米球界でニューヨーク・メッツのフアン・ソトに対する期待が高すぎるという声が上がっている。MLB通算541本塁打を誇る、米野球殿堂入り選手のデビッド・オルティス氏が、ソトの現状と世間の認識にはギャップがあると指摘した。 米紙『New York Post』は「人々のソトへの期待は、完全にズレている」と題した記事を更新。オルティスが現地5月27日にドミニカ共和国のラジオ番組に出演し、大谷翔平の10年総額7億ドル(当時約1015億円)を抜く、ソトの15年総額7億6500万ドル(同1147億円)という「巨額契約が、彼の選手としての価値を誤解させている要因なのではないか」と懸念を示したことを報じた。 「人々はフアン・ソトがバリー・ボンズのようなことをするために契約金を払われたと思っている。そうじゃない。ソトはいつも通りのことをするために契約した。30本塁打、90~100打点、打率.280~.290、そして素晴らしい出塁率を記録することだ」 その上で同紙は、ソトの高額契約は彼の能力だけでなく、タイミングと代理人の戦略が完璧だったことも要因のひとつだということを以下のように指摘した。 「ソトは完璧なタイミングで、完璧な代理人と共にフリーエージェント(FA)になった。メッツのオーナーは『彼は他球団でより低い金額でプレーしない限り、私のチームでプレーする』と言った。これだけで勝負は決まった」 ソトは現地25日のロサンゼルス・ドジャース戦以来、4戦連続で無安打に終わり、同紙によると「5月の打率は.202、出塁率.333、長打率.404まで下落。シーズン全体のOPSも.745」と低迷している。 そんな中、メッツのカルロス・メンドーサ監督は同28日のシカゴ・ホワイトソックス戦後に、この日も4打数無安打だったソトについて言及。「今日は強い打球を放てなかったが、下半身のフォームが良くなっていると思う。これは良い兆候だ」と前向きな見方を示している。 同紙は最後にソトについて「週末にメッツは、メジャー最低勝率のコロラド・ロッキーズとの3連戦を控えている。この対戦がソトの調子を上向かせるきっかけになるかもしれない」と期待を込めて綴り、締めくくった。 ソトは打撃不振を脱し、昨季のようなパフォーマンスを取り戻せるのか、今後の活躍に期待したい。 構成●THE DIGEST編集部
コメント 10件
15年の高額契約のプレッシャーやファンの期待と戦いながら、これからもプレーし続けなければならない。 最低限の成績を残せなければ、バッシングも多くなるだろうし、重大な怪我をしてシーズンを棒にふるってしまえば… 長期の高額契約のリスクは当然だと思う。
多分レジェンドのオルティスさんの方がずれてると思うね。 これからつらい思いをして練習を積み重ね実戦で頑張らなくても、15年の長きに亘って毎年70数億円が手に入ることが約束されている。普通だったら人間楽な方を選ぶでしょ。もちろん例外はあるけど、普通はです。 典型的ともいえるエンゼルスのレンドン選手のようになっていくか(なぜか大型契約以後は毎年のように怪我ばかりしているのはなぜ?)、ドジャース大谷選手のようにより高見を目指していく選手になっていくのかと聞かれたら、恐らくだけどレンドンコースになるのと違うかな。 個人的には長期の契約は球団にとっても選手にとってもあまりいいことはないのではと思っています。
オルティスさんの言う通りだと思う。ただそれだとさすがに年俸高過ぎだけど、そこは若さで評価が高くなったということかもしれない。もし10年以上オルティスさんの言うスタッツが継続できれば、この契約は成功なんじゃないかな。
いや、レジェンド・オルティス氏の考え方のほうがズレている。 フアン・ソトにボンズ氏のような活躍なんて考えたこともない。 この選手は求めているのは3割ちょうどくらいの打率に30本台の本塁打数、そして100個以上の四球を毎年コンスタントに稼いでくれる選手であるというところです。 それがフタを開けてみたら不振の期間が長すぎるのでアメリカのファンは嘆いてるんですよ。 まあ、巨額契約なんかしていなければここまで話題にはならなかっただろうがね。
そりゃメッツ関係者は擁護するしか無いよね。去年のMVPに関してもだし、ソトについてもだけど身内を応援するコメントは当たり前。でも今はチームが勝ってるからいいけど、これが地区優勝すらできなかったらメッツファンはどうなるか楽しみなんだけどなぁ。
まぁ、ボンズより俺の方が上の成績を 挙げられるって主張したわけでは無いしな。 ただメッツが慰留に励んでいるヤンキースと張り合ってどうしても手に入れたいなら あれだけの金額でないと移籍しなかっただろう事は事実。 存在価値と契約金額は必ずしもイコールにはならない それにしても皆、ボラスに上手くやられたね。 FA選手では1番の目玉だとはいえ、 前年の大谷の破格な契約も手伝って、皆が契約金額に対してマヒし 相場より何倍も掛かる争奪戦に引き込まれたのだから。 結局、勝ち組は彼を諦めた球団、皮肉なものだ。
「人々はフアン・ソトがバリー・ボンズのようなことをするために契約金を払われたと思っている。そうじゃない。ソトはいつも通りのことをするために契約した。30本塁打、90~100打点、打率.280~.290、そして素晴らしい出塁率を記録することだ」 球界最高額での契約ならボンズ級、いや、それ以上を期待するし、オルティスのいう成績でいいならあの契約は間違いだ。
当初高額契約金移籍、殆どの評価は、凄く良かった様に覚えている、又不安視する声もあったのも確か。 プロである以上、残念ながら成績に現れ無ければある意味終わり。 又この方、他に人気殆ど無く、何故と思った評もあったし、今でもそう。 状態的に活躍出来る選手、最低3人は雇用出来た筈、失敗には間違い無いだろう。 これがこの球団にどう響くか、み誤ったのには間違い無いだろう。
最近のビッグパピは何かズレてますね! 球界最大長期契約の15年、1200億、年平均+80億 は前年に大谷の契約があったからにしろ桁外れです! ボンズと比べる必要はありませんが、ジャッジとの比較は必要です。 近年三冠レースを連続で展開する稀代の強打者が9年、総額+500億、年平均56億 当然、ソトの契約なら三冠王を複数回は獲得してもらわねば!!! できたらGG&盗塁王も♪ コーエンがパピの言う成績で充分だと言ってるなら問題ないでしょうがね!
そもそも同じNY球団であるヤンキースからメッツへの長期高額契約による移籍ともなると、ソト選手に対する現地NYでのNLBファンやマスコミの風当たりは強くなるのは当然だと思います。それと同様に長期高額契約のドジャース大谷があれだけの活躍をしている訳なんで、当然の如く比較もされる。こればっかりはソト選手自身が実力や結果でNYのファンやマスコミを黙らせるしかない。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/8a92dbb6a6bbf3a6608c1e29f464063974e64a65
コメント