1年以上にわたって兵庫県に混乱と分断をもたらしている“文書問題”。「メディアの敗北」とまで言われる事態はなぜ起きたのか。当時、NHK神戸放送局で報道の責任者を務めてきた小林和樹氏が、「表の報道」からだけではうかがうことができない、メディアの内幕や兵庫県の動きの全てを記録に残します。 長期連載「兵庫“メディアの敗北”の真相」、今週は、元県民局長の反論文などをきっかけに、斎藤知事に対しメディアがどう不信感を募らせていったのかを4回にわたって検証しています。3回目は事態の局面を一変させた読売新聞の記事についてです。 読売新聞の朝刊地域面に3段見出しの記事が載ったのは、4月16日だった。 見出しは「『贈答品』県幹部が返却 県職員「告発文」問題 加西の会社に」記事は、こう始まる。 「斎藤知事らに対する『告発文』を作成したとして西播磨県民局長だった男性職員（60）が解任された問題で、この文書で加西市の会社から知事に贈られたとされる『高級コーヒーメーカー』などが3月下旬、県幹部の手で同社に返却されていたことがわかった。県幹部も商品を返した事実を認めている」 記事では、2023年8月に起きた出来事の経緯について詳しく触れている。それによると斎藤知事が加西市の会社を視察で訪れた時に、会社側からコーヒーメーカーなどを贈呈する申し出があり、知事はその場で断ったものの、その後、同行していた産業労働部長から依頼があって会社はコーヒーメーカーなどを部長宛てに送った。そして、その商品は、元県民局長が「告発文書」を送った後に部長の手で返却されていたという。 産業労働部長は、取材に対し「知事が受け取るかも知れないと思い、自分の判断で依頼した。受け取りは秘書課を通じて再度断られた」「直ちに返却すべきだったが、失念していた。文書を把握して思い出した」と答え、商品は未開封のまま保管されていたという。記事では、県職員の規律に関する内規で「業務に関連する贈答品は、受け取らないこと」が定められていると指摘している。 この出来事は、元県民局長の文書には、どのように書かれていたのか。 「贈答品」に関する項目の中に、その記述がある。 「（知事は）周囲にマスコミがいるため、会社の幹部から贈呈されたコーヒーメーカーをその場では辞退。一方、産業労働部長に向かって『みんなが見ている場所で受け取れるはずないやろ。失礼な。ちゃんと秘書課に送るように言っておけ！』と指示。後日、無事にコーヒーメーカーをゲットしている」 読売新聞が掲載した記事と比べると、時期や場所、そしてその場では知事が辞退し、後日、県が入手したことなどが一致している。異なっているのは、それが知事の指示だったのか、産業労働部長の判断だったのかという点だ。 このケースで誰の指示だったかを詰めるのは難しい。2人の間でのやり取りであり、他に証言する人も公的な記録も残されないからだ。事実を知りえる2人の利害関係が一致していたり、片方がもう一方の支配下にあったりした場合には、口裏合わせが行われることもあり得る。 記事では産業労働部長の言い分を紹介しているが、事実はどうだったのか、記事を読んだ当時、疑いの余地は残ると考えていた。
コメント 10件
この件に限った話ではないですが、怪文書7項目のうち、事実認定されなかった6項目について、 5項目が県OBからの伝聞情報 4項目が産業労働部の案件 であることに留意すべきです。 元県民局長は少なくとも退職までの10年で産業労働部の部署で働いていたことはありません。コーヒーメーカーの件は産業労働部でも幹部クラスでしか知り得ない情報が含まれていることから、怪文書作成に際して産業労働部内の協力者がいた可能性が早い段階から指摘されています。
たかがコーヒーメーカーの扱いを巡ってメディアが大騒ぎしたのは一体何だったのかと思います。 一方、ネットでは当時のキーマンだった片山副知事が県庁内で起きていた改革派と井戸派との対立の真相について実名を上げて具体的に証言していますが、オールドメディアは片山元副知事の証言について全く裏取りしょうとしないで報道しない自由を行使しています。 コーヒーメーカーの扱いという些末な問題では大騒ぎし、県庁内での改革派と井戸派の対立という県政混乱の根幹には全く踏み込もうとしないオールドメディアが敗北するのは必然だと思います。
どちらが誤りというわけではなく、事実をどの立場で評価するかという問題であり、この記事を読まれている方も、それぞれの考えで判断していただきたい。 なんじゃこりゃ(笑) 事実は見方で変わるような事は無い産業労働部長が勝手に忖度したのであってオネダリが有った訳ではない。が答えで百条委員会の回答がおかしいと何故書かないのか？マスコミは真実を追求するのが正義ではないのか？それが出来ていないし、都合の悪い事は報道しない自由を使うから信用が無くなるのでは？知事の公選法違反疑惑も警察に行って途中経過報告しろよ。嫌疑不十分の結果出ていたら笑うわ
「コーヒーメーカーが県庁内にある」という1つの事実があって、それをどう扱うかで印象が全く変わってしまう。 百条委員会は過程は考慮せず事実だけを取り上げて判断している。 第三者委員会は事実は事実として認め、過程を考慮した上で判断している。 どちらがより正確な判断かは聞くまでもないが、事実さえそこにあれば言葉遊びをして何とでも理由をつけて印象をねじ曲げることができる。 というお手本を見せられてる感じかな。
この問題はどこにでもある4権力者にたいする周りの忖度やお土産に対し反斎藤派が強要したとすり替え転覆を図りオールドメディアが追従したという構図。 だがSNSメディアの発信によりその裏側を知ることになり、斎藤知事への見方が大きく変わることになり同時にオールドメディアの不信感に繋がった。 オールドメディアはその矛先をSNS発信者への誹謗中傷に向けたものの、時すでに遅し世論の多くは覆ることなくSNSの情報発信者に耳を傾ける結果になっている。 この様な現象においてはもうオールドメディアの情報発信性の信頼感は極めて失墜し、ご都合主義の公平性の欠けたメディアとしてしか見なくなった。 日本の世論にはまだまだ賢者が多数を占めているという事実をも示す結果ともなった。
テレビなどマスメディアや反斎藤知事派の議員や反斎藤知事派の人たちが、 必死に、 立花孝氏に対して「うそ・デマ」と批判し続けていたものが、 第三者委員会により「真実」であることが「証明」されましたね。 TBSの報道特集の大スターである丸尾牧議員も「公職選挙法違反容疑」で、 書類送検されてしまいました。 丸尾牧議員は「皆んなも、やってる」と証言。 反斎藤知事派の議員も「公職選挙法違反容疑」で書類送検されていきそうですね。
第三者委員会がこの様な「…と思われる」と言う可能性だけで事実認定するのはおかしいでしょ？推定無罪、確たる証拠が無ければ罰してはいけない、今回は刑事罰は無いものの影響は大きい、なのにこの様な表現で認定ありきの報告書は弁護士としての資質を疑う。
「（元県民局長の文書の）多くの記載が事実である。しかし、本件文書の趣旨、重要事項である～」 殆どが事実確認出来なかったのに「多くの記載が事実である」としている第三者委員会。 指摘されていることだが、西播磨で働いていた元県民局長が産業労働部内のことをどうやって知ったのか。産業労働部の原田に中傷文書を送っていたが元県民局長の意思だったのか。 告発文には事実ではない産業労働部絡みの話が複数あったが、名前は出さないが産業労働部の誰かの私怨に利用された可能性もある。
単に言えば民間には限度がある 露呈しただけ 力がないのに権力者には使用子が確実になかったと追及しなかったことを 逃げ回る言い訳の文字を並べるだけ 片や被害者には憶測で証拠もないことでもそれらしき言葉を並べ攻撃する 読売だけではない日本のメディアすべてがそれに当てはまる これで浮き彫りになることは 日本の司法が全然機能してないこと 民間が努力してもある程度まで行き届いてもそこから先は立ち入れない これが可能なのは司法だけ その権力を国民から移譲されている 働かなければならないのは警察検察だ 国民の生命財産を守る法の定義を実行しなければならない それをしない 日本に法と秩序がないこれも打開していく政治家が出てこないと未来ずっと権力側が法を自分のものにしやりたい放題 あきれるねえ これで法治国家と言われていると 日本はそう思っていることが
兵庫騒動ではマスメディアの恣意性が前面に出てる印象です。 たかだかコーヒーメーカーの扱いで読売新聞ほどの全国紙が紙面を割いてる事自体に違和感を覚える。こんな話そこら中にあるでしょう。 知事の言動ばかり追求して、県民局長を正義の人扱いだし、議会の魔女裁判的な動きは完全にスルー。なんか恣意的な圧力でもあるんじゃないですか？ 昨日も神戸新聞が県民局長のデータが漏洩したことを遺族に謝罪しないのかと詰め寄ったそうですが、漏洩されて名誉を棄損される情報を作ったのは県民局長本人なんですけど。 どこが社会の公器なんですか？この騒動の一番の敗者はマスメディアと言う事にいつまでも気が付かないのはある意味哀れです。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/9c3aa9be49c127984e1c05b89c83be8a6bd2135a
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