兵庫県・斎藤元彦知事らを告発した元県西播磨県民局長（2024年7月死亡）の公用パソコンから私的情報が流出、SNSで拡散した問題が尾を引いている。 25年5月20日の定例会見で知事は、記者から、元県民局長の遺族に謝罪する意思があるかを何度も問われた。だが自身の意思は真正面から答えず、「これから検討」という趣旨の内容を繰り返した。 ■県民には「大変申し訳なく思っております」 私的情報の漏えい問題は、前週（5月15日）の知事定例会見でも、複数の記者から質問がとんだ。不正な方法でインターネット上に流出した情報について、県は削除要請をしないのか問われた斎藤知事だったが、「慎重に検討」「ハードルが高いと聞いている」と述べ、即座に要請するとは断言しなかった。 20日の定例会見で記者が追及したのは、亡くなった元県民局長の遺族に対して知事に謝罪の意思があるか、ないかだ。 16日の県議会総務常任委員会で、「県として正式に、知事から遺族に謝罪すべき」との指摘があったことを踏まえて記者が質問すると、「県の情報が漏えいしたこと」については、県民に心配をかけたとして「大変申し訳なく思っております」と述べた。 だが記者が聞いたのは「元県民局長の遺族」に対しての謝罪についてだ。同様の質問を繰り返して知事に迫るが、「県としてどういう対応をしていくか、これから検討」「さまざまな対応をしていく」と正面から答えない。3、4度こうしたやり取りののち、 「お相手のある話ですから、どうやって対応していくかは、これから人事課などを中心に考えていくということです」 と述べた。「申し訳ない」という言葉は遺族に向けたものか聞かれると、「県民の皆様にご迷惑をかけた」として、「イエス・ノー」のどちらかは言わなかった。 別の記者からは、情報漏れによる「一番の被害者は誰か」を問われた斎藤知事。ここでも2度、聞かれた。それでも具体名を口にすることはなく、「情報漏えいしたことは申し訳なかった」、「重く受け止めなければならない」という言い回しに終始した。 「組織トップとして県職員を守ろうという気概はあるのか」との質問も出た。「もちろん。皆さんが安心して働ける職場環境づくりが大事」と、ここでは明快な返答だった斎藤知事。だが続いて、誹謗中傷を受けている元県民局長について、「（流出情報の）削除要請をすれば済む話ではないか」と指摘されると、「法的な観点を含め、どのような対応ができるか検討」と、慎重姿勢を崩さないままだった。 兵庫県の第三者調査委員会は5月13日、元県民局長の私的情報流出は「県職員によって行われた可能性が極めて高い」と指摘した。県は容疑者不詳のまま、地方公務員法（守秘義務）違反容疑で県警に告発状を提出している。
コメント 10件
誰かによって知事達に対する疑惑を通報があったという事が伝わった時点で犯人捜しを自分の側近たちに命じ、特定できた時点で疑惑の一つである信用保証協会の利害関係人である顧問弁護士（県の元顧問弁護士兼務）に相談して問題なしというアドバイスを受け、疑惑を通報した元県民局長のPCなどを差し押さえ懲戒処分を下している。 この疑惑の渦中にある人達のみで事態を収拾した事が人々に疑惑の隠蔽ではないかという疑念を生じさせ、また元県民局長が誹謗中傷される事になったPC内の私的文書も知事達の手で改竄されたのではないかという疑いをもたれる原因となっている。 加えて、この疑惑を積極的に調査していた元県議などに対するデマに基づく支持者達の過剰な誹謗中傷が自殺に原因になった可能性も有り、周辺には常に闇の勢力の存在を感じさせる。せめて亡くなった元県民局長に対する処分のとり消しや謝罪をする位の優しさは有って良いと思います。
県の内部情報の漏洩に関して、県民に謝罪するのは勿論ですが、その漏洩によって名誉が毀損され、被害を被ったのは元局長です。当事者にまず謝罪するのは当然では無いでしょうか。それを、記者が何度も似たような質問を繰り返し、やり取りをしても元局長への謝罪が出てこないのは、如何なものかと思います。また、漏洩した情報の拡散を防ぎ、元局長の人権侵害から守るという明確な必要性があるにも関わらず、何故、削除要請が法的なハードルがあるのでしょうか。漏洩した責任は県にあるのだから、県の責任として削除要請をすべきだと思います。
仮に、遺族が謝罪を求めるのであれば、あくまで「県としての立場と責任」を整理した上で、冷静に判断すべきです。 世論に流され、世論に向けてその場の感情で頭を下げることが、果たして組織の長としての責任の果たし方と言えるでしょうか。 むしろ今の知事の姿勢こそ、ブレることなく、責任ある対応をしているように感じます。 そもそも守秘義務違反の可能性がある以上、しっかりと告発して事実関係を明らかにするのは、まずは組織として当然の行動です。 偏向報道を全面的に担当する村瀬記者が「言論弾圧だ」などと訳のわからないことを言っていますが、知事に対する礼儀もわきまえず、法律を無視して感情論を振りかざすほうが、よほど“社会の秩序”を壊す行為だと思います。
俺が遺族の立場なら、今更謝罪に現れても会わないですね。 通報者探しを知事が率先して行い、この違法性を指摘されているのに無視している状態で。 つまり「県は間違って無いですが、とりあえずごめんなさい」と言う事ですよ。 誰が面会しますか? だいたいにして通常の神経をもってすれば、亡くなった事実があれば即時に霊前に手を合わせる。 そして「この度は」に始まり「入念に調査致します」くらいは言うでしょう。 なのにこの時期まで放置プレイ。 常人の行いでは無い。 自分が全て正しく、そして人の心を持たぬ斎藤氏。 訳わからん理由付けしながら、謝罪するしないを人事課にブン投げるとは呆れたものだ。 人の命を何だと思っているのだろう。 こんな人だから県庁内が分断するんですよ。 消費者庁の一件も県職員から「知事だけ分かってくれない」と言われ、今回も人事課の職員は苦労するのでしょう。 お疲れ様です。
頑固な部分が隠し切れんな。県民局長さんや遺族に対して悪いと思ってないなら誰に何と言われようとそう言えばいい。県民にどう思われるかを気にして言葉を選んでるのか？自分のプライドは守りつつ票は欲しいんだろうな。
元西播磨県民局長のご遺族は、怒り心頭だろう。お察し申し上げる。せめて、私的情報だけは秘匿してほしかったと思う。いろいろと想定外であり、心は張り裂けんばかりなのか、あるいは、すでに諦めに似た心境か。願わくば無縁仏にだけはならないように、県として最大限の配慮が必要だろう。
自分が過去に行った言動の全てが適切だったという前提を崩さないから、ここまでの大惨事になっている。一部でも訂正すべき点は訂正し、謝罪すべき点は謝罪できていたら、もう少し主張に筋を通すこともできただろうに。とっくに手遅れだけど。
遺族が被害者だと？ じゃあ、もし、渡瀬康英元県民局長が亡くならなかったら、県は、渡瀬康英元に対して謝罪しなければならないの？ 「県のサーバーから情報が漏洩して申し訳ありませでした」と。いやいやそもそも元県民局長が勤務時間中に県の端末で不倫日記やワイセツ文書等を作成して保存していたことからこうなったんだろ。もし、彼が謝罪を要求しても、「そもそもあんたがあんな文書を勤務時間中に作って入れたのが悪いのだろう。まず、キミがそのことを県に謝罪するのだ先だ。誤れ」で話は終わり。まあ、もし、渡瀬康英元県民局長が謝罪したら、その後に県も情報漏洩について謝罪してもいいかもしれないがね。まず、彼の、彼亡き後は遺族の謝罪が先だ。
記者からどんな質問を受けても、 ①真摯に受け止める ②重く受け止める ③担当部署で検討する ④県政を前に進めることで責任をとる だいたいこの4つで斎藤知事はけっしてしっぽをつかまれない 記者とは役者の違いを見せつけている
遺族が知事や関係者、県民に謝罪するなら理解出来るが、何故知事が謝罪する必要がある。仕事時間中に公用パソコンで猥褻な私的情報を管理する公務員が異常なんだよ。そもそも晒されて恥ずかしい私的情報を公用パソコンに残すなよ。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b8c1a92e435b119e344a872a899c41922c2cc8
コメント