「コメは買ったことがない」と失言した江藤拓農相(64)が21日、更迭された。物価高に加え、主食の価格高止まりで、より一層苦しいやりくりを迫られている神奈川県内の消費者は「辞めて当然」と冷ややかに受け止め、生産農家も「米作りへの敬意や思いやりに欠ける」と突き放す。後任に選ばれた小泉進次郎氏(44)には価格引き下げを求める声が相次いだ。 ◆「備蓄米はどこにいったのか」 食べ盛りの息子3人を育てる主婦(52)は横浜市南区のスーパーで週1回、5キロのコメを購入している。「とにかく高いし、週末の在庫も少ない。備蓄米はどこにいったのか」と嘆く。「普段は買わない安い銘柄を買ったが、おいしくなかった」と明かした主婦(75)は「やっぱりおいしいコメが食べたい」と訴える。 男性会社員(38)は川崎市内のスーパーで「1家族1袋まで」と書かれた張り紙を目にした。「戦時中でも震災が起きたわけでもないのに、まさかこの時代に食べ物に事欠くとは」と首をかしげる。 6年ほど前までコメ販売店を営んでいた男性(87)は価格高騰について「昔だったら考えられない。備蓄米をもう少し早く放出していれば、ここまで高くならなかったのでは」と政府の対応に苦言を呈する。 多くの家庭が「不安の中でやりくりしている」(主婦)だけに、国民感情を逆なでするような江藤前農相の発言に、消費者は怒り、あきれ、辞任は「当然」「やむなし」と受け止める。 「受けを狙ったのだろうが、全く愚か」。横浜市保土ケ谷区のスーパーでコメを購入した主婦(60)は一刀両断。食品関係の会社で働く男性(40)は「『コメは買ったことがない』という発言は、普通に生活している身からすれば信じられない」とあきれる。70代の無職女性は「とにかく腹立たしい」と憤る。 「パン食中心の生活に切り替えた」という無職男性(68)は「こっちは年金暮らしで1円でも安い商品を探し回っているのに、国民をなめている」と痛烈に批判。別の無職男性(76)も「ちゃんとした政策を講じていたとも思えない。辞めてもらって結構」と語気を強め、銀行員の男性(67)は「こんな人を当選させた私たち主権者も悪い」とため息をついた。 後任に就いた小泉氏に対しては「主食をいつでも買えるようにしてもらいたい」「価格対策を第一に尽力してほしい」など、コメの安定供給と価格引き下げを求める声が大半だった。
コメント 10件
備蓄米を最初に放出した際、入札制と聞いて誰れもが、えっ!と思ったはず。だって入札制にしてしまったら高い価格で競り落とした業者が、その価格にさらに利益を乗せた価格で売るから安くならないのは当たり前。とりあえず、入札制で出さない事は、間違いなく良いと思う。
株と同じですね 入札で高値掴みした業者は何をどう考えるか? それはもちろん、調達価格より高値がつく局面まで市場を注視し、なるべく高い値で売り抜けることを考えるに決まっています 随契にすれば少しは緩和されるかもしれませんが、市場原理がそうである以上、十分とは言えないと思います 備蓄米放出を小売価格の下落に確実につなげたければ、市場放銃までのプロセスに政府がコミットできる契約の仕方を検討すべきではないでしょうか
大規模農家とか、大企業が参入っていう方がいますが、価格高騰すれば文句を言われ、採算ギリギリの米作りを誰がしようと思うんですか? 大規模農家と言っても、何十人も養えるものでも無いし、企業にしても利益が出なければやる意味がない。 根本的にコメ政策を考え直さないと、選挙や利権の事しか考えていない人には解決出来ないと思います。
米が高いのは事実ですが、それに比例して農業従事者に、正当に報酬が支払われていて、かつ、我々の賃金も比例して上がるなら、納得をして買いますよ。 要は、この国の制度そのものがおかしいんです。一旦リセットして、正しく考え直す必要があると思います。
コメの価格を下げる必要は無い。 これ以上コメの生産者に負担をかけるべきでは無い。 必要なのは現状の湖面お価格に見合う収入(手取り)であり、生産から販売までの流通経路の問題を改善すべきだ。 備蓄神の放出云々より手を付けるべき部分をしっかりと見極めるべきだ。
国民から反感を買った以上、辞任はやむを得ないでしょう。 小泉氏にどれだけの力量があるのか、疑問に思ってしまうところはあります。 国民から比較的いいイメージを得られそうな人を選んだという感じしか伝わってきません。 石破首相は大見えを切った以上、確実に5kg3000円台を実現させてほしいと切に願っていますが、その実行力が小泉氏にあるのかどうか。 参院選を意識した人選のように感じる。
お米の価格が大幅に下ることを期待しているのですが。価格はどうなるのかは分かりませんので。当面はそれぞれの環境や好みや懐具合いなどに合わせてお米を選択しなければいけないような雰囲気ですね。
小泉さんは、とにかくアンチ農協。農協の持っていた特権を奪い、大規模農家が直接利益を出す。父親が願って実現したコメの自由化がもたらすメリットを子供の自分が証明したい。零細農家の支援とか融資していた農協を駆逐することで、大企業が農協以上の規模で農業に参入する機会をゲットしたい。岡田イオン以外どういう対応をとるのか。楽しみです。
物の値段って単純に供給と需要で決まるからな。供給増やすしかないけど備蓄米いくら放出してもその一部しか出て来ないようじゃどうしようもない。 管轄外かも知れないけど貿易摩擦解消のためにも緊急輸入してみては?これでもか!という量を。 ただ値崩れ起こして国内の農家にダメージを与えない様に。
だけど既に今年農協が提示した新米農家買取価格は、昨年より6,000円も高い 当然民間の卸業者も同じ額を出さないと買えないわけだから、今年も値段はさほど下がらないと思う。 卸業者も損してまで値段下げないでしょ。昔のようにコメが余っているわけじゃないんだから。それを国が市場介入して下げろとは言えないと思う
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/4482b00ea91fc81fb85ecc25b925365b12923d0a
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