5キロ2000円の「備蓄米」販売がスタートしている。備蓄米がいくらで流通するか、果たして手に入るのか、米の価格は下がるのか。“コメ担当大臣”は「おいしい」と言うが、肝心の「古古古古米」の味をほとんどの人はまだ知らない。 * * * ■放出される令和4年産と3年産 我々は、高騰を続ける米の価格に翻弄されてきた。国産米の価格はいまや5キロ4000円超、税込みで5000円近くすることもザラだ。だが、これから出回る予定の備蓄米の小売価格は、5キロ2000円(税別)程度となる見込みだという。5月31日にはアイリスオーヤマが同価格の備蓄米販売をスタートした。 SNSでは「小泉進次郎農林水産大臣、ありがとう!」という声も上がった。 いっぽうで、「味」に対して、冷ややかなコメントもあった。 「古米は食べますが、古古古米は嫌です。それは本来、家畜の飼料などとして払い下げられる米。2000円で国民に買わせるのはいかがなものか」 国民民主党の玉木雄一郎代表は「あと1年たったら動物の餌」と発言、陳謝することとなったが、実際に備蓄米は4年間保存されたのち、飼料用などに売却される。収穫から時間が経てば、米の質は経年劣化していくからだ。 新米の食品表示基準に基づくと、令和7(2025)年現在、6(24)年産は古米、5(23)年産は古古米、4(22)年産は古古古米、3(21)年産は古古古古米。 今回、放出されるのは令和4年産と3年産の備蓄米、計30万トン。政府は60キロ1万700円(税別)で売り渡す。 ■米店は古米の「質」を懸念 品質について、首都圏のある米店は、「令和4年産米が限界では」と漏らす。 「古い米を販売して、クレームが相次ぐような事態になれば、店の信用に傷がつく」(首都圏のある米店) 千葉県船橋市で米店を営み、お米マイスターでもある牧野基明さんもこう話した。 「令和3年産は『古』が4つもつく古い米です。こんな米を扱った経験はないし、どんな質の米なのか、確実なところはわからない」 そんな不安を解消するかのように、小泉農水相は29日、農水省主催の備蓄米試食会に参加した。令和6~3年産のそれぞれの米で作られたおにぎりを試食し、「どれを食べてもおいしい。それほど味などの違いを感じなかった」と語った。 ■これまでの放出米より古い 政府は3月と4月、計3回にわたり計約31万トン(令和6、5年産)の備蓄米を放出したが、その9割以上を全国農業協同組合連合会(JA全農)が落札した。だが、放出後も米の価格は下がらず、効果もわからず、批判が相次いだ。4回目となる今回は、随意契約で令和4、3年産の30万トンを放出する。つまり、以前よりも放出される米は古い。
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高いか安いかと言われたら、高い。 数年前なら店頭に並ばずブランド米で安価でした。このご時世背に腹はかえられないが、味は落ちて当然。そんな事より、通常米の改革を進めないとその場しのぎだし、農家から消費者まだの流通見直しが急務だと思う。
備蓄米も、現在のような保存状態であれば精米してすぐに食べればほとんど変わらないと思います。精米して時間がたてば多少は「古米臭」があるかもしれませんですね、これから先備蓄米の保存の研究がなされて「古米、古古米、古古古米」をおいしく食べられるかもしれませんですね。
古古古古米の流通によりお米をたくさん食べることができるようになれば、若い男女の体力と・・が徐々に回復し、少子化の歯止めにも大きく貢献してくれるかもしれない。 さらに、備蓄米で各家庭にお米のストックが増えれば、国民の精神的な余裕が生まれ、みんなが日々の仕事に集中でき、生産性もアップし、経済も活性化され、長期的にみれば国際競争力も高まっていくこと間違いなし。 古古古古米がもたらす経済効果は計り知れない。
子供の頃、2年落ちのお米が家に残っていたのを忘れており、お米を捨てる事なんか出来ないと数ヶ月かけて家族で我慢して食べ切った事がありました。 四季を通して自宅暗所に保管していましたが、夏の高音、梅雨と冬の高湿を越してきた為に品質、つまり味が悪化していました。 明らかに酸っぱい味でした。 ですので古いお米であれば備蓄米倉庫の様に温度と湿度管理の出来た冷蔵庫に入れて置けば酸っぱくなったりしにくいのではないでしょうか。
本来なら数か月後に新米が出れば、飼料米として払い下げるモノを備蓄米だからと言って、2000円で本来ならありえない高値で消費者がありがたく買っている異常事態を報道するべきだと思う。この原因を作った食料自給率の低下だの食料安全保障だのと国民を騙しながら米の減産政策を血税を使って行い、挙句の果てが、米の生産量も民間の備蓄量も正確に把握できず、米の供給量不足から米価格高騰を招き、その有効的な対策を一切しない農水省が最大の原因であり、根本的な問題解決には、この組織の解体廃止と新しい組織・人員での食料行政を行うことが必要だ。
根本的に問題が解決していないんだよね。 備蓄米を出して、味は兎も角、玉数はそこそこ出したがまだまだ不足している。 そもそも論なんだけど、何でコメが不足したのかの検証が何も成されていない。 今は備蓄米放出でなんとかなってるかもしれないけど、備蓄米が尽きたらどうするのか? なんで作況指数は平年並みで、本来は新米が余るほどある筈なのに、コメが不足しているのか? 不測の原因と対策がなされず、ただただ玉数がないから泥縄的に備蓄米から補充しただけでは、いずれコメがなくなる。 一体何が起きて、コメ不足になったのか、誰も言わないし、報じない、今の日本の状況に疑問を感じる。
お金に余裕が有れば、別に美味しい米を買いますよ。 お金に余裕の無い年金生活の私は、お米を食べられるだけでありがたいのですけどねぇ。 一食100円位の生うどんや蕎麦を見つけて買ったり、6枚一斤160円の食パンを三食にしたりと色々工夫しています。 この歳ですから、特に贅沢はしなくても良いので5キロ有れば1日2食食べても結構持つのでありがたい。 納豆や流行りのTKGにすれば美味しいでしょうし、おかずを一品増やせます。 でも、この後ですよね、また、頑張りましょうかね。
外国への輸出米にWTO違反ともとれる補助金を付けて過去に無い大量の国産米を輸出するように仕向けて、国内を米不足にした張本人は政府なんですけどね。 見事なマッチポンプで外国で激安で25年産のブランド米が売ってる値段とほぼ同額で自国民には古古古米を売ってるんだから腹立たしい限りですね。 そこまでして国民を苦しめてやりたい事って何でしょう? 国民を飢えさせて「主食のお米くらい外国米でも良いから安く買わせてほしい」と声を上げさせるのが目的でしょうね。 そして最終的に日本の米農家さんを壊滅させる事をいとわず米の関税撤廃する事と考えると全ての辻褄が合うのは偶然ではないと思います。 日本の米農家さんを守るためにも輸入米の関税撤廃は絶対防ぐべきと思います。
食えればなんでもいいや。 もう、静まれ!! 本来米は、人の食料。家畜の餌ではない。 家畜の飼料と思うなら、食わなければいい。 他を切り詰めて、高いお米食べればいいだろ。 ところで、なんか言ってる事がいろいろ変わるな。 昔から、米は研げば研ぐほど、美味しくなる。 と、聞いてきた。 新米は、あまり研がないほうがいいとは、聞く。 最近は、保存技術が良くなり。 古いお米も、新米と同じ程度の品質を保っていると言う事なのだろうか。
今、ウチじゃ古古古米を精米しながら食べてますよ。防災用として普通の物置に自家保管しているものだけどね。水分少なくなって、新米のような粘りが無いだけで、昔食べたタイ米よりはずっとうまいよ。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/d5c4816cb9540f03a0864968144d070b4bdd8901
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