日本アカデミー賞作品賞を受賞した映画「侍タイムスリッパー」で知られる安田淳一監督が27日、コメ農家の現状について語った。 小泉進次郎農相は26日、今後放出する備蓄米が5キロ当たり2000円(税抜き)程度で6月初旬にも店頭に並ぶ見込みだと発表した。対象は2022年と21年産の古いコメ。集荷や卸売りの業者を通さず、随意契約で国がスーパーなどの大手小売業者を選ぶ。 これまでの競争入札と比べ、およそ半値で直接売り渡す。農林水産省は価格高騰を抑えるため、コメ問題に特化した「集中対応チーム」を設置した。随意契約は、業者の選定が恣意的で不透明となる懸念が拭えない。一部農家からは「価格は生産者の努力によって決まる」として、国の介入による値下げに批判的な声も上がっている。 契約を巡り、LINE(ライン)ヤフーが26日、インターネット通販での取り扱いを検討していると明らかにした。総合スーパーのイトーヨーカ堂も参加。イオンも前向きな姿勢を示した。楽天グループは日本郵便と組み参入に向け調整する。 農水省によると、全国のスーパーで今月12~18日に販売されたコメ5キロの平均価格は前週と比べ17円高い4285円。2週連続で過去最高値を更新した。高値を付けた業者が落札する競争入札で放出した備蓄米は流通に時間がかかり、高止まりを解消できていない。 京都でコメ農家を営んでいた父が死去したことを受け、農業を継ぎつつ、映画監督として映像作品の製作を続ける、珍しい兼業の安田監督は「消費者にとっては2000円台で、ということはたぶん喜ばしいことだと思うんですけれども、一般的なコメ農家にとっては2000円台だとほぼ離農するということを現実的に考えていかないとダメかなという金額だと思います」と話した。
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古古米、古古古米である備蓄米が2000円で流通しても、新米やブランド米も2000円になるわけではありませんから。 ただし、2000円の備蓄米が広く流通することで、新米やブランド米の需要が減り、その結果として掲げ下がると予想されています。 ただ、よく下がっても、3000円後半だろうと予想されます。ですから、農家の方は、米作で生活はできます。流通業者が、儲け過ぎず、農家と共に利益を分け合えば、昨年よりは利益を上げることができる状況だと思います。
今回の価格は、政府備蓄米の古米に限っての価格であることを、もっと、政府として説明、そしてマスコミも報道して欲しい。消費者がこの価格が、お米の適正価格であると捉えることだけは避けて欲しい。米価操作はある意味画期的な事と思いますが、強引に一時的な値下げは劇薬過ぎると思います。米農家が5kg2000円代が持続可能なのか、恒久的な主食としてのお米価格の適正価格の提示は政府として必要と思います。
農家さんはかなり不安になってると感じます。 ただ、今回のコメ5キロ2000円は備蓄米の古古米と古古古米とのことです。 今年の新米価格は提示してるのを見ると60キロ2万超えの地域や銘柄もあるようです。更に酒米から食用米に転用する農家さんも報道があるようです。 農家さんも生き残りを掛けて必死です。大規模化や効率化をはかる農家さんを大切にするように農水省や都道府県などは行って欲しい。あと、新米価格の補償的な考えも必要かと考えます。
零細農家の意見ばかり聞けば今の値段でも採算が、という。世界一高い米を食べることを国民に強いることが、本当に持続可能性につながるのか。備蓄米を全て輸入米にし、国内生産を全て市場に出してみて、それでそもそも足りるのかどうかを見極める。それで余るならやはり作り過ぎなのだろう。それでも足りないなら輸入量を増やすしかない。大規模化が本筋だが、大規模化できない場所も多く、そうしたところに零細農家が多い。それこそ持続性は無いのだから、それを議論の本筋にするのは国民負担が増えるだけでこれまでと変わらない。
自家消費分と+α1トン少々作ってる兼業超零細であります。 コメも作らず荒らしていても草刈りや水路の管理だけは必要なので無駄な労力を使って何も無いよりはマシなのでほぼワンオペでこなしてます。 ここ数年30kg玄米で7,500円、玄米時10kgを自家製米2,700円です。供出するほどの量でもないのでまぁこれで良しとしていますが。燃料や肥料の購入の足しにはなる。 兼業で10町近く作ってる人も近所にも結構居るのでそういう方はこんな値段じゃやってられんでしょうな。
古米がその値段であって、新米は5㎏4,000円越えは変わらないと思いますよ。 下がっても3,500円ちょいだと思ってます。 実際に農家は農協に60㎏23,000円程度で買い取ってもらっているけど、個人販売だと30㎏20,000円で売ってくれるところが結構あります。送料含めても、こっちで利益上げてる農家さんならやっていけるって事かな?
多くの国民も米価格の値上げに関しては必要だと思ってるでしょう、昨今に日本では賃金の引上げからの人件費や物価高によるコスト増、そして人手不足と米価格だけ据え置きってのはあり得ない。 ただいきなり前年比で倍以上になって、しかもそのぶんの儲けがコメ農家に還元されてない、多くの国民はそこを問題視してるんじゃないかな。 なのにいきなりJAのお偉いさんに至っては何の根拠も示さず「適正価格で高くない」とか言われても多くの国民は納得できるわけがない。
今まで5㎏2000くらいのコシヒカリの価格設定がどうだったのか。農家からの出荷価格、販売店での価格を徹底的に調べて真実を報道すればよいだけ。如何に農家さんが二束三文で出荷していたか、中抜き業者が設けていたのかを全国民が知る権利はある。
まず、今回、放出する米は古古米であるということ 要するに通常なら賞味期限切れになるが、政府の管理された備蓄倉庫に保管してあったから通常よりは劣化は少ないがやはり古いものに変わりない 今、現在、粗悪品の米をブレンドした米を4000円以上で売ってるなんてのもあるので、まずは、そんなのを駆逐して、適正価格に米の価格をもっていくこと 次に、転売ヤーやダメな流通の仕組みをなくさないと、中間業者のぼったくりが横行する そのためには減反政策は廃止し、自由に農家が作付けをし、流通を自由にすることでしょうね 5キロ2000円台で離農するの人は、それでいいし、むしろ零細化してるだけなので、規模化するにも都合がいい やる気のある農家の大規模化が必要と思いますね
米の問題について、消費者だけでなく、農家にもしわ寄せが起きないように、良い落としどころを見つけてほしいと思う。 ただ、今朝のニュースを見て思ったのが、少し前まで「米の値段が下がる」と小泉農相を絶賛する内容の報道をしていたかと思えば、その後各局、値下げによって農家の不満が溜まっていると、値下げにより弊害を手のひら返しのような報道に少し違和感を感じました。 メディアも米が2000円代になるのは「備蓄米」が対象であると、しっかしと報道してほしいと思う。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/7dff2376d0e3e55f26885f3b632e80784ae23179
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