政府備蓄米の随意契約での放出を小泉進次郎農水相が発表したことについて、自民党の森山幹事長は26日、「価格の安定につながるよう懸命に大臣が努力を重ねている」と評価した。 競争入札ではなく随意契約で備蓄米を売り渡す新方式の詳細が発表されたことについて、森山氏は「米の価格の安定につながるように、大臣が大変積極的、懸命に努力を重ねている」と述べた。 また、「農業は国の基であり、まさに地方創生そのものだ」とした上で、「農業は食と国土を守っているということを忘れてはいけない。そのことを国民にも理解してもらえるように、しっかりと説明を重ねていきたい」と強調した。 一方、中長期的な問題意識として「米という作物は、耕地面積によって生産費が違う。できるだけ広い田んぼで米作りができるようにすることが、価格を安定させることになる」と述べ、耕地整理によって「おそらく輸出できる価格くらいになるのではないか」との見解を示した。 さらに、「中山間地は、田んぼがミニダムの役割を果たして国土を守っている」と述べた上で、中山間地域における政策は「平地の広いところで、米を作る政策とは少し異なってくるのではないか」と指摘した。
コメント 10件
今や、中山間地の田んぼは耕作放棄が増えまくっている。なにせ形が歪で狭かったりで大きな機械は入らないし、法面の草刈りも大変でただで貸すと言っても、借り手がない。 平田の広い田んぼだけでなく、国土保全の観点からも、中山間地の田んぼの活用を考えて欲しい。
これまで減反減反で、田んぼを潰しきてきて、価格も安いから米農家は跡継ぎも居なくて減り続けている。 ここいらで込めの価格は1000円/1kg くらいで安定させるほうが良いんだよな。米農家がゼロになれば、米が足りないどころの話じゃなくなる。1965年に488万戸もあったのが今では70万戸だぞ、平均年齢は68才だ。 米農家は何れ消えゆく商売になりつつある。そうなれば海外から米を輸入することになるだろう。農家にとって旨味があり、若者が米農家になることを選べるような市場を作るべきだ。 貧乏人の財布に合わせてたら産業が国から消える。無視していい世論だよ。
森山幹事長の直面する問題から外れた一般論は現状解決に役に立たない。 まずは、JAに独占状態を許し2回の備蓄米放出で米価が適正化されなかった失敗を反省すべきでは。 特に、米価高騰で暴利を得た団体・法人を特定し、独占禁止法等の視点で流通をゼロベースで見直すべきである。
広い田での耕作で安価に、は令和の米農政の大転換。農家は急に変われない。軌道に乗るまで何年もかかるだろう。政府がきちんと手当てする必要がある。普通に考えたら政府にも準備期間が必要。それなのに唐突過ぎる気がする。
今回備蓄米が5キロ約2,000円で販売されそうなのは良いことだとは思う。コメ不足解消の一助にはなると思うが、今回放出予定の令和3年産米は令和8年つまり来年には本来は飼料用として処分予定のコメだということを忘れてはいけない。そう考えれば5キロ2,000円は決して安くないのではないか。飼料として処分する価格をもとに随契価格が設定されているのかどうかが問題だ。野党はそのあたりを追求すべきだと思う。R6年産米はJAの買取り価格が3,000円程度のようだが小売りでは9,000円前後と約3倍になっている。これをできるだけ1.7倍程度以下になるような制度設計が求められているのではないか。そうなれば仮にR7年産米のJA買取り価格が10キロ4,000円(60キロ24,000円)となっても小売りが10キロ6,800円以下つまり5キロ3,400円以下となり生産者も消費者も納得が得られると思うが如何だろうか。
>中山間地は、田んぼがミニダムの役割を果たして国土を守っている そのとおり。対して、太陽光発電は国土の破壊だけにとどまらず、補助金を食い潰した挙句に、送電ケーブルの窃盗まで呼び込む始末。そもそも、太陽電池の性能でカバーができているけど、実際は日本の太陽光発電の効率はそれほど高くはない。それに対して中山間地の水田利用は作物の生産性はともかく、治水や温暖化防止には高効率である。
物価高もそう、米の高さも 全ては ガソリンの高騰によるもの。 田中角栄が2年間限定でやり始めた 暫定税率を何十年続けて国民から金 ぼったくるねん。それ廃止したら、二重課税も是正されリッター50円程安くなる。物流コストそれだけ安くなるから、物価高は 格段に値下げラッシュになるのに。
自民党は事実上の減反政策の強化、飼料米転作推奨(補助金)し生産量を調整した。猛暑での収穫減により、需給のバランスがくずれ米価が上昇した。 古米である備蓄米は2000円台で販売できるかもしれないが、米作にかかる、肥料等その他の経費が以前に比べ倍近くになっているので、新米についての5kg2,000円台は難しいかもしれない。
そもそも米だけが価格安定というのもおかしなものだ。米同様に物価も実質的には既に2倍以上の価格に高騰している物もありこちらはまだまだとどまるところを知らない。やはり大局的には米以外の物価を下げる方策を抜本的に打ち出すリーダーの出現を待ちたいものだ。
農水族がバックにいるため森山氏も論点ずらしに躍起になっているが、今回随意契約の中身でも明らかになったのは政府は備蓄米をキロ900円以下で仕入れているということ。つまり国と卸売業者が常軌を逸した利益をのせている構造が本質的な問題。そもそもつい先週には米は安ければいいというものではないなどと発言していたわけで、全く信用ができない。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/2390ef5361151aceab87ebf5a966ef178f60df4e
コメント