大相撲の元横綱・白鵬の宮城野親方（40）が30日、式典参加のためモンゴルへ出発する前に成田空港で取材に応じ、日本相撲協会へ退職届を提出した件について、否定しなかった。6月2日の臨時理事会で宮城野部屋の取り扱いについて協議される見込み。退職が正式に決まれば、9日に宮城野親方が東京都内で記者会見を開く方向で調整が進められている。 【担当記者が解説】 今年の春場所後に行われた定例理事会。その中で旧宮城野部屋の処遇に関して話し合いが行われなかったことが全ての始まりだった。宮城野親方は部屋閉鎖から1年が経過したのに、議題に上がらなかったことに大きく失望。親しい人間や後援会関係者らに退職をにおわす発言をしていたことが報じられ、同親方の周囲が慌ただしくなった。 宮城野親方は「1年で終わると思っていた」という。しかし、そもそも八角理事長（元横綱・北勝海）以下執行部は「謹慎期間」を1年には設定しておらず、双方には見解の大きな相違が存在した。 もうひとつの大きな理由は照ノ富士親方（元横綱）との関係だ。伊勢ケ浜部屋の師匠である伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）は7月の名古屋場所前に定年を迎え、そのタイミングで師匠が照ノ富士親方に入れ替わる。モンゴル出身力士の先輩と後輩との対立が表面化した17年の横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行事件以来、犬猿の仲ともいわれている間柄。部屋付き親方でいる以上は6歳下の新師匠の下で働くことは優勝45回の大横綱には受け入れがたい屈辱だ。宮城野親方は「転籍」を懇願したが、一門内での調整も不調で、執行部の見解も当然「ノー」。今後協会側が転籍を認めるなど譲歩すれば撤回の可能性もなくはないが、既に宮城野親方の相撲界への思いは薄いという。 宮城野親方は最近、アマチュア相撲界などと密接な関係を築こうと動き出しているという。近い将来、世界レベルの格闘技大会のサポートなどを中心に新たな人生を歩むことになりそうだ。 （相撲担当キャップ・黒田 健司郎）
コメント 10件
貴闘力さんのYouTubeを見る限り、白鵬は横綱時代にやり過ぎて、協会幹部からは目の敵にされていたと。今振り返っても、相手を怪我させても構わないような、およそ横綱に相応しくない取り口が多かったのは事実です。八百長疑惑も何度も囁かれていました。相撲の根本的な神事としてのあり方や精神、哲学を、この人は現役時代に学ばなかった。伊勢ヶ濱部屋でそれを学んでほしいというのが協会の考えだったと思いますが、白鵬には、そんなことを学ぶ気はさらさら無かったという事なのだと思います。
宮城野親方が協会の理事になり運営に関わることに漠然とした不安がある。横綱白鳳は偉大な力士であり、不朽の横綱であると思う。それだけに、引退後の処遇を難しくしてしまったのかも。このまま忍耐強く残るも退職するも（独自の組織を立ち上げてトップになるも）、後悔のないようにと思う。
伊勢ケ浜の後継者は明らかに照ノ富士が自然の成り行だと思う。不祥事を起こして転籍してきた人間を後継者にする方が無理なことだしいくら白鵬でもそれを要求することはないだろう。白鵬に関してはいろんなよくない噂が喧伝されていたのでこれも当人納得済みの既定路線なんだろう。勝ちにこだわりすぎ両手を制止しないチョン立ち取り口（特に白鵬）が嫌いだったので相撲は全く見なくなったが、久しぶりの日本人横綱誕生で上位力士が正々堂々と受けて立つ左右対称の日本の文化を体現してくれるのを願う。
本当に日本相撲協会以外ではプロの相撲の興行は成り立たないのか？ というところに立ち戻ってもよいと思う。 過剰に太りすぎて健康に問題の出るレベルの力士が多い中、 体脂肪率25%以下制限とかかけて、軽量級の機敏な動きの相撲をピックアップするのもありだと思うし。
私の年齢的なもので曙、若貴時代から相撲を見てますが、その辺りの時代から横綱として親方として残ってるのが半分以下。 曙、貴乃花、若乃花、朝青龍、白鵬、日馬富士がもう相撲界に残ってないことになる。 特に白鵬なんて関取を何人か育てていて指導力はあったと思うんだけどね。 元横綱の指導を受けれないなんてもったいない話ですよ。ちょっと今回の件は協会側が白鵬を嫌ってる感があるのが否めないね。
角力そして力士という世界受けするコンテンツを日本、相撲協会、NHKだげで囲っていることがもったいないし、非常に閉鎖的だと思う。そういった旧態依然とした組織とは完全に一線を画した万国の強者が集うガチンコ世界相撲を観てみたいオーディエンスはすごく多いと思う。白鵬は異国モンゴル出身だし、人当たりも良いし、角界での申し分ない実績があるから、スーパーバイザー的な立ち位置で活躍してほしい。白鵬ならば他国の強者やその関係者からも尊敬、信頼を集めるだろう。新生フジテレビとか地上波の新たなコンテンツとしても面白いと思う。白鵬自身そしてその周りがもう既に動き始めている。
朝青龍や日馬富士、把瑠都、大砂嵐、若ノ鵬と結託して新しい相撲団体を立ち上げても面白いかも。大相撲は競技としての相撲より、歴史と様式美、品格にこだわりすぎていて、それが古臭い非科学的な稽古内容や根性論に繋がり純粋な強さや技術の向上の妨げになっているように思います。現に今や学生相撲のトップとの差はほぼ無くなっていますし、フィジカル面での強さという意味ではアメフトやラグビー、アマレス、重量挙げ等のパワー系競技の後塵を拝している状況です。 新しい強さと技術を磨くことに特化した団体を作り、そのメンバーが大相撲の横綱大関をコテンパンに倒す。そこで大相撲協会側もようやく悟り、未来志向の組織に生まれ変わる…こんな筋書きに期待したいです。想像したらワクワクしますね。少し前に似たようなストーリーを描いた格闘漫画もあったように思いますが。。
アマチュアの世界大会面白い実現したら、大相撲とどちらが強いか話題になりそう、成らない話だがこれに貴乃花を巻き込んだら人気出るだろうな、仲の悪さは別で協会への仕返しは一緒のハズこうなったら面白い。
朝青龍がヒールで、白鵬がヒーローみたいな構図があったけど、日馬富士の一件の時に、実際は逆なんだなって思いました。角界って実は外国人を寛大に受け入れてる業界たけど、首脳陣の人事でいつも揉めるイメージ。
取り口や振る舞いは別として、白鵬杯の設立など相撲の普及にも努めた功労者であることは間違いない。寂しい幕切れだな。現役時代からの軋轢が我々の想像以上に大きかったのか？
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/269271e31eb8f9a3d041f2a35321d1382adee16d
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