性は複数の通信技術の資格を持ち、社会経験も豊富だが、一定の役職に就けなかったため、希望する転職は通らなかった。 もうすぐ50歳を迎える男性はこうもらす。 「家庭を持ち、見た目は一般的な社会生活を送れていますが、実情はこの年で『派遣』です。低賃金のままでたいしたたくわえもなく、妻と老後を迎えることが非常に不安です」 氷河期世代の多くが、正社員になれず「非正規」や「派遣」という働き方を選択せざるを得なかった。この男性のほかにもAERAのアンケートでは、切実な声が寄せられた。
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いろんな切り取り方はあるが、氷河期世代ではない人が必ずしも幸福で裕福とは限らない。 私も氷河期世代と言われる年齢ですが、いろいろ転職を繰り返し今があります。 その中でひとつ言えるのは、自分なりに努力したのではなく、周りがわかるまで努力をしてきました。 本田圭佑が「努力は報われるのではなく、報われるまで努力しないといけない」と語っており、すごく共感できました。 ちなみに管理職はなりたくてなるものではなく、求められてなるものです。 プレーヤーとしてのほうが会社に貢献できる人もいます。なので、管理職経験がないから能力が低いと判断するような企業は、やめたほうがいいです。 最後に、苦労はいつか役に立ちます。私は、現代のAIに資料を作らせたりしてる若者のほうが、将来、社会的な弱者になる気がして、恐ろしいです。 若い頃、AI任せにしてきたツケ。 そんな記事がでるかもしれないですね。
マクロ経済が成長するように対策をするべきだったけど保守的になって企業を守るようなことばかりしていたからそれが返って良くない結果を招いたんだろうね。教育のシステムから間違っていることが多くて長期的な成長の妨げとなった。それを反省ているとしたらある意味厳しい時代になるかもしれないがそれでもいいのでやり遂げるべきだろう。
私も氷河期です。平均収入にはギリギリ達しており、また好きな事を仕事にしています。ただここまでは紆余曲折あり、大変は大変でした。でもそれはみんな同じかなと思います。大した努力しなくても進学就職できる世代も確かにあるでしょう。でも今、社会を回してるのは氷河期世代です。努力した人はそれのりの仕事や地位にあると思います。次の世代がYouTubeやSNSなど、広告収入だけで何も生産性ないままに高収入得ているのが経済発展しない理由の一つかなーとは思いますが、それもまた時代。
氷河期の中でも就職率や有効求人倍率では底に近い世代です。この世代が本当に悲劇なのが、新卒の時に不況すぎて正社員になれないとか、正社員としてのよい就職先がなかったというのもあるのだが、記事の方のようにちょうど転職市場でニーズがある20代後半から、30代にかけて、リーマンショックと東日本大震災で市況が冷え込んだというところにある。2010年代後半にタイミングよく転職先が見つかるとよかったが、ここでコロナ禍となった。私個人はなんとかなっているが、改めて不遇な世代だと感じる。
夫婦で氷河期世代でそれなりに大変な思いもしたけど、夫も私も専門職で仕事にはそれほど不自由しなかったし、家庭を持って住宅ローンももうすぐ終わる。老後も働けるだけ働くつもりだし、私は仕事自体は割と好きなので。私達世代も大変だったけど、今の若者も大変だなと思う。税金や社保は私達の若い頃よりずっと増えてるし、昔はあった手当や福利厚生も無くなってたり。日本が景気良かった時代は知らず、親も氷河期であまり余裕がない。少子化も進んでるけど、母数が少ない方が優遇して貰いやすいのかなとも思う。不景気なのに母数が多過ぎたことが世代ガチャ外れなのかもしれない。
現実的には親世代の団塊世代を支えて見送った後は我々の子供世代が全く居ないので、死ぬ迄アルバイトを続けて自分自身で生活を支えるしか無い、更に下の世代を活かすため下の世代が給料が高く楽に暮らせる様に沢山税金を払い給料を低く抑えて日本を支えるしか無い。諦めるしかないね。皆様それでも楽しくやりましょう！
中途採用で転職にトライするのは良いが、中途採用の際の評価ポイントは「即戦力になるか否か」にウェイトがあるのでは？ 「やる気」などの将来性もポイントだが、過去の実績・キャリアの評価もウェイトが高いだろう。実力を養う、これに尽きる。
社会に出た当時は就職氷河期でも、ここまで20年以上の時間があり、その間売り手市場の時期も何度かありましたからね。そういった時期に行動を起こさず、うまくいかない理由を全て時代のせいだと言い切るのもどうかと思います。実際同じ氷河期世代でも正規職に就いてやっていけてる人は多いですからね。その人たちとの行動の差がこういう人たちに足りなかった部分じゃないかな？
氷河期世代は35歳くらい、遅くても40歳までに何らかの足がかりが得られなかった人は世間のお役御免扱いを食らっていると思う。その後は何を頑張っても年齢で蹴られる。となると、政府の行き当たりばったり、鶴の一声で誕生した未経験で高給取りデビューの20代の厚生年金保険料から負担してもらって均すのも政府の責任において補填されてしかるべしであろう。
過去に氷河期世代の派遣社員を雇ったこともありますが、大企業でメンタル病んだ人や景気が良ければ正社員になれたかもしれないような惜しい人もいましたが、時間にルーズとかわがままな性格でどこの企業も採用しないような人もいました。団塊ジュニア世代は人数も多いので、派遣ですら続かないようなどうしようもない人も等倍に多く、年金踏み倒しなど、このあたりが将来問題になると思います。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/45bab3be6ecef8ee0b47fd6e3653ca15afb43559
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