大手予備校の「河合塾(かわいじゅく)」の講師が21日、賃上げなどを求めてストライキを決行しました。 ストライキは河合塾の自由が丘校で浪人生を対象とした物理の授業のうち、最後の15分間で実施されました。 河合塾の講師らで作る労働組合は授業1分あたり35円の賃上げや、委託契約の講師の契約期間を有期から無期に転換できることなどを求めましたが、河合塾側は応じなかったということです。 河合塾は「適法にストライキが行われる限りは受け入れなければならないと考えています」とコメントし、後日、別の講師による補講を行う予定です。
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時給2100円アップと考えると確かに疑問が一見湧いたが、予備校時代を思い出してみると1人の先生が1日の全コマにみっちり入ることは珍しかった。(大手予備校ではないので河合塾ほどならば異なるかもしれない) 空き時間でわからない問題の個別対応をしてもらっていた記憶なので、その時間はお金が発生していないと仮定するならば、予備校教師の時給の考え方はその他の仕事とは大幅に変わってくるかもしれない。
私の浪人時代の話ですが、某私大の英語講座を河合塾で取っていました。当時、地元では私大の一番人気で、英語の配点も高いので、 大教室は満杯で、現役生も含め、超人気の講座を受けてるんだと思っていました。 その講座には、浪人仲間で、私のテキストを貸し出してコピーで受けてる私の友達も混じっていました。 講義の最終日、講師の先生から 「お願いがあります。講師のギャラは皆の受講アンケートにかかっています。一人残らずアンケートにとても良かったと書いてほしい。アンケートの評価が高いとまた僕は教壇に立てる。僕の授業をタダで受けてた人は必ず書いてほしい。実は、こんなに集まってくれて嬉しいけど、授業にお金を払って受けててくれたのは4人だけです。」4人のうちの1人は私だったんだ、というショックと、ただ乗りの人達が多過ぎることのショックでしばし呆然。先生は一体どんな気持ちで講義をされていたのだろう、塾講師に幸あれ。
塾の世界って大学生のバイトでも時給2500円、でも時給の発生しない授業準備に同じだけ時間かかって実質1250円。みたいな感じ その業界でトップにいる河合塾の講師でも1日に持てる授業は90分×3コマが限度でしょう。授業前には学生バイト以上に綿密な準備をして、授業後には質問タイム。人によっては添削も無給でやってるはず 時給2100円アップをそのまま受け取って高いと考えるのはちょっと違うと思う
大学生の頃、河合塾でバイトしてました。 人気講師だと映画館より広いような教室で授業するし、授業後の質問の列もズラリ。 でも人気だから次のコマはまた別の結構遠い校舎で授業持ってたりするから移動もハード。 その割に給料は… 給料は講師によるからなんとも言えないけど、その程度でこの仕事って、ほぼボランティアじゃん!と思った記憶がある。 やる気の搾取みたいなものだと思う。 講師だけじゃなく、塾の社員もそう。 みんないわゆる熱意ある学校の先生みたいな心持ちの人が多い。 長時間労働にノルマもあるし土日もないし、ハードなわりにはお金がもらえない。 ちゃんと受験のために受講してると結構な額取られるけど、どこに行ってるの?と思ったりもする… 受講者には気の毒だけど、講師側の気持ちもよく分かる。
今から約25年前、自分は浪人生で横浜の代ゼミに行っていたけど、政治経済の講義でお世話になった講師の方は「我々講師は1年契約なので、毎回の講義一コマ一コマが勝負なのです」と仰ってました。 講義の校舎は横浜のみならず、曜日によっては仙台や新潟とか、あっちこっち飛び回っておられました。 かつての横浜校はビル2棟、丸々代ゼミでしたが、今では閉校している現状を考えると、少子化の影響で経営側も講師側もお互いに大変な環境なのだろうと思います
自分も河合塾に通ってた時あった。2004年の時、当時プロ野球でストライキがあったが、あれから21年、予備校の講師がストライキなんて当時は考えもしなかった。ただ、経営陣も「たかが講師が」みたいな考えならそれは改めてほしい。講師だって、授業時間以外にもテキスト読み込んで、生徒たちにどう教えるかを考えこんでる。
元受験指導のプロです。 大学受験予備校は、廃業が相次いでいるくらいですから、給料が昔から下がっていないだけでも御の字でしょう。 はっきり言って、大学受験予備校や塾はジリ貧。 東大、京大、医学部受験等のハイクラスの需要は変わらずあることは間違いないですが、金を落としてくれるだけの中堅以下のドル箱生徒が劇的に減っています。 私は、中学受験、高校受験、大学受験、何でもOKで、いわゆるフリーランスとして活動していましたが、最もおいしいのは中学受験でしたね。 超難関校ですら、一定レベル以上の講師からすると予習すら不要なので、授業準備がいらず、単に教え方の巧拙だけの勝負になります。 それでも、時給換算で3万円はもらっていましたね。 大学受験は、授業準備に手間と時間を取られますが、時給換算で4~5万円止まり。 ちなみに、中学受験業界は過去よりも需要があり、塾も増えたにせよ、見通しはまだ明るいです。
他の方がおっしゃっている通り、以前プロ野球でストライキがありましたが、そのとき経営者側(オーナー)のある方が「たかが選手が」とおっしゃっていました。そのたかが選手(その才に秀でた人)を雇って自分自身は儲けているのではないのでしょうか。雇用者は労働者を雇って利益を上げているのですから、労働者を下に見るようなことはしないで欲しいと思います。また、世間一般の方も労働者(公務員を含む)に対して、「じゃあ辞めればいいじゃん」と言いがちですが、労使契約はお互いに公平性を保たれるべきだと考えます。それでも雇用者側が上という思いはありますが、労働者が労働者に対して「じゃあ辞めればいいじゃん」と言っているうちは、全体の賃金は上がらないと思います。
別の予備校で講師したことあるけど、授業の準備や授業前後に行う生徒への個別指導、その他事務作業中は一切給料発生しなかった。 友達もそんな感じだったから、多分河合塾もそうなんじゃないかな。 だから、予備校講師って見た目の額面は儲かりそうなんだけど、実際の拘束時間で割ると、正直コンビニバイトの方が高いくらいなんだよね……
時給に関しては、みなさん仰っている問題点それぞれあると思います。 大手予備校では次年度の報酬に、生徒へのアンケート回答結果が反映されるので、人気講師ほど報酬に反映されます。 問題がおこるのは人気があることが必ずしも生徒の成績が上がることに直結しないケースも発生するという点です。 すなわち講師のインセンティブは生徒の成績如何によらず、面白い、または分かった気になる授業をしてアンケートの結果を良くすることに発生するとも考えられます。 実際にそのような講師を何人も見たことがあります。解説としては分かった風に感じられるけど、これを受けていても自分が解けるようにはならないと。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/7ffe3288310f4f140b1277e8090f1bc26eedb998
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