選択的夫婦別姓の導入を巡り、立憲民主、日本維新の会、国民民主の3党がそれぞれ提出した法案が30日、衆院法務委員会で審議入りした。立憲、国民民主案は夫婦が婚姻後も別々の姓を選択できるよう民法を一部改正する。維新案は夫婦同姓の原則を維持しつつ、旧姓（婚姻前の姓）を通称として使用する機会を法制上確保する内容だ。 衆院で選択的夫婦別姓について質疑が行われるのは、1997年以来28年ぶり。ただ、いずれの法案も過半数の賛成が得られるめどは立っておらず、今国会での成立は見通せない。 立憲案では夫婦別姓を選んだ場合、婚姻時に子の姓をいずれかに定める。国民民主案では婚姻時に戸籍の筆頭者を定め、子の姓は筆頭者と同一とする。 維新案では戸籍に旧姓を通称として記載できるようにし、パスポートなどの公的証明書で、旧姓併記に加えて単独で記すことも認める。戸籍上の夫婦や親子の姓は同一となるが、旧姓を使い続ける際の不便は解消されるとしている。 選択的夫婦別姓を巡っては、96年に法相の諮問機関である法制審議会が導入を答申したものの、自民党の保守系議員の反対などで棚上げされてきた。経団連は昨年6月、旧姓を通称でしか使えない日本の法制度を「ビジネス上のリスク」と指摘し、早期導入を求める提言を公表した。 自民党は旧姓の単独使用を可能とする見解を盛り込んだ「基本的な考え方」を大筋で了承。公明党は選択的夫婦別姓の導入を主張しているものの、採決での賛否は明らかにしていない。【池田直、富美月、森口沙織】
コメント 10件
夫婦別姓は、本当に国民が望んでいるのかも疑問です。実際、多くの国民は旧姓使用の拡大で十分と考えているはずで、今の日本に必要なのは、家族の絆を強める政策であり、それを薄めかねない制度ではないと思います。選択的夫婦別姓は「選べる制度」とはいえ、社会や家庭に与える影響は決して小さくありません。 むしろその導入によって家族や、夫婦・親子の関係に混乱を招くおそれすらあります。 安易な制度変更ではなく、家族の在り方を大切にする議論こそが、求められるのではないでしょうか。
一部の人達にとっては大事なことなのかもしれないけれど、一部の人達にしか利益がないものをどのように制度として確立するのか。 既存の戸籍制度やそれに伴うシステム等の改修費、人材育成にかかる経費、諸々の支出を考えると難しいという印象。 優先順位を考えて時間も投資してもらいたい。
現状制度で困っている方はどれだけ居るのだろう？選択的に変えるとどれだけの方が困るのだろう？具体的に数値と困る内容を明示して貰いたい どうも曖昧なまま進んでいるように感じる 曖昧なまま進めると感情論と声の大きさで左右されるという残念な結果になる 気をつけましょう
人によって温度差が大きい事案だと思うけど、現実問題として多くの法律や制度を根本から変えないといけないからその手間、壁があまりに高い。別性を提案するならそれらもどうするかをセットで考えて欲しいけどね。
法律上婚姻は双方が親の戸籍を離れて夫婦の新らしい家庭の戸籍を作るもの。 戸籍を家意識と混同して、名前を選んだ家系に入れられると思っている人もいる。ここが大問題。 ほとんど、結婚＝嫁取りデフォの意識の社会でしょう？ どっちの苗字でもいいのに。 実情としてこういう意識があるのが旧姓使用の権利以前の、日本の婚姻における男女の婚家の上下問題。 本当は苗字の問題じゃ無くて、家概念の問題なんだよ。 だから選択制でも右派は嫌がる。 何で他の政治家はそこを言わないんだろう。 多くの人がそこを理解すれば共感するのに。
夫婦別姓は国民の多くが反対しています（内閣府と法務省の調査で「反対」と「同姓維持した上で旧姓の通称使用の法整備」を合わせると69%と約7割の人が別姓に否定的）。 民意を無視して制度を無理やり作るのは民主主義への冒涜です。日本の近代化と発展を支えてきた家族制度を民意を無視して壊すことは許されません。 夫婦別姓は子供の視点からも問題です。別姓夫婦が多いことで有名なスウェーデンは離婚率が高いことで有名です。別姓は社会に決していい影響を与えないと思います。 大人はよくても子供たちは離婚によって傷を負います。別姓を推進してる人たちは子供たちへ意見を聞こうともしません。いまさら欧米の真似をしてもいいことはないことに気付くべきです。 もし夫婦別姓導入後に離婚率が上がったり、出生率が下がった場合は賛成した議員は責任を取ってほしい。
一番の問題は婚姻関係の証明がめんどくさくなることだと思う。 また、子供の性の問題や性の違いによる親子関係の証明など、各機関の確認作業の手間が増えるだけ。 正直別姓にしたいという欲の為に他人の手間を大幅に増やすべきではないと思う。 クレジットとかも性が同じであればある程度分かるかもしれないが、別姓なら不便なことも出てくると思う。 それこそ家族だから相手のカード使用するけど、不正利用として認識されたりね。 そもそもそれはダメなのかもしれないけど。
ここまで強固に推進するのは、隣国の指示か？ 議員のなかに、日本国籍が疑わしいのが増えているらしいし。 中国では伝統的に「姓は血統の象徴」 1. 血統重視の文化 中国では、「姓」は祖先の血筋（父方）を示す大切なものです。男性は「家系」を継ぐ役割があり、女性は嫁いでも自分の家の姓を保ち続けます。たとえば、「張さんの娘」は結婚しても「張さんの娘」であり、「夫の家族」にはなりますが「姓」は変えません。 2. 法律での位置づけ（民法典） 2021年から施行された「中国民法典」でも、明確に**「結婚しても姓を変える義務はない」**と定められています。実際、結婚届の手続きでも姓の変更手続きは存在しません。 3. 社会的慣習として定着している 日本では「夫婦同姓」が法律で決まっているため変更が必要ですが、中国では「結婚後も別姓が普通」なので、周囲もそれを当然と受け止めています。
「多様性」という言葉のもとに、社会の根幹に関わる制度を変えることに、なぜこれほど軽さを感じるのか。 夫婦別姓が個人の自由を広げるという主張は理解するが、その裏で家族という制度全体がどう変化し、どんな影響が次世代に及ぶのかの議論があまりに薄い。 名字は単なる記号ではなく、家族の連帯や社会的な責任を可視化する装置でもある。 それを法的に分断することで得られる「自由」が、果たして社会全体にとって前進なのか。 立法に値するだけの熟議がなければ、それはただの理念の押し売りに過ぎない。
「夫婦は同じ姓であるべき」という考え方は、まるでエスカレーターで左側に立つのが“常識”だとされるのとよく似ている。 本来は「右でも左でも」「同じでも別でも」よいはずなのに、いつの間にか“そちら側だけが正しい”という空気が出来上がってしまった。 誰もが同じ方向に無言で流されていく中で、少数の「逆らいたい」「困っている」声は、雑音のようにかき消されていく。 それは、誰もが困っていないからではなく、困っている人の存在が“不都合”だから見えなくなるのだ。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/5fe1a9dd45795ed11bfcd039c157d3b238e23c73
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