小泉農水大臣が、「備蓄米を5キロ2000円台で店頭に並べたい」と発言。コメの値下がりに向けて500人規模の専門チームを発足させた。“コメ担当大臣”の活発な動きは注目される一方、“ズレている”との批判も。専門家は、「今年の新米の価格は下がらない」と分析する。日本人の食を守る立場である農水相には、苦し紛れの選挙対策ではなく、長い目で見たわが国の農業のあり方を真剣に考えてほしい。（多摩大学特別招聘教授 真壁昭夫） ● 小泉大臣の就任で「令和のコメ騒動」は収束するか わが国のコメの価格の高騰に歯止めがかからない。4月の消費者物価指数の中では、うるち米（コシヒカリを除く）は前年同月比で98.6％も上昇した。それに伴い、調理食品ではおにぎり、外食分野ではすしの値上がりが鮮明だ。 今回の「令和のコメ騒動」は、かつて、1973年の第1次石油ショック時、狂乱物価発生で起きた“トイレットペーパー争奪戦”を思い起こさせるものがある。 コメの価格が高騰している原因は一つではない。基本的に日本のコメの生産量が伸びていないことに加えて、異常気象による減産への懸念や、堅調な需要により需給がタイトになったことがある。また、これまで農林水産省はコメの価格を下げないよう政策運営してきたため、価格高騰の対応が遅れたことは見逃せない。 農林水産相に就任した小泉進次郎氏は、備蓄米の入札方式を「競争入札」から「随意契約」に切り替える方針だ。随意契約によって、政府が指定した業者に、指定した価格で備蓄米を供給することができる。それは、コメの価格形成に政府自身が関与することを意味する。政府の関与で、コメ価格を下げさせようとする苦肉の策である。 ただ、小泉大臣とマーケットの戦いがそう簡単に決着するかは、疑問符が付きそうだ。業者の間で、「コメ価格は安定する」との見通しが定着しないと、業者は在庫を迅速に放出しないだろう。 また、非効率な流通システムのせいで、政府の値下げ策の効果が出るには時間がかかるかもしれない。持久戦の展開になる可能性もあり、コメ価格を巡る情勢は、今夏の参院選の重要な論点にもなり得るだろう。
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輸入を 短期的にはそちらで凌いで、中期、長期としては、現在の先代からの贈与税の免除を目的に、田圃を引き継いだ、農家だけではなく、 企業のような、効率的な米の生産をできる、企業を国の後押しで育成していくべきだと思います。 現在のやり方を否定はしない。 が、日本自体が人口が減少していく中で、これ以上増産が可能かというと、かなりの疑問が残ります。 マーケットに関しては、輸入をある程度の量をするようにすれば、米の在庫を抱え込む必要がなくなり、落ち着く。 現在抱え込んでいる古米は値崩れしても売りたがるだろう。 その後、安い米と国産の米が並ぶ事になる。 個人的には価格が3000円以内ならば、国産一択です。 今のままの値段なら、米よりも、他のものの比重を上げた方がいい。 量を生産できない以上、自給率と言ってしがみついても、国民は飢える。 国民を飢えさせないためのものが、逆効果にしかならない。
コメに関わったら判るけど、他の野菜に比べてあらゆる点で非効率です。 年一回の収穫だし、稲刈りの時期も限られる。 それを翌年の稲刈りまで保たせないといけないし、翌年の収穫も天候に左右されるので必ずしも予測が当たるとは限らない。 流通だって保管には専用倉庫、専用の精米機、精米の出荷サイズも統一されていません。 コメというものに関われば、生産も含めて利益も低く、効率が悪いので、回転の早い野菜や単価の高い果物に生産者も小売りもチカラをいれるんですよ。
k4,000円で買い続ける事ができる人は、その値段で買い続ければ良い。買い続ける事が難しい人は、備蓄米を買えば良い。備蓄米が終わった後は、外国産米がその代わりになるだろう。今までが安すぎた、今が適正価格と言われてもk4,000円で買い続けられる人は少ないからこれだけ騒がれているのだろうし、特に学費支払いや奨学金支払い、食事量が多い子育て世代の人たちの備蓄米から外国産米への流れはもう防げない気がする。もしくは3食における米割合を極端に減らすか。このままいくと肉や魚同様、輸入品が増加し、国産米の需要は減っていき、大半の農家さんは残念ながら廃業になってしまうかもしれない。1963年には417,600戸あった酪農家が2023年には12,600戸まで激減してしまったように。トランプ氏が農作物輸入増を訴えていたが、それに応じる流れになってしまっているように感じる。
進次郎さんの国民に少しでも安く米を売りたいとの思いは伝わって来ます。 現在市場に出回る高い米は、どうして高いか、その販売に関わったルートを国民にわかるように正しく報道して欲しいものです。 既に高い米を、進次郎さんでも下げる事は不可能な事は、国民も理解できると思います。 何事も互いが理解し合えば、今後米を安く売る努力も出来る筈です。
備蓄米放出で急場は凌げても、問題は今後の抜本対策 年ごとに在庫の古米を放出し新陳代謝すべき備蓄米を、家畜の飼料となるまで放置し続けた政府の怠慢並びに農水官僚の無為無策の責任は問われるべき 古古米より、カリフォルニア産米の方がずっとウマイという話もある 減反政策の見直しとともに、日本の米農業をいかに守るか もはや金融機関と化し、組織防衛に走るJAと農水族議員の癒着をいかに断ち切るか JAと農業関連産業とのズブズブの関係による資材や農業機械の独占販売による高価格化、それにより元の取れない農業経営 追い討ちをかける減反政策による農家の離反、就労人口の高齢化┅ これらを払拭するには若手を対象に大規模経営やAIを駆使した効率化による増産しかない。 それなりの政府による補助も必要 食の防衛は直ちに我が国の安全保障にも関わる ドサクサ処理は得意だが、一度挫折した小泉の真価が問われるのは、これからだ。
正直なところ今回の米騒動の本質は「農業利権vs消費者」でしかない。国際価格が高騰しているのなら諦めもつくが、安い海外米を輸入関税で妨害して高価格を維持しているのだから、完全に政策的な価格高騰と見なす他ない。 再生産可能な価格だの、適正価格だのといった議論もおかしい。自分は事業主や投資家としてほそぼそとやっている身だが、どのような業界であれ、価格は市場で決定されるのが原則であり、その価格で利益が出ないのなら生産性向上・業態転換などで対応すべきであって、それが出来ないなら退場するという厳しいルールのもとで大半の企業と個人事業主は活動している。農業だけが政府に泣きつけば保証されるというのは歪だ。 なぜアメリカはドル高もあり賃金は日本より高いにもかかわらずコメを輸出できるほど強いコメ農家を持てるのに、日本は関税で守られなければ駄目なのか。農業利権のぬるま湯が農業を弱体化させているのではないか。
まあ、今回の備蓄米は2000円台でいくでしょう、買い取ってる業者がそれで行くと言ってるのだから、ただこの備蓄米だけでしょこの値段は、備蓄米以外の値段はほとんど下がらないとおもうけどね、備蓄米の米は年数もたっているし値段相応でしょ、備蓄米とブレンドした米が中間当たりで今のお米は今の4000円台をキープするんじゃないのかね、新しくでてくる今年の新米も何事もなければ3500円台ででてくるんじゃないだろうか。
小泉氏が今やろうとしている備蓄米の価格下げは明らかに自民党の参院選対策であり、5キロ2千円が参院選期間中まで続けば大成功なんだろう。 これではなんの解決にはならない。 自民党は小泉氏のヒーロー扱いを強調してくるだろうが、我々国民は「5キロ2千円」に踊らされることなく冷静に判断することが大事。
備蓄米の本当の問題は、国民のほぼ誰も古古米や古古古米を食べたことがなく、実際にどのような味なのか、食用に適するのかを知らないことです。 仮に販売後に「まずい」などとSNSで悪評が広まれば消費者の購入意欲は昨年産米に集中し、ますます価格が上昇する可能性があるでしょう。
新米も備蓄米と同じルートで流せば中抜きで浮いた分の利益を農家さんに還元して消費者も安く買えるから、政府や農水省の言っている「農家さんの安定収入」にもなるし一石二鳥です！ 通常ルートは飲食業界へ流す事で卸業者へ配慮。 まぁJAと農水省が猛反発するだろうけど、このまま無策で放置していたら農家が全滅するでしょうし。構造改革するなら今しかありません。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/1578c1135b6298ae2dac5df27b65da8a6447564e
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