それは“唐突”な紙面だった。安定的な皇位継承に向けた与野党協議が続く折も折、読売新聞が大胆な提言を行ったのだ。そこでは、議論から消えた「女性宮家」の創設を唱え、女性・女系天皇の可能性にも言及している。結果、保守派の激しい反発を招く事態となったのだが……。 *** 〈皇統の存続を最優先に〉 〈女性宮家の創設を〉 〈女性天皇に加え、将来的には女系天皇の可能性も排除することなく、現実的な方策を検討すべきではないか〉 5月15日の読売新聞は、1面、社説、そして見開きの特別面を使い、大々的に「読売新聞社提言」を展開、紙面には上記のような言葉が躍った。与野党協議の礎となっている有識者会議の報告書（2022年1月に国会へ提出）からは女性宮家の文言は消されており、今回の読売提言は、いわば、ちゃぶ台をひっくり返すようなもの。当然、「男系男子」にこだわる保守派は、 〈何とも面妖な紙面でした。朝日新聞かと思わず二度見してしまいました〉（長島昭久首相補佐官） といった具合に、猛反発したのだった。 大いに波紋を呼んだ読売の提言について、21年の有識者会議でヒアリングに応じた麗澤大学の八木秀次教授はこう解説する。 「提言には事実誤認や論理矛盾が見られます。例えば社説には『与野党協議では、女性宮家の創設について各党の意見が概ね一致している』とありますが、全くの間違いです。話し合われているのはあくまで女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案に過ぎません」 旧宮家の男系男子の皇族復帰案についても、 「社説では、長らく一般人として暮らしてきたことから『国民の理解が得られるのだろうか』としています。その一方、女性皇族の配偶者となる男性も一般人であるはずなのに、こちらは夫・子も皇族にとうたっている。そもそも旧宮家の男系男子の方が、よほど皇族としての正当性があるはずです」 さらに、こう続けるのだ。 「私は21年のヒアリングで『女系継承では眞子内親王殿下（当時）のお相手との間に生まれたお子さまが天皇になる可能性もある』と述べました。女性宮家や女系天皇の議論は、小室圭さんのような人が皇族になる、あるいはそのお子さんが天皇になることを国民が認めるのかと考えれば、是非は明らかだと思います」（八木教授） とはいえ、愛子さまと佳子さまは、今年12月でそれぞれ24歳と31歳になられる。これ以上、将来のお立場が不安定のままお過ごしいただくわけにはいくまい。皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授が言う。 「天皇としてのあり方、なさりようを引き継いでいかれるには、直系で継承するのが最良だと思います。現実的に考えれば、今上陛下から悠仁さまにさまざまなことをお伝えになるのは難しい。ご一緒に生活されながら背中を見て学ぶといった経験は、直系でなければできないと思います」 読売の“緊急提言”は、果たして与野党協議にどんな影響を与えるのだろうか――。5月22日発売の「週刊新潮」では、読売提言によって蒸し返された「女性・女系天皇問題」を誰が仕掛けたのか、という点などを含め4ページにわたって報じる。 「週刊新潮」2025年5月29日号 掲載
あえて誤解を恐れずに言えば、彼らの婚約は普通なら到底認められるような案件ではなく、それが故に納采の儀を辞退してNYに駆け落ちしたというのが実態であったと思う。人々は物価高騰と重税の二重苦に喘ぎ、疲弊しているのに、もはやサポート対象外のはずの一般人夫婦から後統が生まれるなどあり得るはずはないと思う。そもそもこのような縁戚がいること自体前例のない異様な話であり、これだけでも分家を次代の構想から外す正当な理由になると思いますよ？保守派の考え違いも良いところで、愛子さまに跡を継いでいただけば良いだけだと思います。
自由になりたいと言って民に後ろ足で砂をかけて出て行った一般人夫妻の子が後継になるなどあってはならないと思う。現状でも特に夫は妻のコネを利用して身の丈に合わない栄達を得ているという問題もある。公費が彼らの有形無形のサポートなど使途不明に使われるだけでも次代に相応しくないのと思いますよ。まして国民に寄り添い常に分かち合う姿勢の直系長子の敬宮様がいらっしゃる以上彼女を立太子すべきであると考えます。
読売新聞さんには感謝しかありません。 政治家もメディアも何を恐れているのか 誰も声をあげてくれませんでしたから、 読売新聞さんの勇気に敬意を表します。 小さな針の一穴かもしれませんが、 これが大きな流れになる事を心から 願っています。
保守派にとっては読売新聞が朝日新聞が書いたのか、というようなことを掲載したのがショックだったんだろうね。 それにしても小室夫妻の子供なら、昭和天皇や上皇様の血を引いてるから、まだ国民を許されるけど、保守派が熱望している、旧皇族であれば明治天皇の血縁もない場合がある。 でも読売新聞さんもとてもいい議論をしていただいて感謝します！
愛子天皇待望論！ 古来より、日本は長子（直系）相続が原則であり、男だろうが女だろうが長子が後を継ぐというのがしきたりです。 男子にこだわり始めたのは（男尊女卑の傾向が強く顕われるのは）明治以降であり、悠久の天皇の歴史においては、ごく最近の価値観なのです。 男子に拘る方々は「女性天皇は中継ぎ、実質的な天皇ではない」などと言いますが、推古天皇、持統天皇、元明天皇など辣腕を奮った方、政治的実績を積み上げた方は複数いらっしゃいます。 神武天皇から男系が続いて…と言いますが、そもそも（神話上の話ですが）大元は女神である天照大神なのです。男系男性に限定する必要はないです。
>そもそも旧宮家の男系男子の方が、よほど皇族としての正当性があるはずです 皇族と血統がつながっていることをいまさら証明できないのに何の正当性があるのか意味不明です。長い間、一般人になっているので、おそらく小室と大差ないような御仁もたくさん混じっているでしょう。 女系であろうとも今も皇族にいる中から選ぶ方が妥当なように思います。
＞小室圭さんのような人が皇族になる 小室夫妻はすでに皇族ではない。『元姫の夫』は事実であっても皇族にはなれない。 その上で小室圭のような人が～っていうのなら、それは、今いる独身女性皇族方が、ああしたちょっと独特な男性を選ぶという可能性を示唆しているのだろうか。 だが、妹姫を覗き、皆母方の親戚にも確かな人脈があるから縁談にも身辺調査にも困らない。 さらに、諸外国に倣い直系長子に規定すれば、何の問題もない。
男系を継承することが最重要だという考えかたに、疑問が出てくるのは当然だ｡そういう考えかたで制度が作られようとしてることを、国民は知らない｡マスコミはもっと頑張って、報道すべきだ｡
愛子さまにも自由なご結婚をさせてあげて欲しいと思う一方で、旧宮家の直系男子のどなたかを、婿に取られたら、遺伝子的には問題ないし、愛子さまのお子様が天皇となられると言う一石二鳥パターンを望んでしまうような気持ちもある。 いずれにせよ、象徴とは難しいお立場。いっそ皇室など無くした方が皇族方はお幸せなのかな。 天皇万歳！！と一億総玉砕覚悟の時代からは 明らかに国民もいろいろに変わっているし。
「旧宮家の男系男子の方が、皇族としての正当性があるはず」 先帝と遠縁で有名な継体天皇でも応神天皇五世孫。旧宮家の方は男系では20代も辿らなければ天皇に行きつかない天皇家とは遠縁というよりほとんど関係のない方々。 臣籍降下したもののその後、天皇となった宇多天皇も臣籍にあったのはわずか3年間。旧宮家はもう80年も前に臣籍降下し、現在の旧宮家の若者は本人もその父親も臣民であったことしかない人たち。 こんな人たちが皇族になれる訳がない。これが許されるなら平清盛も源頼朝も足利義満も近衛文麿も天皇になったであろう。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/3b59cddf9f0f43140cf28030751d3358ba9c890c
コメント