国内に約22万人いるとされる狩猟免許所持者。一方で、免許を取得したものの、狩猟者登録をしない「ペーパーハンター」の割合が増えている。なぜなのか。自治体や猟友会がそれに対して、どのように対応しようとしているのか実情を探った。 狩猟免許を取っただけでは猟はできない。猟期前に、猟をする都道府県に狩猟者登録の手続きをする必要があるからだ。記者は昨年わな猟免許を取ったが「登録後のイメージが湧かない」「猟友会に知人がいない」などを理由に狩猟者登録をしなかった。きっと記者のような状況の人が、多くいるのではないかと想像しながら、東京都猟友会のホームページで見つけた初心者講習会に参加してみた。 参加したのは都猟友会が主催、都環境局が協賛する初心者向けの狩猟講習会。5月中旬に千葉県印西市の成田射撃場で開かれた。開催は今回4回目で、まだ新しい取り組みだ。受講者20人のうち免許取得者は半分で、ほとんどがペーパーハンターだ。 プログラムは、①ジビエハンター基礎研修②狩猟ガイダンス③射撃模擬体験④くくりわな仕掛け実演──の四つだ。座学、体験、質問の時間がバランスよく組まれている。参加者の一人は「昨年、銃とわなの免許を取ったが、その後の動き方が分からないので参加した」と言う。どうやら免許取得後と狩猟者登録後の動き方が分からずイメージできない点に、登録割合が伸びない理由があるようだ。 都猟友会の八尾明会長に狩猟者登録の割合が低い理由について聞くと、「狩猟者登録後、どこで何ができるのか分からないからだろう」と答えた。八尾会長は、都内に気軽に狩猟のノウハウを教わるような十分な環境が整備されていない現状に歯がゆさを覚えるという。今回のような狩猟未経験者を対象にした講習や、ベテランと猟場へ同行し、狩猟の様子を見学できる環境を今後整備、案内できれば「本気で取り組む人を登録まで導くことができるのではないか」と考えている。 仮に猟友会に頼らず、自力で狩猟者登録をして現場に出た場合、猟場の縄張りや解体作業に関するマナー、ルールを無自覚に逸脱してしまい、トラブルや事故に発展する可能性がある。そうならないよう、経験豊かな先輩からの指導は不可欠だ。八尾会長は、真剣に狩猟に興味を持っている人に対して、きめ細かい指導や案内ができる研修の機会や施設の必要性を訴える。
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昨年罠猟の免許を取得しました。自治体の補助を受け、講習会や試験の費用も全て戻って来たため実質無料でした。役所に行って担当者に会い「サラリーマンなので個人として積極的には活動できないが、猟友会や害獣駆除の活動に少しでも協力できれば」と事前に説明し、無事試験にも合格したものの、その後は合格証が送られてきただけで完全になしのつぶて。結局のところ、銃も扱えて、農家や自由業のようなある程度時間に融通の利く人間でなければ相手にもしないんだな、と理解しました。定年後、時間に余裕ができたら改めて再チャレンジしようと思います。それまで体力とモチベーションが続けば、の話ですけど。
田畑を荒らされるので昨年罠の免許を取得し、冬の狩猟シーズン見よう見まねで数頭のニホンジカを仕留めました。4月から害獣駆除の登録をし引き続き狩猟をしていますが、働きながらだと朝の見回りだけでもかなり負担で、さらに全然捕れないのでモチベーションの維持が大変です。ダニにも数か所嚙まれました。真夏になったらさらに厳しくなると思います。 最初の止め刺しの精神的ダメージもありますし、軽い気持ちではなかなか続かないでしょうね。
自衛官経験があり、猟師をやっている友人もいるため、私も狩猟に一時興味はありました。ですが、1番の不安要素は銃の保管で、それが自分には難しいと思い辞めました。ガンロッカーを設置する場所の問題とか、まだ小さい子供が居る事。あと、「あれ?家の鍵、閉めた気がするけど本当に閉めたっけ?」と、なんか心配性な性格(忘れっぽいのもあるけど)で、多分、銃なんて家にあったら心配過ぎて気疲れしちゃいそうで。 私は猟師じゃないので次の案の賛否はわかりませんが、もし、警察署に保管庫及び銃整備スペースがあれば、銃保管の負担軽減や、悪用防止にも繋がるんじゃないかって思ったことはあります。全員が預けるのではなく、預けたい人は預けられるような、そんな仕組み。
調べたら簡単にわかることではあります。自分も罠免許を取って登録をして近所の山の人に「この山で猟をしていいか」と声かけて罠を仕掛けて猟をしてました。むしろ一度猟をしてその大変さに嫌になってペーパー化する方が多いのではないでしょうか。山まで行って(地域によってはその辺の田んぼとかで仕掛けるでしょうが)仕掛けて、掛かってるかどうか確認にちょいちょい山まで行って、掛かってればナイフで止め刺ししてその鹿か猪を運んで、解体して、道具を手入れして・・と1匹取っただけで大変です
現役で狩猟と射撃をしている者です、もちろん仕事もしていますが・・狩猟免許事態は取得するのは意外と簡単です、地区の講習会に参加し、狩猟試験を受ければまず受かります・・罠猟なら手っ取り早くするには、地区の猟友会の入ってベテランか気の合いそうな方に教えを乞うのが良いでしょう‥しかし、猟をやってる方は、意外と偏屈ですよ、まして自分の穴場を教えてくれるか難しいです、兎に角罠猟では、獣道の見つけ方と、罠の設置場所の特定に係ります・あとは設置場所の地主さんとの交渉もいりますね、県有隣や国有林は、所管の事務所の許可が必要です、銃猟については、簡単に銃の所持許可は下りません。所持申請を所轄の警察に出すまでに(受理してもらう迄)ああでもない、こうでもないです・そして受理してからは、徹底的に身辺調査と思想調査がされます、職場、友人、親族、近隣の方への聞き取りが有る程度秘密裏にされます。
サラリーマンでハンターは、よほど休みと自由が利く職業でないと無理だと思います。 週一休みで子供などがいると、貴重な休みを家族ではなく狩猟に振り向けるのは、奥さんと子供の理解はなかなか得られないでしょう。 あと、狩猟で疲れて翌日からの仕事に支障もあることも考えないといけません。 まあ、狩猟に限らずゴルフもフィッシングも雪山スポーツも同じですけどね。 あとこれらは、まり切ると中毒になるので、そちらの注意も必要です。
私が住む地域も獣害(鹿)にかなり苦しんでいます。私も狩猟免許の取得を考えていますが、まず無理だなと思ってしまいます。狩猟免許を取ったところで好き勝手に猟場に入ることは出来なさそうということ、サラリーマンの趣味という枠では収まらなさそうなところ(金銭的、体力的、時間的)。まず一番のハードルは猟友会に入る必要があるということで猟友会って何?からして謎、怖い方々に色々文句言われるんだろうな・・・、教えを請わないといけないんだろうな・・・など、まずそこで面倒くさい、と考えてしまう。ゴルフとかボーリングみたいに気の合う仲間と狩猟に行ったり、そのあと解体して食べたり・・・のようなアウトドア的感覚で出来ないものなのか・・・?キャンプ場が沢山あるのだから、解体場なども出来ないものなのか・・・?危険が伴うので難しいのか・・・?
コロナ禍の時期に狩猟免許を取得しました。 猟友会に知り合いもいない為、某企業様の泊まり込みの狩猟セミナーに参加したりして、自分なりにテキストでは学べない現場(現状)を体験しました。 このセミナーでは、親切丁寧なご指導をいただき大変感謝、感動し志をあらたに翌年、地元の猟友会に問い合わせをして、初心者ですが、先輩方よりご指導いただけませんか? とのお願いをしてみましたが「みんな自分の猟があるから難しいかな?」と言われ… 今は同県の自分の居住区以外の猟師さんのお手伝いのみで、猟友会には入ってません。 初心者にはマッチング大切です。 それと、猟友会の年会費も高額なので初心者にはハードル高いと感じました。
猟友会の会長も務めた私だから言える見として、その実績は24歳の時から65歳の時まで40年間やってきましたが、有害鳥獣駆除と資料=スポーツハンティング、これを全く別物として扱ってもらいたいものです。スポーツハンティングまたは狩猟の場合は金品を伴わない=鳥獣保護と資料に関する法律を守り、野生動物の保護とバランスを形付けてきたのが狩猟狩猟︎補助金や報奨金さらに個人的な思考にもなると思いますが銃を取得できるという方々が多いと思います。または害獣害虫防除を職業とするとした場合、優位なる、=これは別格です。まぁペーパーでも構いません。長くそして信念に基づき、安全に楽しく狩猟ができる人を要請して行くのが本来のライセンスだと私は思います。 まぁ文章ですが、上手に表現ができない部分がありましたらご了承願います。
自動車運転免許と同じ様に、実際、狩猟をやるには資金力が必要、決して安い趣味ではない それに銃の所有も車以上に面倒(管理面) それに猟するにも狩猟者登録、猟友会入会とか、免許を取り、銃(弾も)を買い、狩猟解禁ですぐ猟が出来ないのが難点 さらに、依頼を受けて害獣駆除に駆り出され市街地で撃ったと逮捕されるとか理不尽な事も(そして猟銃を使った犯罪が起きたら先ずは疑われるかと…知らんけど) 狙う物にもよるが今のところ スリングショット(ライフル)が規制外の模様 令和4年にボウガンのハードルは上がった模様 そして弓矢での狩猟も禁止と でも(威力によるが)スリングショットはまだ規制外らしいので
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/fd3503caa22cd723393b3f1d1d90290c78404503
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