鈴木馨祐法相が29日、1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪となった袴田巌さん（89）の姉ひで子さん（92）に東京都内で面会し、謝罪した。鈴木宗男参院議員が同日、国会で開かれた勉強会で明らかにした。袴田さんが長い間、不安定な状況に置かれたことに触れ、法相として「心からおわび申し上げます」と述べたという。 袴田さんは2回の再審請求を経て昨年10月に無罪が確定。袴田さんに対し、静岡県警本部長が謝罪し、翌11月には静岡地検検事正も謝罪している。 鈴木宗男氏によると、法相は29日午後に参院議員会館の宗男氏の事務所を訪れ、ひで子さんと対面。おわびし、深々と頭を下げたという。
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取り調べとも言えないような酷い自白強要によって、袴田巌さんの人生の多くの時を奪った罪は大きい。そして、姉である、ひで子さんの人生をも狂わせた。賠償金を積まれたところで両人の失われた時が戻る事はない。 謝罪というならば、判決が確定した際の、畝本検事総長談話に「判決に不満」があるとの趣旨を述べたことについて、謝罪はないのか。あの発言こそ謝罪すべきです。 ひで子さんは、「失われた人生を戻せとは言わない。それは無理な事。しかし、今後同じような事が起きない為に活かして欲しい」と仰られている。 この言葉を重く受け止め、法改正に取り組まねばならないと思います。
足利事件、袴田事件等の冤罪事件では、当時の捜査技術の低さや捜査の不手際が指摘されている。 そのため、実は表になっていないだけで、同様の冤罪事件が多数あったのではとも推測される。 また、障害者郵便制度悪用事件の様な検察のでっち上げの様な冤罪事件すら存在する。 加えて、不当な冤罪のために長年刑務所で無実の刑に服している間に、本人が亡くなり、本人だけでなく家族や周囲の人生まで破綻してしまったケースもある。 仮に冤罪が認められても、冤罪被害者の時間は戻ってこないため、捜査機関の責任は重大だし、ただ単に金銭補償だけで済まされてしまうのは大問題で、捜査関係者も何らかの処罰は必要だと思う。 冤罪が発生しても、誰も責任をとらないから、いとも簡単に人の人生を台無しにする事案が発生するのだろうし、勿論、間違いは誰にでもあるが、間違ったら責任をとるということをしなければ、いつまでも冤罪はなくならない。
正直この謝罪に意味はあるのかなと疑問に思う。 自分が法相の立場ならこの立場に今いるだけで謝罪なんて納得できないし、心からの謝罪ではなくパフォーマンスや表面上の謝罪になると思う。 袴田さん側だとしても知らん人に代わりに謝罪されているだけ。 生きていればだけど当時の関係者が謝罪するべきであって、法相がやるべきことは謝罪ではなく冤罪をなくす法整備だと思う。
謝られたからって時間や名誉を取り戻せるものではないが、このお姉様は、ご自身の人生を賭けて弟さんを守ってきた。謝ってもらった事で、これまでやってきた事が間違ってなかった証明にはなられるのかな。そして、きちんと謝った事については、大切な事だと思うから良かったと思う。
当時の静岡県警では組織ぐるみで、花形刑事K氏（この件は直接関わりはないが彼に育成された刑事が担当）を頂点とするとても捜査と呼べない手法（初めにストーリーを作って、それに合わせるように取り調べ必要ならねつ造し拷問にて自白させる）をすることが正しいとされていた。当時の警察や司法関係者はほぼ鬼籍に入っている。人の人生を破壊した上、彼らは何の処罰もされず「普通」のなりをして人生を全うした。それが一番残念だ。
89歳で無罪、92歳の姉に謝罪って、あまりに遅すぎる。「心からおわびします」と頭を下げたって、人生を返せるわけじゃない。問題は一人の法相の姿勢だけじゃなく、再審をここまで引き延ばし、確定後も検察トップが真摯な反省を見せないこの国の司法の姿勢そのもの。冤罪は“個人の悲劇”じゃなく“制度の犯罪”――その認識がなければ、また誰かの人生が犠牲になる。
たまたまこの事件は、警察のデッチ上げ事件がバレただけですが、他にも複数ある筈です。大河原化工機も同様。警察や公安は、電話による詐欺事件を全く解決出来ないので、適当に事件をデッチ上げして、検挙率を上げている組織です。 トップから課長クラスまで報酬半減くらいの処置をしないと、仕事に身が入らないのではないか！ ぬるま湯にどっぷり浸かって、税金からたんまり報酬を受け取っている輩は報酬削減が望ましい対処であり、今後気を付けます程度では、全く懲りていないと思われます。
謝罪するのは法相もかもしれないが、取り調べを行った警察官やその上司や検察では？その人たちは刑務所に入らなくていいのか？退職金は満額もらっているのかな？当事者はもう死んでいたとしても、こうした冤罪事案は冤罪を引き起こした側の罪を問うて欲しい｡
捜査関係者を断罪しなければお詫びにならない。同情私見をひけらかし政治点数を稼ぐだけでは、冤罪事件の政治利用になる。警察・検察・刑事司法改革をどう行うか、合わせて示すことが求められる。
人間は、感情の生き物です。 この鈴木法相は偉い。鈴木氏が悪い訳でも無いが政府関係者、法相と言う立場から謝罪されている。 謝って済む事案でも無いが、ここで謝罪して貰うだけでも、お姉さんの気持ちは少しでも晴れたんじゃないだろうか。 当時、袴田氏を取り調べた刑事、並びに証拠捏造した関係者は生存しているかは不明だが、あなた達の犯した罪は重い。 ひとりの無罪の国民の人生を奪ってしまった。 謝るべきはこの当事者達なのだが、生きていても会わせる顔は無いだろう。 しかし、本来ならこの当事者達が手紙でも良いので謝罪すべきが道理だろう。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/0de4dcf583692e1fc1050f84c7806bb4a701ecfe
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