第2回【中国資本の高級リゾートが経営破綻で「ニセコバブル崩壊」報道…専門家は「鬼怒川温泉の教訓」を指摘】からの続き──。XなどのSNSでは外国人観光客に対する攻撃的な投稿が非常に目立つ。外国人排斥、外国人差別と言っても決して過言ではない内容だ。(全3回の第3回) *** そのまま原文を引用するのは問題があるため、投稿の内容を和らげ、要約する形で一部をご紹介しよう。 「外国語による案内表示や、店員の外国語対応などは外国人観光客に対する過剰な配慮と見なすべきだ。来日前に日本語や日本の文化について学ばなかった外国人観光客は日本に来ないでほしい」 「ビジネスホテルの朝食バイキングで、外国人観光客は後片付けをまったくせず、椅子やテーブルもぐちゃぐちゃにして退席。あまりのマナーの悪さにホテルのスタッフも怒っていた。街中でも外国人観光客はゴミを散らかすし、整列乗車せずに電車に割り込む。日本は日本人のための国家であり、外国人観光客を受け入れる必要などない」 「外国人観光客で利益を得るのは観光業者だけだ。圧倒的多数の市民はマナー無視の外国人観光客に日常生活を脅かされている。日本は産業立国であり、経済発展を観光に頼る必要など全くない。無礼な外国人観光客は出て行ってほしい」 なぜ、これほどまでに日本人は外国人観光客を嫌うのか。その問題を考えるには、やはりオーバーツーリズムの問題は避けて通れない。 オーバーツーリズムに詳しい立教大学観光学部観光学科の西川亮准教授は「オーバーツーリズムは比較的、新しい概念だということには注意が必要でしょう」と指摘する。 「そもそも人間が観光を楽しむようになったのは、産業革命で交通網が整備された18世紀からです。観光自体が近代以降の歴史しか持ちませんし、20世紀の先進国に生まれ育った国民であっても、海外旅行に行けるのはごく一握りの特権的な人々だけでした。オーバーツーリズムが世界的な課題となったのは2010年代の後半からで、世界的に中産階級が増加したことやLCC(格安航空会社)が発達したことなどと密接な関係があります」 日本の場合、まず2015年に大きな変化が起きた。この年の2月、大型連休である春節休暇を利用し、多くの中国人観光客が来日した。彼らは高級ブランド品、電化製品、文房具といった日用品など多岐にわたる商品を大量購入。注目を集めて「爆買い」という流行語が誕生した。 本来なら、2015年が日本人にとっての「オーバーツーリズム元年」になって不思議はなかったのだが、そこにコロナ禍が大きな影響を与えた。 「2019年12月に始まる新型コロナウィルス感染症の拡大により、世界は観光どころではなくなりました。コロナ禍が沈静化し、日本を訪れる外国人観光客が復活したのは一昨年のことです。そして、昨年にはコロナ禍前の2019年を超える外国人観光客が日本を訪れました。その背景には、円安基調の影響も無視できません。率直に言って、『日本を訪れたかった』という外国人観光客だけでなく、『安いから来た』という観光客も増え、これがマナーの低下を招いた可能性があります。外国人観光客に対する攻撃的な投稿がネット上で目立つのは、日本が本格的に外国人観光客を受け入れるということ自体がまだ入り口に立っているに過ぎないという点も大きいでしょう。日本は昭和の時代から長年、日本人観光客を相手にした観光振興を続けてきましたから」(同・西川准教授)
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バブルの頃大学生だったので、海外旅行は行きやすかったです。いままで30カ国くらい行きました。 日本にこれからも外国人を呼ぼうと思うなら、ルールを明確にすることご大事だと思います。わかりやすい言葉やイラストで伝え、破られたら罰金を帰国されても取り立てる。払わなかったら二度と旅行はさせないくらいの気持ちで。 日本のマナーや空気感は日本独自のもので、察して〜は通じません。丁重に明確に堂々と、が大切だと思います。
観光客が多いフランスでも、地下鉄ですら英語の看板はないし、そこまで外国人にフレンドリーではない。別に外国人に忖度する必要はないし、フランス人の様に何聞かれても、自国語で返せば良い。 あと検疫はしっかりやって欲しい。どうも外国人観光客が増加してから、感染症が格段に増えている。百日咳で亡くなる子供が出るなど、混雑どうこうじゃない人的被害が出ている。
別の視点から一言。 都合の良い日本人かな。そもそも、外国観光客は円安の恩恵を受けた裕福な人たちだけでない。バックパッカーと言われる、安い費用で海外の文化に親しみ、人々との交流を楽しむ若者も結構多い。彼らには安い料金で日本旅行を楽しんでもらいたい。 なお、実際に日本に来る外国人のほとんどは親日家になるという。日本のソフトパワーにも貢献してくれる。
日本人が海外観光する必要は大きく減っている。まず治安と衛生面で海外は非常に問題があるので、日本人には危険すぎる また日本の美食は世界有数で、世界の名店が集まっているので、わざわざ飛行機に乗る必然性は低下した。 歴史的建造物などは美しいデジタル映像でいつでも見れる。 こう考えると、治安、犯罪、衛生面というデメリットを上回る海外のメリットを、感じにくくなったと言える。 海外情報が瞬時に見られるAI時代には、更にこの傾向は強くなるでしょうね
海外旅行を経験しているが、海外は観光名所はともかく サービスの悪さとご飯が不味い。ニューヨークにいった時なんて イエローキャブのあんちゃんに怒鳴られ、どちらが客か分からなかった。 時差ボケも苦手だし、もう行きたいと思わない。 文化の違いは学ぶ価値があるが、長期間の休みもとれず とれたとしても優先的に介護やつかれの癒しに使うのだから 現状でいくメリットが少ない。
先ず最大のトラブルメーカーである中国からの観光客に的を絞ってオーバーツーリズム対策を講じたらいいと思う。彼らが引き起こす事件や事故を少なくするだけで全然違うはず。かなり効果が上がると思う。そのうえで他の国々から来る観光客への対応も考える。
そもそもこの外国人観光客を大量に呼び込む流れを作ったのは長期政権であった安倍政権であってその頃から海外の観光地でもオーバーツーリズム的な問題は取り沙汰されていた。 にも関わらずなんの対策もしないで現在まで来てしまったのは完全にアベノミクスとともに安倍政権の失策であったと言う他ない。 今から様々な対策をしているが本当はもっと早くに手を打てたはずなのに後手後手にしたのは他ならぬ過去の自民党だと思う。 さらに言えばインバウンドで儲けてるのはごく一部の人たちだけで観光被害を受けてる多くの人たちにその利益が還元されてない事も非常に問題だ。 利益も受けられないでただ被害だけ受けてたら腹が立つのは当然のこと、本当に無策だったなと生きていたなら安倍氏は今の現状に何と言い訳していたことやら…。
マスコミの円安だから訪日客が多いだけだと日本ネガキャン記事が多いが円高はあまり関係ない。コロナ前は110円と円高でも3200万人も来ていた。若者人口は昔の半分しかいないし今はネット観光できるから出国者は減るだろう ▼訪日外国人数 2019年 3188万人 110円前後 ・ 2023年 2577万人 140円前後 2024年 3687万人 150円前後 日本のブランド力が高く1位だ。安倍政権のクールジャパンプロジェクトにより伝統遺産や和食など日本文化が広がりさらに上がったと言える。 ●国家ブランドランキング(国家ブランド指数)(NBI) 1位 日本 2位 ドイツ 3位 カナダ 4位 英国 5位 イタリア 6位 米国 7位 スイス 8位 フランス 9位 オーストラリア 10位 スウェーデン ・ 24位 韓国
学生の海外離れまで出して、オーバーツーリズムの原因を探ろうとしていますが、なぜそこまでして「日本側に問題があるのでは」と反省しなきゃいけないの? 治安と清潔は世界トップクラス。水もオシボリもトイレもタダでチップ不要。せめて高額観光税取りましょう。もう入国制限するしかない、この教授は、日本人の声をもっと聞くべきでは?
そもそもコロナ禍前の日本人の海外旅行は買い物メインでしょう。 今円高で海外で安い買い物が出来なくなり、コロナで海外の実態が見えて、衛生的で快適な観光を求める日本人が国内を選ぶのは当然では。 何度か海外旅行に行ったことはありますし文化の違いを楽しみましたが、自分みたいなのは少数派のようで有名な文化施設の名前を出して自分より海外旅行経験豊富な方に説明したら、知らないと言われ、そんなもんかと思いました。 あと ジャパナイズされたところじゃないとお腹壊しがち。不衛生 とか 味が悪い 以前に油が多すぎて日本人には辛いようで。 まず 欧米は自国の治安を守り ゴミがないようにするのが大事では。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/32eb0b05cd279f15a2b3c5ed49eab815a55e79fa
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