日本の米の価格高騰が続いている。5月26日に配信されたNHKのネットニュースでは、米の値段が5キロにつき4285円(税込み)を記録したと報じられた。 そんな中で、大手コンビニエンスストアチェーン店のファミリーマートが備蓄米を1キロ400円(税抜き)で販売する方針を明らかにした。 「今回、ファミリーマートは備蓄米の随意契約に申し込む方針を固めたようです。大手コンビニで備蓄米の販売方針を示したのはファミリーマートが初めて。発売は6月上旬となる見込みで、米の精米、小分け、パッキングなどは親会社の伊藤忠商事が行うといいます。少量とはいえど、身近なコンビニでの米の販売は早速話題に上がっているようです」(経済ジャーナリスト) 26日に小泉進次郎農林水産相は、「やれることはどんな手でも使って価格を抑制していく」と気合い十分に語り、新方式として発表していた随意契約。 その新方式から生まれたファミリーマートの英断にネット上では称賛の声が相次いでいる。 《これは久々にファミマのナイスヒットですね。1キロでも400円で販売する、パッキング等のコストがかかるにも関わらずこの価格というのは充分な社会貢献》 《やはりJA以外に備蓄米を供給すれば、新たなアイデアが創発されるし、迅速に流通する》 《これが本当の緊急的措置の動きである。こうやって民間の企業が介入すると、あっという間に解決できてしまう》 これまで農家と小売の間を挟んでいたJA(農業協同組合)が除外され、新たな動きが生まれたことに国民の期待値も高い。こうした声が向けられる理由を農業関係の記事を手がける業界誌記者が解説する。 「“令和の米騒動”にはさまざまな要因が指摘されていますが、農林水産省とJAの“悪玉論”も取り沙汰されています。もともと田んぼを減らす減反を行い、米の価格を上げようとしていた動きも批判のやり玉に挙がりました。 これまでネックになってきたJAの存在ですが、緊急措置として間に挟まない決断でここまでの変化が現れたことに、国民もある意味驚きでしょう。小泉進次郎氏も『備蓄米はいざという時のためにあるもので、今こそいざという時だと思う』と“名ポエム”を発していますし、初動の対策としては大成功なのではないでしょうか」 小泉農水相は2015年の自民党農林部会長時代にJA改革に取り組んだが、JA側と対立。大きな成果をあげることはできなかった。十年ぶりに“戦いの火ぶた”が切って落とされたか――
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JA以外の民間に米を売ると、流通して店頭に並ぶのも早い。JAがいかに流通調整して、米の価格を下げないようにしていたかが浮き彫りになった。本当にひどい組織だよ。ファミマの1㎏400円台はいいね。単身世帯、高齢者世帯も気軽に買える。もっと欲しいなら。2㎏、3㎏と買えばよい。JAの存在が本当に日本の農業にとって良いのか考える機会になったと思う。
私は乾麺マニアで、蕎麦うどん中心に高いのも安いのも新商品があると買って楽しむなどしてると、見た目と値段が同じでも随分と内容に差があってパッケージの見た目良くして利幅の大きいものに気づいたりもします。 乾麺とするなら1kg400円は特売品級の価格ですが、 コメとしては味見には丁度良い量ですから是非試してみたく、また他のコメも同じように1kgで1200円くらいまでの価格グラデーション作って並べて欲しいものです。 この高騰の折、コメ農家さんの窮状の声を聞くこと多くなりました。 乾麺と同じでコメも見た目に同じでも中身は随分と違うとコメ農家の親戚持つからか常に感じます。 コメ農家をやり甲斐ある職業にするにはまず「消費者の評価力とそれに呼応する選択枝」が市場に確立されることだと思います。 そのためにはまず他の農家のコメと混ぜて売って良いコメと混ぜて勿体無いコメを仕分けて売るべきという持論があります。
安い1キロ売りは良いですね。今までに超厳選高級米1キロなら見た事あったけど。単身者や外食が多い人は喜ぶと思う。老人も重たい米を運ぶより自宅最寄りのコンビニから1キロをこまめに買う方が楽なのでは?初めは売り切れ続出だろうし、備蓄米を売り切れば割高になるんだろうけど、客の感触が良ければ古米で安めに販売を続けて、数年後には安定して常に米1キロがコンビニに置いてある状態になれば良いなぁ。我が家もふるさと納税で頼む派で、もうすぐ届くから5キロは要らないとかの時に助かると思う。
ファミマ、さすがです!コンビニの利用客層(おひとり様も多い)や、交通手段(徒歩や自転車が多い)や客単価500円程度などを考慮すると1キロ400円は納得です。まずは味をお試しという点でも大変ありがたいです。さらに凄いのは5つ買っても5キロと同じ値段ということです。しかも小分けなのでサイコーです。むしろファミマで1キロを3袋とか5袋買った方が良い気がします。とにかくありがたいです♪
今の米の価格は銘柄米4500円 JAブレンド米4000円。 備蓄米2000円を前提にしたときJAブレンド米の備蓄米混合割合を計算してみた。 4500x +2000y=4000円 x + y=100% xとyは混合比率です。 そうすると備蓄米の混合比率y=20%です。 ブレンド米がそれなりに美味しいといわれているのは備蓄米の混合比率が20%と低いからと思われます。 このブレンド割合がJAの考えたギリギリ美味しく食べられるラインで備蓄米だけで食べたら不味いんじゃないのだろうか。 平成の米騒動の時は安くてもタイ米は見向きもされなかったが今度の備蓄米も同じじゃないのだろうか。
とりあえず味が問題ないか知りたいから試食してから5kg買いたいなぁと思ってる人にとっては最高でしょう。 古古古米なんて食べた事ある人いないですからね。400円は本当にありがたい! フットワークが軽くてイメージアップにつながりましたね。
「備蓄米はいざという時のためにあるもので、今こそいざという時だと思う」まさしくその通りですね。方法はどうであれ、手元に手軽に買える米をいち早く届けるスピード感がありがたいです。
ファミリーマートは、現在、伊藤忠商事の子会社で、農林中央金庫も主要株主の一つです。伊藤忠と農林中金は提携関係が深く、ファミマ経営を通じて協力しています。
世間の風潮が完全にJAが敵という構図になりつつありますね。 JAが米の価格調整の実権を握っているという論調が事実と違うならばJAが記者会見を開いて「違う」と否定してほしいところですが、なぜやらないのか。 日本の農業の転換期なのかもしれません。
備蓄米だけでなく今後もJA以外のルートで、直接消費者に届く様になれば農家も採算の合う単価で消費者には安くなるでしょうね?とにかく日本の農業をダメにしたのはJAですから!理事クラスの給与は、専業農家の何倍も貰っているのです。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/91acfad2661608bb1b1784f68d118fce99cc0052
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