小泉進次郎農相は23日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演し、現在のコメの流通のあり方について「他の食材などと比べ、複雑怪奇だという話が結構ある」と指摘した。 番組レギュラーコメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏との議論の中で、言及した。 玉川氏は「今までの農政はどうしても農家を守るという名目で生産を少なくして価格を高くした。結果として消費者が高いお米を買って、でも結果として農家はどんどん減って、高齢化も進んでいるという、望まない結果になっている」と指摘。「日本で守らないといけないのはコメの生産。農政をどう転換して守っていきますか」と問うた。 これに対し、進次郎は「玉川さんがおっしゃった通りで、今、コメ農家さんは高齢化が進んでいて、従事者の平均年齢は69歳で深刻な状況。若い方が意欲を持って取り組むためには、大区画化、大規模化、集約化、新しい先進的な機械やデジタル化のツールも使いながら、少ない人数でも効率的に農業が営める基盤整備も必要」と主張した。 その上で、現在のコメの流通に言及。「なぜこれだけコメが流れていかないか。コメの流通というものを、特に小売りのみなさんも含め、売る側のみなさんの話も聞いてみると、ほかの食材などと比べて、コメの流通は複雑怪奇だという話が結構ある」と指摘。「これが一体、何を意味しているのか」と、思わせぶりに指摘した。 現在、政府備蓄米についてこれまでの一般競争入札から、任意の業者による随意契約に改める方向で調整しており「まずは備蓄米の価格を随意契約で下げることで、これ以上のコメ離れを防ぐ。農家のみなさんが国産米も含めてこれ以上離れないようにすることをやった上で、抜本的には、流通のあり方もチェックした上で、コメ政策の抜本改革も実現していきたい」と、訴えた。番組では、今後、政府備蓄米の店頭価格について、5キロ当たり2000円台を目指す考えを示した。
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入札で買取価格より高い値段で備蓄米を売ってる時点で 値下げに期待はできない こんな簡単なことが予想できないのだろうか? 非常事態で備蓄米を放出するんだから 店頭での価格をある程度は決めてもいいと思うし 買取価格より高い値段で売るべきではないと思う
これまで備蓄米放出の際に入札にて過度に儲けた金も使って、今後は安く流通させるべきと思います。 流通においては、中間業者が値段を暴利に上げている可能性もあるので、流通業者の適正な数、適正な価格となるよう監理して欲しいです。特にトレーサビリティシステムの構築を急いだ方が良いように思います。 悪徳な業者においては、厳しい罰則を与えられるよう法的にも整備が必要ではないでしょうか。
昨年は安い米だと10kg4000円以下で買えた。5kg 3000円台でも、今までと比較しても十分高い。米を輸出しているのでもなく、人口は減り消費も減っており、尚且つ米農家の収入も増えていないことを見れば、倍以上に高騰した米価格の利益を「誰か」が中抜きしている。この「誰か」にメスを入れなければ問題の解決にはならない。「誰か」にスポットを当てたくない、なんらかの力を感じます。
以前の価格が適正かどうかは別にして流通には問題があるように感じる。どこかで暴利を得ようとしている、得ているところがあるのでは?米の価格を上げようと目論んだところ想定以上に高騰して大問題に。そして不明瞭な流通が明かになり、適正な利益以上に大儲けしようとした業者にとってブーメランとなるように期待したい。5kg¥2,000台を実現するなら、最初は「好きなだけ買ってくれ」となるぐらいの量を市場投入する必要がある。そうでなければ、最初に買えなかった消費者が次の販売時に殺到、新たに購入しようとする消費者も加わり、いつまでたってもこの問題は収束しないと思います。高額な在庫を抱えてしまった小売業者には国が補てんしてあげよう。米不足と言われているのに値上がり待ちで大量の在庫を抱えている中間業者がいたのであれば、社名と在庫量を明らかにした上で、在庫補てんをする…ぐらいの脅しは必要かと。 素人の独り言でした
米作農業の大規模化は必須、大潟村の様な規模が 他県の米作にも必要だろう。 廃業や離農で休耕田と化した田圃をまとめ圃場整備をした上で大型化を図る。 流通面も全農任せを改め産地と消費者をなるべく中抜きで結ぶ様な工夫が必要だろう。その為には 古い農水族は邪魔、販売網一つとっても改革は出来ていない、農業者独自のネット販売組織の立ち上げや大手ネット網を使った販売等多様な販路確保で生産者、消費者をウインウインの関係に出来る施策を望みたい。
米作りは食料の安全保障ばかりでなく、米を作る水田は環境保全や治水の役割も果たしている。米の流通という点ばかりでなく総合的に見なければならない。米作りが難しいのは経済だけでなく他方面の役割があるからである。
いろいろ意見はあるかと思いますが、輸入米含めて平均して5キロ2000円前後でOKです。 国産米はブランド米なら今くらいでも十分で無理に下げるのは失礼かと思いますが、ごく普通の国産米100%なら生産者と折り合える範囲で3000円台の程よいところで。引き換えに訳のわからないブレンド米は無くなって欲しい。 後、個人的にはきちんとした無農薬の玄米がもっと流通して欲しい。
日本人は大半が主食である米作りから離れ、ただ安くて美味しい米が食べたいだけで、米農家の苦労や、山林や里山保全の必要性などどわかろうとする気持ちもない。 輸入米も安ければ簡単に受け入れ、市場原理とか言って、食料自給や安全保障、国土保全などは気にしない。 自分の生活に直接影響が感じられないなら、自分がきれいで心地良い暮らしができれば、国や農業なんて他人事。 敢えて厳しく言わせてもらいました。
シンプルだったものを一部自由化したから複雑になったんでしょう。 コメがあれば安心して暮らせる、それが今回のことで国民はわかったはず。この方や自民が狙っている完全自由化はダメ、ある程度は高くなってもコメは規制が必要だってこと。それを説明するのが国会議員の仕事であり、本来の政策。3000円にします、は国会議員の仕事ではない。 輸入は論外、最後の砦コメの供給を海外に任せてどうするの。国力の最大の低下になるよ。
複雑怪奇じゃなくてブラックボックスなだけだと思う 国が生産をコントロールして農協が幅を利かせてるから 他の人の目や手が入ってこなかったということ これを機に自由な売買が多くなれば 農家も消費者も選択の幅が増えると思う
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/0ef836c7ef7c4995a69ed9dbf42a113f4dc61b79
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