大阪・関西万博に出展する海外パビリオン関係者と日本側のやりとりで、名前に「san（さん）」を付けて呼ぶコミュニケーションが“共通言語”として広まっている。一定の敬意を表せる上、相手の性別や肩書を問わない使い勝手の良さが評判で、日本国際博覧会協会（万博協会）の関係者は「それぞれの国に帰ってからも使ってほしい」と期待を寄せる。 「～さん、どうぞ」。3月中旬、各国や万博協会の数百人が参加したオンライン会議。英語での質疑応答が続く中、司会者が海外パビリオンの関係者に発言を促した。これまで日本人が関係する外交やビジネスの世界で使われてきたsanが、万博では公的な会議でも頻繁に使われるようになっている。 外交官として世界各国で勤務した経験があるオランダパビリオン政府副代表のアイノ・ヤンセンさんは「オランダ語、英語やスペイン語でも、敬意を表する場合には年齢の上下や性別で呼称を使い分ける。日本文化はオランダで人気があるので、気に入って広める人がいるかも」と語った。
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日系企業の現地法人のスタッフも使ってたりしますよね。 はじめは日本人同士のやりとりを（少し面白おかしく）真似ているのかなと思ったけど、男女や肩書きが分からない相手にも使えるから便利で使ってるとのことだった。 確かに色々なことを気にしないといけない時代だからこそ、気にしなくていい（汎用性が高い）「さん」は便利だ。
ビジネスではわりと昔から定着していて、日系の内輪内だけでなく取引先等もいち早く取り入れて使ってきたりする。男女を気にする必要がないのは大きなアドバンテージだし、柔軟にニュアンスを捕まえて自分の言語内でも使用するのは、言語のグローバル化だと思う。
英語や中国語などは、性別や年齢(世代)また未婚、既婚も含め、様々な呼び方があるので「さん」は確かに便利だと思う。 あと、あくまで体感ですが、最近では上司や部下に対しても肩書きではなくお互いを「さん」で呼ぶ国内の企業も増えた気がする。 そして「さん」で呼ぶ方が、少しだけ距離が近くなる効果もあると思う。
外資系企業で働いておりますが、来日したスタッフがまず感心しすぐに取り入れるのがこの「SAN」です。書かれているとおり、性別・年齢・肩書関係なく使えて、特に年齢年次は上だが職位は下という関係性でも気兼ねなく使えると好評です。日本での職務経験のない外国人からのメールもSANが使われていることが増えてきました。非常に便利な呼称なのでどんどん広がっていって欲しいと思います。
言語によっては男性名詞女性名詞、敬称も男女別でさらに既婚・未婚の区別があったりと複雑。ただそれもそれぞれの国の文化なので、世界中で「ＳＡＮ」で統一してほしいとまでは思わないが、日本人とのやり取りは「ＳＡＮ」でＯＫにしておいてもらえるとこちらは非常に楽です。
ニンジャスレイヤーという近未来日本が舞台のサイバーパンクの作品があります。 「外国人が考えるトンデモ日本文化」という体の世界観でニンジャが戦うストーリーなのですが、その世界ではあらゆるキャラクターが敵味方・国籍問わずお互いを「○○＝サン」と呼び合います。 なんだかそれが現実になったようで面白い。 日本でも海外でも根強い人気がある作品なので、知ってて使ってる人もいるかもしれませんね。
昭和の終わり頃だったかな、「サンシャイン計画」という運動がありました。会社内での呼び方を、課長とか部長とかの役職をつけず、全員「さん」で呼ぶことで風通しをよくしましょう、ということ。つまり社員を全員「さん」で呼ぶから「サンシャイン」。ネーミングはくだらないけど、悪くない運動だと思ったものでした。 あんまり盛り上がらずに日本企業は今も役職呼びですが、会社を飛び越えて世界が「さん呼び」の良さに着目したのですね。面白い。 言われてみれば、年齢も性別も関係なく敬意を表せる呼称って、なかなかないですね。今度こそ広がるといいな。
在豪１０年ですが、呼ぶときは普通に名前ですが何かメッセージを書くときは「san」を使っています。呼捨てで書くことが少し横柄な感じがしてたので。そのうちネイティブの方々も「san」を使い始めて少し微笑ましいです。文化が少し浸透した気がします。
「san呼び」、便利ですね。 この文化を知っている外人とのメール、会話では良く使います。 男女問わず使えるのは便利で、特にメールなどで性別が分からない外国人にこの人はMr.なのかMs.なのかと悩まないで済むのはとても楽で良いです。 現状ではまったく初対面の外国人にはさん呼びを知っているかどうか分からないので、最初からは使わないことにしているが、当然に受け入れられるくらいワールドワイドに広がってくれるとありがたい。
私が新入社員で入った会社が、1994年ぐらいからかな、途中で役職をつけずに呼ぶように変わった。当時は違和感があったけど、時代の先を行く会社だったなあと今改めて思った。これ以外にも、先見の明がある会社なんだなというエピソードがいろいろあるけど、会社が特定されそうなので。。今ももちろんある会社ですが、たぶんいろいろと安泰だと思います。私はこの会社にずっといたかったけど、残念ながら辞めざるを得なかったことが、今でも悔やまれます。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/a9e9c706e06626c1cc3362ff9db1cb2eb97e5428
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