開幕から2カ月足らずで「負傷者リスト」入りしたドジャースの佐々木朗希投手（23）。戦線離脱の前、右肩痛を隠したまま2登板していたことが批判を浴びている。高校時代にも同類の過ちを犯していたというが、なぜプロになってなお“しでかして”しまうのか。 *** 「ロウキには、率直に伝えることの大切さを学んでほしいと思う」 ド軍のデイブ・ロバーツ監督は現地時間の今月16日、本拠地ロサンゼルスで報道陣にこう語った。さかのぼること2登板前、痛みが生じた際にすぐ報告しなかった佐々木に苦言を呈した格好だ。 「監督は普段であれば選手が犯したミスを庇い、ネガティブな発言を避けるものです。ただし、今回は単なるプレー上のミスではありません。佐々木にプロとしての意識が欠けていたという由々しき問題。痛みを抱えたピッチャーが投げ続けると故障を悪化させるだけでなく、チームが敗れるリスクまで高まる。監督が公の場でくぎを刺したのも致し方なかったのではないか」（スポーツ紙記者） 現地時間の今月18日には、ド軍のアンドリュー・フリードマン編成本部長が会見で、佐々木の右肩が開幕当初からトラブルを抱えていた可能性が高いと明かした。 「メジャー初登板となった3月の開幕第2戦以降、160キロ超の速球が投げられなくなっていた。肩に違和感があったそうで、ならばどうしてもっと早く球団に相談しなかったのか。本人は頑張っていたつもりで、痛みが生じるまでは大丈夫だと思ったのかもしれません。ただ、ロッテに所属していた昨季も、今回と似た右上肢のコンディション不良で戦線を離脱した時期があったわけです。故障に人一倍気を使わなくてはいけなかったところ、意識の低さが垣間見えます」（同） 佐々木は大船渡高校在籍時の2019年、18歳以下のW杯日本代表チームに選抜された。その時もケガを押して出場し、思わぬ結果を招いたことがある。 決勝進出のかかった韓国戦、事前に症状が出ていた右手中指の血豆が悪化し、1回を投げただけで降板。チームは試合運びのプランが狂い、延長10回でサヨナラ負けを喫した。 「今回、6年前と同じ過ちを繰り返しているように見えます」 と言うのは、『投げない怪物 佐々木朗希と高校野球の新時代』の著者でノンフィクションライターの柳川悠二氏だ。 「原因は佐々木選手が日本にいた頃、箱の中の宝石のように大事に扱われ過ぎたことでしょう。ロッテは率先してコンディションを管理し、メディアへの取材対応も制限していた。結果、彼は自らのコンディションを首脳陣に言語化したり、意志を示したりする訓練が足りないまま渡米してしまいました。いまだ独り立ちができていないと思います」 さて、気になる症状。佐々木が患った右肩の“インピンジメント症候群”について、整形外科専門医で「とだ小林医院」院長の小林慎一郎氏に聞くと、 「腱板と呼ばれる肩の筋肉が、骨と接触するなどして痛みが生じる症状です。佐々木さんは軽症のようですから、4週間ほど安静にして痛みがひいたら、徐々に運動を再開できるでしょう。ただし、何度も再発するのであれば、腱板を鍛え直したり投球フォームを改善したりと、時間をかけて根本的な対策を講じる必要が出てきます」 令和の怪物とは言いも言ったり。類いまれなる才能を持った荒ぶるモンスターが自己を律し、真の輝きを放つのはまだまだ先か。 「週刊新潮」2025年5月29日号 掲載
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日本にいる時からそうでしたからね。ローテーションは守れない。規定投球回には到達しない。 高校時代から体質に疑問を持つ人はいた。 温室で蝶よ花よと育てられたから今があるだけ。後数年日本にいれば、高額な移籍金が発生したのに、移籍。スタッフも引き抜いていく。 せめて結果がだせれば外野も黙るでしょうけど、大した結果もだせずに故障では話にならない。 メジャーは契約にドライですから、来年にはドジャースで居場所がなくなる可能性はありますよ。
最近のメジャーでは160キロ投手は右も左も何人もいるし165キロも珍しくないので、佐々木の球速ではそれほど驚かれなくなった。 ただ、2022年にノーヒットノーランをやった時のレベルに戻れはジャーでも超一流となれると思う。 とはいえ、肩も含め身体全体を相当鍛えないとあの時のレベルに戻るのはかなり厳しいはず。 大谷だって相当鍛えて今がある訳で、1、2年かけてしっかり鍛えあげたほうが長い目で見ればいいのではないだろうか。
マイナーリーグでしっかりと実績を残したうえでのステップアップ、下から這い上がる努力もなしに、いきなりメジャーデビューしたことについて、所詮は日本で開幕を迎えることによる特例にすぎなかったという印象しかない。以降も毎試合マウンド上の表情からは、憧れの場で投げることへの喜びより、苦悶と焦りしか伝わってこなかった。
佐々木朗希はMRIなどで大きな異常は見当たらないようなので日本時代含め無理せずに違和感が出ればすぐ休む事で大きな故障にはいたってないってのが現状だろう。ただ投球フォームなのかフィジカルなのかわからないが欠陥があるのだろう。週一回100球を何回か投げると違和感がでてくるようだ。かなり根は深いと思う。手加減しながら勝てるほどMLBは甘くないと思うし。年間15試合先発みたいな特別待遇でロッテみたいに扱ってくれない限り居場所は無くなるのかもしれない。
痛みを堪えてプレーすることを日本は美化するようなところがあるからね。でも、それを賞賛とするのは柔道や相撲道などの1対1で対峙する己の道を極まんとする“道”の話だと思う。 野球は当たり前だけどチームプレー。ひとつの落球が試合の流れを変えることもあれば、ひとつの四球で負け越してしまうこともある。期待に応えねばと踏ん張るのはあくまでも個人、佐々木朗希自身のプライドのためであり、チームのための投手としての責任ではない。 佐々木朗希にはチームとしての立場を理解してプレーしてほしいと思う。気になっていたのはロッテの厚遇もだけど、その裏返しで彼が選手会にも入っていなかったこと。将来はメジャーに行くんだからたかがNPBの選手会に入って群れてどうする？っていう気持ちがあったのかもしれない。 でも他球団選手との交流は大切だと思うし、もちろんチームのコーチ、先輩やOB、同期のアドバイスですら大事なことだと思う。
なんか話が逆になってないかい？ ロッテ時代はすぐに「具合悪いから投げられない」とローテ飛ばしたり調整で2軍落としてもらったりしてて、吉井監督が呆れた様子で「投げられないって言うんだから投げさせられない」とインタビューに答えていた。 元々自分の負担を避けることには長けた人だと思ってた。
結果が全てのMLBですから、この先どうなるか見届けたいと思います。過去のいろいろな事が今の佐々木投手であることは間違いないとしても、今後どのような投手になれるかは本人次第です。人としてもアスリートとしても。
自分の身体だし、進むも退くも自分で決めるのは間違いではない。 私だって、自分の健康も命も大事にしたいもん。 問題は「日本にいたときから痛かった」とか今更になって言うこと。ロッテ時代はそれで登板を回避し、ドジャースでは能力低下の言い訳に使ってる。これは責任感の表れでは無くむしろ無責任の表れ。ロッテやロッテファンにも迷惑な言い分で非常にたちが悪い。 ウソとは言わないけど、社会人なんだから報連相は遅れずに過不足無くやるべき。
大谷と佐々木を同列で語るべきではない。大谷は絶え間ない自己鍛錬及び全てを野球に捧げるという無類の野球好きが基本にあるから放っておいても成功は確実だった。佐々木はそうではない。筋トレには否定的との報道もあったし、そんなに自己鍛錬しているようには見えなかった。彼は大谷とは違い、野球よりも自分が好きなんだろう。こういうタイプが成功するにはここで気が付いて心を入れ替えるかどうか。今まで周囲の甘言ばかり信じてきたようだから今後は自己に厳しく出来るかだけど、無理な気がするね。
去年メジャーで殿堂入りイチロー氏が才能と成功する才能は違うとおっしゃっておりましたね。 佐々木は確かに才能は一流だと思います。 ただ、成功する才能や努力が圧倒的に不足していると思います。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/a552952280caddb5175f8ba20549d0f246f20994
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