「コメ買ったことない」発言で辞任した江藤拓農水相の後任に、小泉進次郎元環境相が就任して、注目を集めている。期待されているのは、まさに交代劇の背景にある「慢性的なコメ不足と価格高騰」に対する抜本的な解決だ。進次郎氏自身も「コメ担当大臣」を自称して、コメを中心とした農政改革に意欲を示している。 現状では、国民の受け止めは好意的だ。その背景には、郵政民営化を推し進めた父・小泉純一郎元首相のように、大きな構造改革の担い手としての期待がある。 そんな中、さっそく打ち出されたのが「備蓄米の放出」だ。廉価で流通させることへの期待感から、現状を打開する切り札として、進次郎氏の評価が高まりつつある。 あわせてSNS上では、JA(農協)を解体して、新たな農業の姿を模索すべきだとの主張も多々見られる。多くの意見は「既得権益の打破」といった文脈から投げられているが、長年SNS世論を見てきたネットメディア編集者としては、こうしたムードは、危険もはらんでいると感じる。その理由を説明したい。 ■透明性が確保しづらい流通ルート 2025年5月21日に農水相に就任した進次郎氏が、最初に着手したのは「政府備蓄米の流通ルートの変更」だ。 これまでは、入札により、高い値を付けた業者が落札する流れだった。これを政府が価格を決め、入札せず、業者との随意契約によって販売する形に変更した。 随意契約のメリットとしては、価格競争にならず、なおかつ迅速に売買できる点がある。一方で、基準が比較的明確な入札に比べ、透明性が確保しづらいため、業者との癒着や汚職の温床になりかねない。 5月26日に申し込み受付を始めた随意契約は、大手小売業者向けに、2022年産のコメ20万トン、2021年産のコメ10万トンの計30万トンが対象となった。60キロあたり税込1万1556円で売り渡される。応募した事業者は27日14時時点で33社(約15万7000トン)となり、受付は一時中止となった。 これらの状況を見て、SNS上では好意的な反応が多い。一部マスコミが備蓄米を「小泉米」と呼んだことから、野党支持者を中心に批判が出つつあるが、備蓄米の随意契約そのものは受け入れられているようだ。
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米全般の流通を見直す時期に来ているのではないか。 備蓄米放出で価格は抑制できるとして、何ヶ月持つだろうか。 また、放出した分の米をどうやって補充するのか。今年の収穫から補充すれば、また米不足になるだろう。 米に関してはフリマでの売買を停止したり、消費者に過不足なく行き渡るようなルールが必要になるのかもしれない。 備蓄米だけでなく、米全般を規制したほうが良いと思う。
備蓄米を一掃できるのは政府にとってはラッキーかもしれないけど、新たな備蓄米の補充が米不足の一因になってしまっては本末転倒ですよね。 増産といっても、すぐにできる訳じゃないし、その辺の匙加減は、結構難しい舵取りになるはずで、ここからが本当の腕の見せどころだと思います。
本来設置された役割を考えたら、農家さんの為にもJAはあった方が良いのかとは思います。 ただ日本の行政の悪いところで 農業だけでなく、生活に関わるあらゆるジャンル「医療、運輸、建設、福祉等」さまざまな面での政官癒着や天下りなんだと思う 「ちょっとだから良いでしょ」 みたいな感じかは分からないが、あらゆる面で検査や手続きを設け、その為に必要な機関を作ってまで天下りをしていて、その為の余計なコストや手間を国民は負担させられています。 そう言った事をいい加減無くしていかないと、日本は元気にならないと思う
JA解体し新たに立て直す方法をとるのがいい気がします。 JAが無くなるのは困る農家がいるのも事実 冷蔵保管や肥料、苗など含め 今回米についてJA通さなければ4割近く利益が出ると他の記事に書いていた JAも農家に貢献出来るシステム作りが必要なのかなと思ってしまいます 今のJAは農林水産省との目に見えない何かがありそうなのでそこを断ち切ってやるべきな気がする
農家から金を搾取するためだけに存在するJA全農なら直ぐに解体すべきであると思います。ただ、全ての農家の方が自分達で米や農産物を直接売買できる訳では無いので、農家を利益を最優先に考える組織に変貌する気があるならJA全農を残す選択肢もありだと思います。とにかく農家の方がJA全農に搾取され続けている今の構造のままでは農家が減り続けて、米だけでなくその他の農産物も価格が上昇することになります。農家の方が安定した利益を上げられるような農政改革を実行して頂きたいと思います。今回の小泉大臣の仕事っぷりは鮮やかで感心しておりますが、備蓄米放出はあくまで目先の対応であることをよくよく忘れないように、その先の抜本的な農政改革を行って欲しいと思います。
JAは組織として肥大化しすぎていないか、ってのは重要な観点だと思うね 地方に行くとやたら豪華な建物のJAの支店や銀行が目につく かなり儲けているようにも思えるんだよね その原資は何かといったら組合員である生産者らの努力 生産者が使う施設にお金をかけるのは還元と呼べるけど、銀行や支店を豪華にするのは還元になっていないのでは
急にJAを必死に擁護する記事がたくさん出てきてるが米問題に関しては明確な悪が存在する問題である。 経済問題と違って米は農作物であってそれが単純に国民に行き渡るか行き渡らないは流通の問題に過ぎない 米の生産数や余剰数に対して国民の消費量を引けば米が足りてるか足りてないかは明白にわかることだし。 生産や余剰の米にすぐに致命的なマイナスが無いなら流通に致命的な問題があるのは明白でその流通を握ってるのはJAに他ならないからだ。 経済問題や税金の問題と違い、米が国民に行き渡る行き渡らないそして金額が高い高く無いは流通の仕組みそのものがおかしいからこのような事が起きる明確な悪が存在するとはっきり指摘できる。 JAが悪くないと否定するのはJAの利権関係者が多くJAが批判されると困る人たちが必死に擁護論を主張してるのだろう。 キャベツやほうれん草と違って米だけがJAのほぼ専売になってるのはおかしい。
生産者は悪くない。 強いて言うなら、よくわからない業者に高値で売り捌いた生産者かな。 米の生産者はどこにいくらで販売したのか報告する義務があるように思う。 悪いのは、備蓄米の落札に買い戻し条件を付けた農水省。 結果、9割の備蓄米をJAが落札。 さらに販売の際に備蓄米の表示をさせないようにしたJA。 備蓄米をなかなか市場に出さない米卸業者。 もう少し言うと、転売ヤーを野放しにしているフリマサイト。 米についてはやはり統制が必要だね。
スーパーなどに出回るコメはもちろん野菜や果物、肉もJAが関わっている。 安易にJAを解体だけでは農家はもちろん消費者やスーパーなど小売も困ることになる。 つまるところJAの解体ではなく、根本的改革や代替組織の創設が最適解だと思います。
大臣が変わらなくても備蓄米の放出は予定されていたこと、小泉が何かしたわけではない このあと輸入米を増やすのではなく、国内の生産を増やす為の予算を作ったりしたら評価していいと思っている、まずはソーラーに変わってしまった田んぼを元に戻す為の補正予算を作るところからはじめてほしい。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/3e48ffe4f6f45ca270f68ada4050863451a2a270
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