◇大相撲夏場所千秋楽(2025年5月25日 東京・両国国技館) 大相撲夏場所千秋楽は25日、両国国技館で行われ、13日目に2場所連続4度目の優勝を決めた大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が豊昇龍(26=立浪部屋)と結びの一番で対戦。2021年九州場所の照ノ富士以来4年ぶりとなる全勝優勝の期待を背負い結びの土俵に立った24歳だったが、横綱の意地に屈した。 結びの一番。大の里の全勝優勝を期待するファンの歓声と、横綱に“意地を見せろ”と激励の声も飛ぶ。取組前から騒然となる中、お互いが気持ちの入った立ち合いを見せた。そこから一度は大の里が圧力で上回り優勢に。しかし、そこから豊昇龍が逆転の上手ひねりを繰り出し全勝優勝を阻んだ。横綱の意地、綱確実の24歳の気迫…気持ちのこもった一番に国技館には悲鳴に似た歓声と、全勝優勝を期待したファンのため息が入り交じった。 ◇大の里 泰輝(おおのさと・だいき=本名中村泰輝)2000年(平12)6月7日生まれ、石川県河北郡津幡町出身の24歳。7歳から相撲を始め新潟に相撲留学。能生中―海洋高。日体大では1年時に学生横綱、3、4年時にアマ横綱に輝くなど13冠。元横綱・稀勢の里が師匠を務める二所ノ関部屋に入門し、23年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏んだ。2場所で十両に昇進し24年初場所で新入幕。同年夏場所で幕内優勝。2度目の優勝を果たした同年秋場所後に大関に昇進した。今年春場所、夏場所で連続優勝。1メートル92、191㌔。得意は突き、押し、右四つ、寄り。家族は両親と妹。
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豊昇龍は気合いがみなぎっていました。 合口の良さもあると思いますが、豊昇龍が先輩横綱としての意地を見せた感じがしました。 大の里の全勝優勝は叶いませんでしたが、横綱として戦っていく中で豊昇龍がこれからも壁になってくると思いますから、今後の課題として再び精進していってもらいたいです。 そして次の名古屋場所は東西の横綱が揃い、新しい会場(IGアリーナ)で行われる場所になりますから、ものすごく盛り上がりそうですね。
豊昇龍は横綱として初めての仕事を果たしたといえる。先輩横綱の意地。感動した。 今後は2人とも若いし凌ぎを削るだろう。いずれはかつての白鵬対朝青龍の千秋楽相星決戦のような名勝負が生まれるかもしれない。 今場所は力のある中堅の三役の力士が全員好成績で今後は大関取りも多発するかもしれない。優勝争いに絡んだ安青錦や伯桜鵬だけでなく十両を二場所続けて優勝した草野等有望な若手も多く、長い過渡期を経て、団子状態から群雄割拠と言える新しい時代が始まった。
本音では大の里の全勝優勝を見たかったけど、今日のこの1敗が、さらに大の里を強くすると思うし、また豊昇龍にとっても、俺を忘れるなよ!と言わんばかりの強さを見せてくれたことで、お互い今後の更なる切磋琢磨が期待できそう。ライバルの存在ってとても大事だし、今後この2人が、下位の力士の壁となり目標となり、角界に更なる活気をもたらしてくれるだろう。早くも来場所が本当に楽しみだ。 大の里関、優勝本当におめでとう。
始まる前から両者共に気合が入ってましたね。結果は豊昇龍の勝ちで先輩横綱としての貫禄を見せたと思います。大の里は最後少し力みがあったかなという印象。まあ横綱になった後の宿題ということでしょうね。ただ大の里の今場所は見ていて圧倒的だったので横綱としても豊昇龍と共に切磋琢磨してまた勝負を楽しませて欲しいです。
横綱豊昇龍、最後に意地を見せてくれました。上手を取り大の里の左おっつけもうまく封じ、万全の体勢から上手捻り。最後の壁として、横綱として、見事に立ちはだかったと思います。この一番が2横綱が切磋琢磨しあう時代の始まりの一番になるでしょう。大の里は全勝ならずも14勝1敗、素晴らしい成績です。また一つ課題ができてよかったと思います。まだまださらに上を目指せる。前向きに捉えましょう。豊昇龍とは対戦成績下回ってるけどこういう存在が非常に大事だと思います。来場所以降、この2横綱が場所を引っ張っていって、この2横綱に割って入る力士が誰になるのか、とても楽しみです
来場所の横綱昇進が確実になった大の里関は24歳、一足早く横綱に昇進した豊昇龍関もまだ26歳なんですよね。まだまだ年齢的にも伸びしろがある若い横綱のお二人で出来たら「大豊時代」を築いて今後の角界を引っ張ってもらいたいです。待望の大型和製横綱も誕生しそうですし、これからの大相撲がとても楽しみですよ。
少し悔しさを残した優勝の方が、今後に向けては良かったのかもしれませんね。「一強」でなく切磋琢磨するライバルがいた方が更なる高みを目指す上では必要不可欠だと思います。この両者の来場所以降の対決も楽しみですね。
豊昇龍は本来の持ち味を発揮しましたね。 これからは久々の2横綱時代、組んで豊昇龍、押して大の里のライバル対決が見られそうで楽しみです。 よくよく考えたらスピード昇進記録は学生相撲出身者でないと無理(というか難しい)よね。 同じ年齢で横綱昇進を果たしたとすると、中学卒業で入門だと7年×6場所の42場所、高校卒でも4年×6場所の24場所余計にかかる計算になるわけだから。 中卒二十歳の横綱でも5年×6場所で30場所必要になるんだね。
成績で色々言われる豊昇龍だが、そうは言ってもやはり地力があるのは間違いない。今回大の里に勝てたのは他でもなく横綱のみ。 横綱2人制になればお互いに気持ちも変わるだろうし、まだ2人とも若いから沢山の名勝負をしてくれることを期待。
やはり組んでしまったら豊昇龍は強い。組ませないように左手をおっつけて押し出さなければならなかった。とは言っても一瞬の出来事なのでそう簡単には思い通りにならないので仕方が無い。これからも全勝優勝する機会はあると思うので怪我をしないようにしっかり稽古を積んで欲しい。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/a38a4fd3291af111d3fb5f92dc85b10e67f980bd
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