◇プロボクシングIBF世界フェザー級タイトルマッチ 王者 アンジェロ・レオ(米国)<12回戦>同級1位 亀田和毅(TMK)(2025年5月24日 インテックス大阪) 亀田3兄弟の三男・和毅(33=TMK)がIBF世界フェザー級王者アンジェロ・レオ(30=米国)に0―2の判定で敗れ、日本人8人目の3階級制覇を逃した。元WBO世界バンタム級、元WBC世界スーパーバンタム級王者の亀田和は19年7月以来5年10カ月ぶりの世界戦だったが、世界王座返り咲きはならなかった。 「ホーム」大阪の観客席が静まりかえった。王者・レオの牙城を崩すまではいかなかった。今大会をプロデュースする兄・興毅に続く、3階級制覇の夢はついえた。ジャッジの採点は2人が115―113、116―112でレオを支持し、1人は114―114だった。 スピード勝負で勝りたい和毅に対しレオは反応良く、ジャブの差し合いでストレートからボディーまでしっかり入れてきた。和毅も4回から打ち合いを仕掛け、5回にはカウンターの左ストレート、ボディーをヒットさせて流れを変えた。6回にはガードの上からフックを叩きつけるなど逆にプレスをかけ、自身も被弾しながら9回には強烈な左ボディー。最後まで激しく打ち合い勝利への執念を見せたが、惜しくもおよばなかった。 戦前は圧倒的不利が叫ばれていた。中継するABEMAの勝敗予想投票では、王者の勝利を予想したのが68・9%に対し、和毅は31・1%。ただ、挑戦者は無関心を決め込み、眼前の一戦に集中していた。 「予想って、みんなできるやないですか。だれが何を言おうがやることは一緒。やってきたことを全部リングで出すだけですから」 ブレない姿勢が言葉に潜んだ。6年ぶりの世界戦とはいえ、調整はいつも同じ。父・史郎氏を筆頭にしたトレーナー陣やメンテタンスを担当するスタッフなど、10人の「チーム和毅」が33歳の円熟ボクサーを支えた。信頼関係が築いた絆は強固でも、フェザー級で一番と言われる実力者の壁は厚かった。 日本人のフェザー級王者戴冠なら、長谷川穂積以来、15年ぶりの快挙だった。イベントのサブタイトルが「亀田家最終章」。決戦前日、トレーナーの亀田史郎氏は「最後の戦い。これで(力を)出されへんかったら、和毅も最後」と明言した。円熟のボクサーが次に目指すものは――。
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十分に評価出来る紳士的なボクシングで判定で勝っていて欲しいって思いました。 スタイリッシュなスタイルでガチャガチャにならずチャンスを作って打ち込む。 少しの差でしたが、そこがチャンピオンとの違いなのかな。兎も角三兄弟本当に頑張りました。お父さんも本当にお疲れ様です。長い期間本当にボクシングの発展に携わって頂いて今の日本ボクシングの発展が有るのは、良くも悪くも亀田家があっての事だと思います。これから先の和毅さんの動向は解りませんが、本当にお疲れ様です。悪く言う人ばかりですが亀田家が無かったら今の日本ボクシング界の最強世代は生まれて無かったと思います。
集大成としたならもっと仕掛けないと。 勿論相手も強い選手やから簡単では無いけれども、それを乗り越えて来たのがレジェンドと言われるボクサーだろうし。 でもKO負けと言われてた中で最後まで立っててのは相手に自分のボクシングさせて無いて事かもですかね。 まずはお二方お疲れさまでした。
思った以上には塩試合にならなかったけど、前半に4ラウンド明確に ポイントを取られて、中盤後半はのらりくらりとポイントを分け合って そのまま試合終了。 レオ側も亀田にはパワーパンチがないというのを分かっていて 完全にポイント勝負に来ていましたね。 やはりパンチ力がないというのは厳しい。
三兄弟では間違いなく力があるし良いボクサーだとは思いますが、やはり毎試合同じような流れで、今日はジャブの差し合いで完全に負けてたのが判定に出てると思う これで亀パパが表に出なくなるでしょうからいい事です
レオは体を右に開く癖があるから常に亀田の左フックが当たりやすい状況にあった。序盤から打てば当たってたし、左フックを上下に散らして警戒させれば右を当てることもできた。でも、とにかくメンタルが弱く慎重すぎて手が出せない。ようやく動き出したのが5R、右を打ち出したのは終盤も終盤。結局すべて後手後手だから勝てない。精神も含めた総合力がボクシング、健闘したからといって現役を続行しても厳しいでしょう。精神力は簡単に鍛えられないから。
背水の陣なのは本人も分かっていただろうから、善戦したと思う。だが、敗れてしまった。 本人が目指した井上尚弥戦はベルトを取れなかったので、もう実現しないだろう。レオともう一度再戦してベルトを何とか取りに行くと言うのもないだろうし、他の3王者は相性的に無理だと思う。 これで引退かな、と思う。
レオが予想以上に速くて、前半のジャブの差し合いでポイントを取れなかった。 後半以降は接近戦で打ち合い、互角以上に和毅選手がポイントを取っていたと思います。 お互い速くて上手いボクシングで本当に良い試合。 モチベーションが続くなら和毅選手にはもう少し頑張ってほしいです。
亀田はパンチ力がないんだから、ハンドスピードをいかしたジャブをもっと突いて相手を嫌がらせる方が良いのに、全くパンチ打たないで一発狙いみたいな攻撃ではあれでは勝てないし、レオも亀田を倒せないようだと井上尚弥とやりたいって言っても全く今日の出来では相手にならないと思う。
思ったよりイイ試合で亀田選手の持てる力を 全て出しきれたのではないのかな。 でも王者の壁は厚かったな。 なんて言うか攻めらている場面でも余裕と いうか余力を感じさせたな。 亀田選手は善戦したと思う。
井上尚弥や中谷とは戦い方が別物なので、ちょっと打ってはクリンチの繰り返しがモッチャリしてて、中盤以降は誰もがすでに判定決着しかないだろうような感じだったと思う。 レオの強さもそこまでの脅威には感じられなかった。ルイスアルベルトロベスがノーガードで攻めてくるタイプなので、たまたま左がクリーンヒットしただけかな? 亀田家も、さすがにこれで井上尚弥への道は閉ざされたでしょう。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/175d09fc573915f650e49048ece1f5b31cc020dc
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