人生の選択は多様化し、「結婚しない」という生き方を選ぶ人も増えています。特にミドル・シニア世代の未婚率は年々上昇し、いまや男性の約3割、女性の約2割が生涯未婚となる時代。自由な生き方を選ぶ一方で、彼らが抱えるのは本当に「自由」だけなのでしょうか? 本記事では、宮島忠文氏・小島明子氏の著書『定年がなくなる時代のシニア雇用の設計図』(日経BP 日本経済新聞)より、データが示す未婚ミドル・シニアの実態を紐解いていきます。 多様化する価値観のなかで そもそも結婚をしない人が増えています。国立社会保障・人口問題研究所によれば、2020(令和2)年の「50歳時の未婚率」は男性が28.3%、女性が17.8%で、年々増加する傾向が見られます。今後も結婚を希望する人が増えなければ、ミドル・シニアの未婚者はさらに増え、単身世帯が増えることが予想されます。 日本総合研究所の調査のなかで、ミドル・シニア未婚者に対して、若い頃、結婚や子どもを持つことへの希望を持っていたかを尋ねたところ、全体としては「結婚もしたくなく、子どももほしくなかった」(33.2%)が最も多く、「どちらともいえない」(29.1%)、「結婚をして子どもを持ちたかった」(28.2%)と続いています。結婚や子どもを持つことを希望していた人と希望していなかった人、どちらともいえない人が、それぞれおおよそ3分の1ずつ存在している状況です。 これまで結婚をしなかった理由を尋ねたところ、全体としては、「結婚したいと思える相手に出会えなかった」(42.8%)が最も多く、「1人の生活が好きだった」(25.3%)、「自分のための自由な時間がほしかった」(17.5%)と続いており、男女別で見てもこの傾向は変わりません。 ただし、住まい別に比べてみると、「1人の生活が好きだった」という回答は、(東京圏以外の)他地域在住が約2割程度であるのに対して、東京圏在住は約3割とやや多くなっています。結婚していない理由としては「よい出会いがなかった」という回答が多いものの、東京圏を中心に、1人の生活や自由な時間への優先度が高いがゆえに、結婚をしなかった人も少なくないことが分かります。 自由意見のなかでも、結婚に対して、「少子化の問題があり、結婚しないといけない風潮が昔からあるが、個人の自由や希望がそれぞれ違うため、独身であることを社会的に認めてほしい」「個人の自由意志に任せるのが一番だと思う」など、価値観の多様性を認めてほしい、押し付けないでほしいといった意見が多く寄せられています。個人の価値観が多様化している現在、社会としての寛容さを求めている人は少なくありません。
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自身の性別は伏せますが、離/死別したときのことを考えて相手の収入が過半を占めるようなことは避けたいと思いました。そのことを踏まえて自身の状況を見つめると、いつリストラされてもおかしくないようなポジションだったため自信が持てませんでした。ただし、両親はそうなっても問題の無いお相手を紹介してくれましたが、自身の自信のなさが態度にも出るようで、見透かされてしまったような気がしました。 現在の状況としては、一人で生活していくつもりです。いわゆる危急存亡の秋には駆けつけてくれる「友人」はいないのですが、将来は公共団体の地域包括センターにお世話になるつもりです。
30代、40代の頃の方が周りの皆は子育て、家族孝行に必死で疎外感を感じたかもしれないが、50代ともなると夫婦といっても家に居ると邪魔者扱いされる人も多く、それならいっそお一人様の方が気楽でいいかもしれない。 ご飯なんか一人で食べたほうが私はゆっくり味わえていいけどね。
子供が産まれてから両親(子供の祖父母)が「子孫がいるのは本当に幸せ」「仕事を引退して人生終わりと思っていたけど、孫が出来て楽しみができた」と繰り返し言っている。実際に子供がいると、誕生日だの運動会だの、家族のイベントが目白押し。 自分が子育ての主体になっている私たち親世代は苦労も多く、正直しんどい場面もあるが、祖父母までいくと孫の存在がそのまま生き甲斐になっている。結婚するかを決める若い頃には気付かない、老齢期の幸せの形があると思う。
昭和の時代は結婚することに社会的な圧力があった(結婚するのが当然で、結婚しない人は何かしら問題がある人と思われた)し、お見合いなんかで誰でも結婚させるような仕組みがあった。そういったものがなくなったら結婚しない人の割合が増えるのは当然だと思う。 社会的には少子化は喫緊の課題だから、結婚したいと思ってるのにできない人ができるようにする対策は必要だろうけど、それがどんなに上手くいっても、昔みたいな既婚率には戻らないと思う。
自分は既婚ですが、まず結婚しようと思うこと、この人ならという相手に巡り合うことが最低条件。 自分がそう思っても相手の意思もあるし、経済的なこと物理的なこと、健康状態や家柄、人によっては子連れというようなこともありますからね。 そういうことを乗り越えての結婚ですから、なかなか簡単じゃないですよ。
近代化で家庭内リテラシーが向上してきたこともあるんじゃないかな。昭和初期では当たり前だったハラスメントや虐待とかDVが減ってみんな生まれ育った家がある程度居心地が良く幸せだから、早く家を出なきゃいけない危機感もないし自分だけの絶対的な味方となるパートナーが欲しいって気持ちも無さそう。 私は親が少し毒だったから結婚して早く家を出たかったし、ただ出るだけじゃなくて自分の味方になるような王子様がいないと生きていけないなと思ってた。 だから大学ではとにかく周りが遊んでる中で自分だけ限界まで勉強して家を出られる好きな仕事を得て、夫とは大学時代から結婚前提で付き合った。 彼も男尊女卑な実家を窮屈に感じていたみたいで、お互いに大好きな人とやっと安心できる生活ができるってホッとしたのを覚えてる。 元から幸せな人とは必死さが違うって思う。
人間は年齢と共に味覚も趣味嗜好も価値観も人生観も変わっていきます。交友関係も仕事も変わり子供も大人になったら独立します。人間は少しずつ変化しながら生きていくのに、結婚したら1人の配偶者とずっと一緒です。配偶者以外と恋愛したり関係をもつと不倫と断罪されます。そもそも1人の配偶者とどちらか死ぬまで一緒にいる事自体不自然だし無理があります。だから結婚なんてしない方がいいのです。
50代前半。独身、非正規雇用です。 私のちょっと年上の友人はもう定年退職し、 お前は50超えてて非正規で不安はないのか?と聞かれますが、 肩書を持っている人の方が手放す事に恐怖と不安を抱えている人が多く、 その点、私は気ままで幸せだな、と最近思います。 恋人も友人もいて、既婚者の友人は子供の手が離れて、また一緒に楽しく過ごせて、 一人も好きなので、親友はネットフリックスで充実しています。
最新のデータでは結婚相談所の会員の割合が男女逆転して男性の方が若干多いとの事。 男性は40代が大半を占めるのに対し30代前半は少なく、女性は30代前半〜半ばがボリュームゾーンで出産を諦める40代になるとかなり減る(30代のうちに成婚している可能性もあるが)。 男性は婚活を始める時期をあと10年早めれば、共家事共育児(時期によっては大黒柱)をする覚悟さえあれば結婚できると思う。子供にこだわらないなら共家事で同年代や年上も対象にすれば良いと思う。 3組に1組が離婚する時代なので、男女問わず人に迷惑かけず金銭面、健康面に問題がないなら生涯未婚でも構わないと思う。
結婚した当初は仲良くても互いの合わない部分を我慢出来ず ケンカばかりしていたり 互いに口も聞かない家庭なんて 数え切れないくらいある うちの両親もそうだったし 近所でも毎晩夫婦で怒鳴り合う声が聞こえてくる家が 何件かあった 暴力沙汰で近所の人がケガをする所も 見てきたし… 結局、子供の頃から自分の実家含めそんな家庭をいくつも見てしまったから 自分も独身で通す決意を固めた もうこれからは本当に経済的、物理的、精神的余裕のある人だけが 結婚すれば良いと思う
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/62403dbe2bd6ed07845882519950a6f151542824
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