来場者数世界3位のテーマパークに成長したユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）の運営会社「ユー・エス・ジェイ」の社長に6月1日付で村山卓氏（53）が就任した。2001年のUSJ開園時から在籍する初の生え抜き社長だ。マーケティング部門などさまざまな職種を経験した中、最初に配属された職場は「駐車場」だった。 東京都出身。米中西部ミズーリ州の大学と大学院で学び、1999年にMBA（経営学修士）を取得後、開園を控えるUSJへの就職を決めた。00年に米国フロリダ州で幹部候補として研修を受けた際、初日に配属されたのは駐車場だった。 最初の仕事は駐車場内に車を誘導するコーンを置く作業。午前5時半から約2万台を収容できる駐車場をカートで回り、ふと考えた。「大学院で勉強したのに何をしているんだろう」。 そんな気持ちが間違いだと気づくのに時間はかからなかった。開園に合わせて車が入場し始めると、コーンの誘導に沿ってスムーズに巨大な駐車場内に収容されていった。「どんな仕事でもプロがいるし、工夫すれば自分自身も楽しめて、お客様にも楽しい時間を提供できる」。このときの気付きは自身の大きな原点になっている。 社長就任にあたり、社内向けに語ったテーマの一つとして「主体性」を挙げた。「どの仕事をしても大変な時でも楽しいと思えた。主体的にやっていけば、自分で問題を解決するという気概が出てくる」と強調する。 パークの魅力を高める上で重要なのが働くクルーのの存在だ。従業員向け満足度調査を定期的に行い、働きやすい環境に向けて課題を洗い出す。「観光地としても従業員にも選ばれるテーマパークを目指したい」と力を込める。【妹尾直道】
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テーマパークやプロスポーツの運営は地味なようで最も重要な役割の一つだからなぁ。野外イベントなんかで下手な運営に当たると大変な目を見ることがある。できて当たり前と思われるけど、それの裏にはとてつもない準備と努力があってこそ。
多くの職種で継続は力なりというように長く勤めていれば実力もつきますが、どうしてもその人の能力と向き不向きがあります。建設業界にも若い人が毎年入っていますが、特に現場監督は3年以内に大部分が離職します。悩んでいる人も多くいます。村山社長のように向上心と探究心が職業と上手くマッチするのは素晴らしい事です。 悩んでいる若い人には「悩んでいるなら仕事と並行して転職活動もしておきな」と言うようにしています。人生は1度きりです。初めての就職で上手くいく方が少ないかもしれません。 1つの仕事を長く続けるのは素晴らしい事ですし、自分に合う仕事に出会うために無理せず転職するのもまた素晴らしいことなんだとこの記事を読んで思いました。
『どんなに小さな仕事も全てがお客様に繋がっていて、そこに優劣はなく「気持ちよく楽しんでもらうこと」が全ての基本だ』と清掃作業をエンタメにしたTDLのクルーが言っていたのを思い出した。 でも、それに「自ら」気付けるか気づけないかが別れ道なんだろうなと。村山さんは「自分で」それに気付くことができた。だから今日があるんだと思う。 それにしても、院卒にカラーコーン置きを経験させるトップの英断、駐車場の仕事をクリエイティブに楽しくできるか、そこで新卒の人柄や能力を見極めるやり方をしてきたからこそ、USJはここまで大きくなったんですよね。
下っ端からのし上がったのでなく、幹部候補生学校としてコーンを並べたりも経験されたっていうことですね。 それにしてもそこで、はあ？となって 「今でもあれは何の意味があったんだろう？」ではなく、「自分の原点」と思えたり、きっとこれ以外にも何かそれぞれの事で何かしら学びや気づきを素直に得るのが、やはり社長に相応しいのかなと思いました。 社長ならずとも私が仕事で尊敬する上司は、立場がかなり上になっても基本素直に物事を受け入れる方でした。そして、その人についていこうと仕事のモチベーションもあがり、私自身もそうありたいと、成長できた気がします。
どんな仕事でも、最初は1番現場や基本的な縁の下の力持ち的なところからの仕事になるのが通常でしょう。 もちろん自分の勉強してきたことと相容れないと思う方もいらっしゃるんでしょうが、結局どんな簡単な仕事どんな基本的な仕事や雑用にも意味があると言うところに気づく人が本当に上に立てる人になるんでしょう。 ほとんどの人は、社長とは無縁なのかもしれませんが、何でも基本的なところからやり始めて、なぜこの仕事が必要なのかと常に考えながら、仕事に対して、創意工夫をして真摯に向き合っている人は、たとえ社長でなくても仕事への満足度が高いんじゃないかと思います。
車でも会社でもスムーズな流れを俯瞰的にみるのは難易度が高いです。 社員、部署なら自分のところに専念すれば良いが、広大な駐車場は目の届かないところまで考慮する必要がある。 上司も村山氏ができそうだから任せたのだと思います。
下積み時代にうんざりして、辞めて行くのも沢山居ると思います。でも何の仕事も雑用やら下積みから始まってやる気や、やり甲斐を感じて行くものだと思います。そんな考え方はもはや旧世代なのかと思っていたら、最初はコーン並べから始まりましたという、この記事を読んで少し安心しました。
どんな小さな仕事でもプロフェッショナルな仕事をする事、積み重ねが大切 最近、逆にそれが出来ない人が増えた… どんなに小さな仕事でも必ずその仕事の持っている意味はある。 こういう人が上に立つのは良いと思う。
会社生活30年ですが、下積み時代にやった事で意外にも自分が不得意でセンスが無いと思ってた事が得意になり、一つの自信になってます。 今の若い方にも、配属に落胆しないで3年しがみついて欲しい。きっと新たな自分発見に繋がり、無駄にはならないです。 自分の経験ですが。
中途採用で入った今の職場 15年間雑用やみんながやりたがらない仕事を断らずやり続け 来年度から工場長に指名されました。 現場作業が好きなだけだったのに ちょっと複雑 ただ雑用でもやり続けることが大事 いつか役に立つよ
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/5e7b4801c984647756e63145aecd87bf90458a82
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