28日、国会では備蓄米を巡り、野党のトップ3人が小泉進次郎農林水産大臣を追及しました。国民民主党の玉木雄一郎代表が備蓄米について、あと1年経ったら動物の餌（えさ）になるようなものと表現したことに対し、小泉農水大臣が苦言を呈する場面がありました。 農林水産委員会の開始前、笑顔を見せていた小泉農水大臣でしたが…。 「今は、コメは高すぎます」 委員会では小泉農水大臣1人が野党3党の党首クラスから次々に質問を浴びるという、異例の展開となりました。 トップバッターは、立憲民主党の野田佳彦代表。大手小売りに売り渡す備蓄米を2000円とした価格を追及しました。 「バナナのたたき売りではないので。気合は分かるが、それが適正価格かどうか。生産者にとっても適正価格は何なのかということをバランスよく考えていかなければいけない」 小泉農水大臣 「生産者にとって、今の様々な物価・資材・人件費の高騰、この2000円が生産者にとっての適正ではない。しかし今回、古い備蓄米を出すので、古い備蓄米を卸す価格としては適正だと思う」 国民民主党の玉木代表は、コメの質について問いただします。 「1年経ったら動物の餌になるようなもの安く売りますって。安く出ますよ、それは。一般の人の感覚が何かというと、ササニシキ・コシヒカリとか、そういったコメをリーズナブルな値段で買いたいっていうのがニーズ」 小泉農水大臣 「適正な水準というものがしっかりと冷静に、消費者の皆さんも含めて議論できる環境を作るうえで、まず今は（価格を）下げていかなければいけない」 「1年経ったら動物の餌」。委員会では淡々と質問に応じた小泉農水大臣ですが、終了後にこの発言について記者に問われると、次のように述べました。 「残念ですね。事実としてはそうだとしても、今この放出のあり方について取り組んでいる時に、私としてはちょっと残念だなという印象」 日本維新の会・前原誠司共同代表は、備蓄米が転売の対象になるのではないかと追及しました。 「（備蓄米が）全国民に行き渡るのかどうなのか。つまりは一部の人に行き渡り、そして一部が転売に回り高値をつけて、ゆがんだ形で市場に回る。こういう危険性があるのではないか」 小泉農水大臣 「その懸念も出ていると思うので、転売をしないようにということも、ちゃんと付した上での売り渡し。こういったことをしたいと思っている。その対応については、どのような手段を講じることができるか、さまざまな検討が必要だと思っている」 （「グッド!モーニング」2025年5月29日放送分より）
コメント 10件
これから売買して市場の出回る備蓄米に対して「1年経ったら動物のエサ」という発言は売る側に対しても買う側にしても非常に見下した発言だ。玉木氏の人間性が浮き彫りにされる。 不倫問題は個人の問題で有耶無耶な形で終わったが、今回の発言は国会の場で公の問題だ。前回のような曖昧な謹慎で終わるのではなく、それなりに責任のある形を取るべきではないか。
備蓄米は、緊急時に備えるから、そういう性格のもの。緊急事態がなかったら、期限が過ぎた捨てるか、他の用途に利用。捨てるのがもったいないから、それを動物のエサにするのも選択肢の一つ。あるいは、期限切れの少し前に、安くして、消費するのも選択肢。スーパーで売れ残りが予想される時間帯になると、値段をどんどん下げている方法の採用。それでも残った残飯モノは、動物のエサになることもあり。
野田さんは、バナナのたたき売りだとか、あまりにも比喩が幼稚すぎる。それに農家にとっての適正価格を考える必要があるとか、2000円が古米の備蓄米の価格ということを分かっているのだろうか。慇懃無礼という感じがする。 玉木さんも、悪意のある言い方で、取り敢えずの備蓄米放出という政策にケチを付けている。 コメ価格高騰という事態に対処する政策があるなら、それを提案できることを前提に、批判したらいいんじゃないですか?
玉木さん、ササニシキとか言ってたね。揚げ足取るわけなじゃいけどササニシキなんか昭和のコメで今どき置いてる店の方が少ない。知ってか知らずかわからんけどね。それと動物のエサ発言はあかんね。段階ってもんがあって今の状況は店頭にコメが並ばない、並んでいるものはバカ高いってのが問題なので、先ずは古い米だけど安く売るからそれでいい人は買ってくださいってことでしょ。これはこれで結構売れるだろうし、一通り行き渡れば一旦落ち着いて、では次の施策をってことでしょ。意図はわかるよ。
2011年産の米が売ることができるってことは問屋たちは抱え込んだ玄米を投資と思って備蓄米が売り切れるまで待ってまた高値で卸す可能性がある
国民民主に今注目しているが、玉木代表のこの一言はどうなんかと思うよね それって備蓄米の制度そのものにケチつけてるってこと？ 消費者に安く届けろと言っておいて今度はそれ？（適正価格云々は置いといて）どうなんかな 参院選あるから与党批判でのネガティブキャンペーンは必須なんでしょうか よーわからんけど 一定の評価しながら意見を提案するだけでよいのでは？
＞国民民主党の玉木代表は、コメの質について問いただします。 「1年経ったら動物の餌になるようなもの安く売りますって。安く出ますよ、それは。一般の人の感覚が何かというと、ササニシキ・コシヒカリとか、そういったコメをリーズナブルな値段で買いたいっていうのがニーズ」 玉木さんが何故たたかれてるのか理解出来ない。 米不足でも無いのに、去年からみて米の価格が一気に倍になってるのが異常。 何故高くなってるのか、原因を解決するのが先だと思う。 古い備蓄米を安く出したからって新米の値段は変わらない。むしろ上がるかもしれない。何故なら古米は不味いから。
野党は何をやっても批判して足を引っ張りますね。 今回の対応は前大臣と比較して、スピードと実効性があり、評価出来ます。 野党側のレベル、視座が低くて建設的な議論出来ないことが、日本の政治の停滞を招いている一因だと改めて認識しました…。
我々庶民は動物のエサを食べるわけだ、喜んで食べるわけではない、米が高すぎるからしょうがなく食するんだ。庶民にだってプライドはある、玉木よ、批判するなら輸入米の関税をなくし、安く日本にいれろよ、それ以外に米を安くする方法があるのか？動物のエサといわれても命となる主食、米、をたべるしかないんだ！そりゃあ銘柄米が安くなりゃあいいが、とんでもない高値のままだ、何十年なんてとてもまてないから、玉木、今すぐ米安くしろよ。
この発言について玉木氏を擁護する、国民民主の肩を持つつもりは全くありません。 が、皆さん騙されてはいけません。今の騒動は数十年に渡る農水省の農業政策の失敗、またそれを選挙利用してきた自民党政治の腐敗が原因です。 あたかも自民党と小泉氏が成果を挙げてやってる感を出していますが、これで都議選や参院選を乗り切れると思ったら大間違いですよ。 もちろんコメも大事ですが、今度の選挙の一番の焦点は、やはり減税と社会保障問題です。 コメ騒動の合間に、ちゃっかり年金制度改革法案を自民は通そうとしていますが、これこそ増税につながるので、財源のアテが必要なのに全く議論や精査がされていない。 有権者の皆さん、国民民主叩きだけではなく、自民党の失政と今までの腐敗政治をよ〜く考えて投票しましょう。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/f141f2ced4e9bb17df2231f8fbaf6f0f52c88137
コメント