大阪の有名進学校で、男子高校生がカンニングの指導後に自殺し、両親が学校側を訴えている裁判は、双方の主張が真っ向から対立したまま、1年が過ぎた。指導の直後に子どもの命が失われる事例が繰り返される中、生徒指導はどうあるべきか。教育現場の本音とともに考える。（取材・報告＝丸井雄生） 「私たちは、指導は必要だと思っているので、指導の仕方がどうかと問いかけたいと思っている」 4月24日、大阪地裁で行われた8回目の弁論の後、清風高校に通っていたユウトさん（仮名）の両親が語った言葉だ。指導の直後に我が子を亡くした親が、それでも「指導は必要」だと声を振り絞り、指導の在り方を問うている。 ユウトさん（仮名）は、2021年12月の期末試験でカンニングが発覚し、両親によると、指導の中で教員に促される形で、自らを「卑怯者です」と言ったという。 全科目0点、8日間の自宅謹慎、写経80巻などの処分を言い渡され、指導の2日後、自ら命を絶った。遺書には「死ぬという恐怖よりも、このまま周りから学校内から『ひきょう者』と思われながら生きていく方が怖くなってきました」と綴られていた。 学校側が設置した第三者委員会は、「『卑怯者』という表現など、指導には問題がある」と指摘した一方、「自殺の原因とは認定できない」と結論付けた。両親は、生徒らへのアンケートが行われなかったことなどを理由に再調査を求めたが、学校側は拒否している。 2024年4月、両親は「不適切な指導が原因で息子は自死した」として学校側に賠償を求め提訴。学校側は「同様の指導を受けた生徒が自死したことはなく、予測は困難だった。自らを『卑怯者』と言わせることはなかった」と主張。 裁判は1回目以降、非公開での弁論が続いていて、1年が過ぎた現在も双方の主張は対立したままだ。 不適切な指導をきっかけに子どもが亡くなることを、遺族らは『指導死』と呼ぶ。 教育評論家・武田さち子氏など専門家らの調査によると、「指導死」の疑いがある事例は、1989年～2022年で97件あったという。 相次ぐ“指導死”や遺族らの訴えなどを受け、文科省は2022年、生徒指導の手引き「生徒指導提要」を12年ぶりに改定。「教職員による不適切な指導等が不登校や自殺のきっかけになる場合もある」と初めて明記された。
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かつて児相に勤めていました。親はどんなに自分が虐待していても子供の不登校や自傷行為を学校の責任にしたがりますね。特に教育虐待の場合、自分の子供への関わり方から目を背けたいのか、本当に学校に責任があると思っているのかはっきりはしませんが。親御さんの利己的な要求に足りなくても健気に努力する良いお子さんであるといつも思いました。自死までいかなくとも潰してしまうことは大切な社会のメンバーを失うことです。このご時世学校の先生は過剰なくらいに慎重です。これからは親御さんの啓発も大切だと思います。
現代は人との関わりを出来るだけ回避する。距離が近すぎる人間関係は危険が伴うから。様々なハラスメントがその典型。それは教師と生徒という教育の場においても同様。教師にとって生徒と関わること自体がリスク。常に言葉を選びながら発言する。何かあれば保護者が登場して教育委員会へという流れ。結果、教師と生徒の人間関係は希薄になり、生徒は弱いまま、ダメなものはダメだと教えられないまま、保護者や社会に守られて生きていく。教育現場では、子供の数は減少しているにもかかわらず、自殺、不登校、いじめ、暴力の数は増え続けている。本当にこのような社会を望んでいるのでしょうか？
この件は家庭でどうあったのかがわからない。カンニングして、指導され、その直後になら学校に多くの原因を求めるべきだろう。だが家に帰ってるし、親とはどういうやり取りがあったのか？そもそも厳格な校風でやっていて、学校としてはカンニングに対してもいつもどおりの対応だったのでは？親はどういう指導をしたのか？それも含めて検証されるべき。
厳しい言い方かも知れないが、幼少期から親の教育や躾がなっていない子供が増えているのが最大の要因ではないかと思う。学校は教科を教える場所であって、子供を躾ける場所ではない。文科省も学校に全てを押し付けて、あれもこれもやれと上から目線で丸投げをする。そりゃ先生方も人間だし肉体的、精神的に疲弊してもやむを得ない。「カンニングは駄目！」としっかり親が躾をしないといけないし、それを学校教育に求めるのは筋違いと言うか勘違いも甚だしいとしか言いようがない。繰り返し言うが、いじめをしない、カンニングをしない、そんな基本的な人間性を教育するのは学校ではなく親の責任である事を強く言いたい。
理不尽な指導があることは事実なのかもしれないけど、それを盾にして自己中心的な主張をする保護者や生徒が多くいることもまた事実です。現場としては、学校の秩序だったり他の生徒への影響も鑑みた指導が必要になり、板挟みです。 集団生活を学び、他者との関係調整を学ぶべき学校の中で個別最適解を常に求めることが矛盾しているとも思います。 また、学校としてはそのせいとの将来全てに責任を持てるわけではないので、本当は在学中に事件起こさなければ勝手にしてくれていい、と割りきることもできるのかもしれません。学校の評判や入学者の数を守るため、もしくは、進学実績あげるため、に校則を厳しくしたり、不適応生徒を排除するシステムがあるのかもしれません。でも、それは入学前にも説明しているはず。であればそこを選んだ責任が保護者にも生徒本人にもあると感じます。
死んだ子供は、これを世の中に知らしめてほしいと思っているのかな。カンニングをして悪かったし、みんなにそんな目で見られたくないって気持ちだったのだろうし。なら、子供が帰宅後、親もじゃ転学する？って言葉をかけても良かったのではないか。転学も一つの選択肢だったはずだろうに。なんか、学校が悪いって言うと楽だろうが、カンニングする人がいたら学校のテストは成立しない。共通テストでカンニングしたら全国ニュースで流れる。学校だけなら、転学もありだったはず。親子でそんな話はなかったのだろうか？
単純に不正行為だから厳しく指導されるのはある意味当然かな。そういう大人になってくれるなという思いもあったのかもしれないね。両親の我が子を失った無念はわからなくもないが、厳しい指導そのものはあって然るべきかな。
やってしまった事を後悔し、自死を選ぶ。悪い事をしてもそれくらい良いやんっと温かく声をかけて家族はあなたの味方だよ。と伝えてるだけで全然変わったのかもしれませんし、何故そうなったのかなんて誰にもわかりません。ストレス耐性がないのか、逆境を力に変えるとか、何をすれば良いんでしょうね。そんな中でスポーツは精神力が鍛えられるし必ず必要だと思う。でも中学校も部活がなくなりますし、将来どうなっていくのか不安ですね。
同じシチュエーションで最後、真っ向勝負するか、逃げるか、自死するか 戦争末期を考えてみる 人それぞれ、恐れるものが違うことを理解すれば、その選択肢はいずれも本人の選んだ結果だとおもう ただ、教育者や親は叱る時、その子の良いところ、好きなところ、長所を散りばめて諭さなければ逃げ場のない絶望感だけ与えることになる 最後は愛情で繋げるしかない
欧米は日本の様な指導はやらないのではないか？アニメ（Mr インクレディブル）での中で子供が学校で悪さをしたときに親が学校に呼ばれてそのことを教師が親に説明をして後は親に躾けをやらせる方法をとっているというシーンがある。日本の様に直接的にやる必要はない。親に学校に来てもらい教師はこういうことがあったと言ってあとは親に躾けをやらせればいい。日本の学校は学校が家庭になり、教師が親だ。やり方を変えるべきだ。子供が悪さをするように育てたのは親の責任だということだ。教師の責任ではない。日本は教師が何とかしようと思いすぎだ。何かがあれば親にやらせたらいい。日本は親に楽をさせ過ぎている。日本のやり方だと親が子供から逃げれる。いいことない。最後まで親が自分の子供に係るようにさせる方がいい。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/e7b6072dd7c47d8f3869e5cb3f2e95205bbd7d00
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