俳優の綾瀬はるかが28日、NHK放送センターで行われた土曜ドラマ『ひとりでしにたい』取材会に出席した。 本作は、笑って読める終活ギャグマンガ、カレー沢薫の『ひとりでしにたい』を、大河ドラマ『青天を衝け』や連続テレビ小説『あさが来た』などの大森美香脚本によりドラマ化。30代後半独身の主人公・山口鳴海(綾瀬)が、時に世間の常識に傷つきながら、時に誰かと比べてしまい落ち込み、時に居て当たり前に思っていた周囲の人々に感謝しながら、よりよく死ぬためによりよく生きる方法を、這いつくばって模索する物語。 オファーを受けた理由について「マンガを読んで、30代後半の不安に思う気持ちや、自分はこう思っているけれど、世間はそう思っていないんだ……みたいなところが共感できるなと思いました」と明かすと「誰でも死に向かって不安に感じると思いますが、そこに向かって奮闘している主人公が魅力的に感じて演じてみたいと思いました」と語っていた。 “死”がテーマの本作。「死を受け入れることによって、一人でより良くこの人生を生きていこう、ちゃんと楽しんで生きていこう。私も鳴海みたいにもっと楽しもうと背中を押されました」と作品に出演して感じたことを明かすと「35歳のとき身近な人が亡くなり、始めて死を意識しました。以前は希望って無限大だなと思っていたのですが、結構自分の人生って自分で決めているようで、決まっていることって多いなって感じました」と語っていた。 また自身の最期について「あー楽しかった。『ハハハ』って笑って迎えたいですね」と笑顔を見せると「おいしいご飯を食べて、みんなで笑い合っていろいろ本音を言い合いながら作品を作っているとき、とてもハッピーに感じます。そんな思いができた作品でした」と楽しく充実した日々を送っていることを明かしていた。 劇中、歌やダンスを披露するシーンもある。2か月前からレッスンをしたというと「あまりダンス経験がなかったのですが、練習から曲も覚えやすいキャッチ―なものだったので楽しかったです」と語っていた。 会見には制作統括の高城朝子も参加した。
コメント 10件
そのように迎えることができたら幸せですよね。しかし、思いもよらない事故や事件、病気などによりそれが叶わない場合もあるんだと、そういう人もいる、それが自分の場合もある、幸せな最期を迎えられるということは幸運なのだということを忘れないで大事に日々を過ごしていきたいです。
最後がキレイに終わるのは本当に難しい。 我が家の祖母は103歳まで生きて最後まで病気せず痛みもなく歩く事も話す事も問題なくできてるなかで眠るように亡くなりました。 死に方としてはかなり最上級に幸せな部類だと思いますが、それでも最後の方はいつまでこうやってただ起きて寝るだけを繰り返すのか早く死にたいというような事を言っていました。 私は脳卒中のような形で一瞬にして亡くなるのが本当は幸せの可能性があるのではと思っています
原作ファンで、ずっと読んできてます 尖ったタイトルに目が行きがちですが、実は死に方だけではなくてお金のこと、親の老後、子供を持つもたないの選択と独りの生き方、夫婦の在り方…いろんなことを考えさせられる、とても学びの多い作品です。 NHK、しかも主演が綾瀬はるかさんということで驚きましたが、ぜひ丁寧に、原作のテイストも残しつつドラマ化していただきたいです。 楽しみにしてます!
母は難病になって、段々と動けなくなって食べれなくなって亡くなりました。離婚寸前だったのに、病気を機に徐々に母を全力で支えてくれる様になった父。皮肉ですが病気を機に夫婦の絆ができたようでした。最期の母の顔はお坊さんが褒めてくださるほどの笑顔でした。 人生何があるか分かりませんが、私も母の様に笑顔で最期の時を迎えられたらいいなと思っています。
私は終活としてコロナ禍に入ってからクラシック音楽を聴くようになりました。クラシックを聴くようになってからは歌詞の付いた音楽を聴くのがしんどくなってしまって、筋トレ中以外はクラシック一択です。 自分が年老いて寝たきりになり人との会話はもちろんテレビやラジオを聴く気力もなくなった時、きっとクラシック音楽だけは楽しめる気がします。 愛聴曲を聴くことで心が解放され、その曲を聴いていた頃の思い出に浸れたとしたら幸せな時間になると思いませんか? 口ずさめてしまうくらい好きな曲があって、お気に入りの指揮者、演奏家がいて、大切な人と一緒に聴いて感動を共有した思い出があって。 そういうひとつひとつが、心の財産になっていると感じています。
自分も『あー楽しかった』と思える最期を迎えるためにお金を経験に使うことを最近意識し始めました。いつかその時が来た時『あの車買って良かったな…』よりも『あの旅行は楽しかったな…』って振り返る自分が居そうで。 同じお金を使うにも自分にとっての『財産』は車やブランド品ではなく『未知の体験』だと気づきました。 20代の時とは価値感覚が変わるし今後も変わっていくんだと思います。
人生の最後と言えば、勝海舟の名言「これでおしまい」が印象深い。 色々解説する人がいてるけど、自分的には、やり切った感、仮に仕掛かりの事があっても、それが自分の中での万事の終わりを受け入れることを、一言で簡潔に言い表してるような気がして、潔くも羨ましい。
そんな風に死ねる人は稀でしょうね。 若い時は死ぬということが実感できなかった。 高齢になってくると、死が近づいてくることが、身近な人の死や体力の低下で折に触れて感じることがあるが、まだまだ死を遠ざけて考えようとする。 大半の人は口にするか否かは別にして、死にたくない、まだ生きていたいと思いながら死ぬのだと思う。 それが正常だし、幸せな死に方と思う。 ただ、もう一つ言えることは、元気なまま死ぬことは事故の場合を別にすれば稀である。 徐々に体力がなくなり、生きているだけでもしんどくつらくなってくる。 癌のような闘病生活も苦痛であろう。 体力が無くなりしんどくなれば、生きる気力も弱くなる。 そのようにして、生への執着が無くなっていくのかもしれない。
本当にそれですよね!最後は思い残すことはない、楽しかった幸せだったと迎えたらどんなに良い事かと思います。現実そうなるには難しいし、今日明日とどうなるかわからない。運命だと思うし、だから1日1日なんだと思います。
とても興味深いテーマな作品かと思う。 自分も還暦が近くなってきたので既に終活を含めた今後の人生の青写真を描いている。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/1f2cc6b5998182bd439b0f5bf9d9335b83643cae
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