明治天皇の玄孫（やしゃご）で作家の竹田恒泰氏（49）が26日配信のABEMA「Abema Prime」に出演。読売新聞の「提言記事」により議論となった女性・女系天皇について、私見を示した。 番組では、同紙が15日に掲載した「提言」のウェブ記事で議論が起きていることを特集。同紙は「皇統の存続を最優先に」「象徴天皇制維持すべき」「女性宮家の創設を」「夫・子も皇族に」の4点を柱にし、女性天皇、さらに女系天皇を将来的に「可能性を排除することなく」検討すべき、としている。 竹田氏は、秋篠宮家の長男悠仁さま（18）が誕生したことで議論が変化したことを回想し「男の子が生まれる前に皇室典範を変えてしまったら、その男の子は法的にも歴史的にも正当な後継者になるはずなのに、その子を差し置いて、別の女性皇族が天皇になる、そんなことはあってはいけない、ということで議論が止まりました」と説明。「女系天皇を進めるなんては話は封印して、それを語る正義はなくなった。悠仁親王殿下まで皇位は決まっている」とした上で、皇族減少自体については国会でも議論されているとした。 起業家の安部敏樹氏は「母校が皇族がいっぱいる学校だったので、皇族の皆さんと仲良くしている人もいる。議論がぐらついている状況は、いろんな観点で、皇族の皆さんに人権侵害に近いようなプレッシャーがあるような状況で、激しい議論をすることも心が痛む」と前置きした上で、竹田氏に質問。悠仁さまについて「確率は低いですけれど、ずっと長くご健在にされればいいですが、そうじゃない可能性も、人間ですからある。とした時に、今の時点から女性・女系天皇の議論すること自体もタブー視される理由は何ですか」と聞いた。 竹田氏はこれに対し「まず、女系天皇なるものは全く先例がない。であれば、先例のある形で何かできないか、ということは議論されていて、国会で議論されているのは2つある。女性皇族が結婚後も皇室の地位残る、もう一つは、旧皇族から養子を取ることによって今ある宮家を残す。2番目のものは、歴史的にそうやってきた」と説明。過去に複数回、断絶の危機を乗り越えたことも紹介した。 竹田氏はさらに、女系天皇誕生による悪影響も危惧。「もし男系の血筋を引かない者が天皇になった時に、認める人と認めない人に分かれちゃうんですよ。例えば、現在の天皇陛下が『天皇であることをおかしい』なんて言う人はいない。ところが、正統性が危ぶまれると、『オレはこんなの天皇として認めない』という人が一定数出てきちゃう。そうすると憲法第1条に『日本国の象徴、日本国民統合の象徴』って書いてあるのに、何割もの人が『こんなもの天皇じゃない』と言い始めたら、それは問題じゃないか」と提示した。 その上で「だから歴史にのっとった形に皇位継承できるように、今の皇室典範を微修正する。一般の人は養子取れるけど皇族は取れないから、旧宮家の男系男子に限って取れるようにしたらどうか、と。歴史的にそういうことを繰り返してきたので、それであれば、法的にも歴史的も、正統性の揺らがない天皇が確保できる」と私案を披露。「それをやろうとしている時に『そんなものムリだ』『どうせ途切れる』とか言って女系でいい、というのは、『一生懸命に患者さんを治そうとしているのに、どうせ死ぬのだから殺せ』みたいな話に聞こえる」と語った。
コメント 10件
私は国民が天皇陛下を認める認めないと言うことにも違和感を感じてしまいますので、国民投票で決めるべきとか言う意見には絶対に反対です。 日本の文化は皇室の文化であって、多数決というシステムはそぐわないと思います。日本人がこれまで長い年月大事にしてきた価値観を大切にしたいと思います。 その上でこれまでのやり方から大きく逸脱しない改正でいつまでも皇室が日本人の心の拠り所であっていただきたいと思います。
認める人と認めない人に分かれるのは、旧宮家の養子も同じ。 男系男子が途絶えた場合には、一旦、女性皇族が天皇に即位、その後は、その長子が皇位継承することになっても、多くの国民にとって何の違和感もないと思う。英国の例もあることを考えれば、男系にこだわっている一部の人だけが女系を認めない言い続けるだけだと思う。 なお、天皇は憲法に規定されているとおり、多くの国の意思決定を完成させる役割を負っており、国政上不可欠な存在であって、伝統だけの問題ではないことを認識すべき。
女系を認めると、先頃誕生したとされるKK夫妻の子供も、下手すると皇位継承者になりかねない。一度皇籍を離れたらそれは無いだろうと思いたいが、今NYにいる二人は表向き一般人の顔をして皇室特権をしっかり享受している。本当に悩ましい。皇籍を離れたら復帰は認めないとか、何かしらの方策が必要だ。でないと逆に皇族数が際限なく増えるしね。
女性女系天皇を認めないとしたら、男系男子で皇位継承されて来た事は証明出来るのでしょうか。 時代によって天皇の置かれた役割も変わってきて今は統合の象徴なのだから多数の人が女性天皇を認めているのに男性だからと言う理由で皇位継承をしてもお立場を全うすることは出来ないのではないでしょうか。 信頼の厚い今上陛下の直系長子の方が皇位継承出来る様にルールの見直しをお願いいたします。
竹田氏は(敢えて)女系天皇を認めるかどうかの議論で収めたいのだろうが、男系男子の天皇に固執することの方がより「国民の分裂」を招くという、構造上の問題を抱えていることをスルーしている。少なくとも「男系女性天皇」はこれまでもあった訳で。 早い話、愛子内親王が即位できるよう皇室典範を改正することに、躊躇すべきではないと思う。
一言、今上天皇が 自分の意見 を言えばいいと思う。 政治的な発言はできないとしても、自分の家のことだもの 希望くらい言ったっていいじゃない。 その上で「娘の愛子に継がせたい」と願っているのか、皇室典範の通り「次は弟若しくは甥の悠仁に」と願っているのか。 今のままでは悠仁様が即位しても愛子様が即位しても「認めない」人たちの対立が激しすぎるのではないだろうか？ どちらが天皇になるとしても、即位したあとは新天皇へのバッシングはあって欲しくないし、国民が二つに割れるようなことはあってはならない。
この記事内容だけ見ると、逆も当然有りますよね。世論は現在の皇位継承に関して7割りが不安を感じ悠仁親王では日本の象徴に相応しく無いと感じているから、今上陛下御一家の直系長子継承を唱えてますよね。ましてや、一般人として変わらない旧宮家養子の子供にも皇位継承順位が付くなんて日本の象徴としての信頼も不明なまま国民の理解は得られないと思います。今上陛下御一家が質素倹約で誠実にこれまで築いて来た王室との信頼度や国民に寄り添って来た御人柄を世襲でご両親の背中を見て来た敬宮殿下が女性だけの理由で継承出来ない事は、国民として男系女系を通り越してその人格が1番次代の天皇に相応しいと女性天皇女系天皇賛成9割りとの国民の総意は大きい。男系女系とか求めて無く、今上陛下御一家の直系長子、敬宮殿下の立太子を望み世襲とする事を国民は切に望んでいます。
日本はイギリスのようには行かないのかな。イギリスはエリザベス女王が亡くなったら皇太子が王座につかれた。 日本も男系がなくなったら女系の愛子様でよいように思うが…。 そのことを認める認めない人がいると竹田氏は言うが明記すればよいこと。今だって天皇制自体を認めないと言う人もいるのでは…。 今の制度は直系の現天皇陛下・皇后陛下そして愛子さまが可哀想に感じる。
男系男子を継ぐとなると妾を抱えて子沢山にならんと不可能です。 現代の価値観で妾がダメならば現代の価値観に合った天皇家の形に変わるしか無いというのが女系天皇容認派。 皇統を継ぐのが男系のみとするならば現代の価値観を無視して男子が産まれるまで子を作り続け無ければならないのでどちらが天皇陛下にご負担かよくよく考えて発言すべき。
歴史では、8人の女性天皇が存在した。武田くんの言う歴史は、明治以降ではないか。また、お家騒動の元凶は、男子誕生に多く見られた。武田かのような、影響力のある人は、中立の立場で意見を述べてもらいたい。国際的にも、男子へのこだわりを変え始めた。諸外国を真似る必要はないが、社会状況から考えると、ジェンダーの関係は一義的ではない。口頭の血筋から考えれば、皇統長子の問題はないし、悠仁君に、将来男子誕生がなければ、同じ状況になる。また、無理に、後続数を増やす必要はない。公務を厳選すれば現状で済まないだろうか。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/765e290e27aaa453d3f69ba579b7f0b3bd17749b
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