高齢者による公共の場での迷惑行為が増えている。警察庁によれば、2023年に刑法犯で検挙された65歳以上の高齢者は約2万2000人。これは過去20年で倍以上に増加しており、全体に占める割合も年々上昇している。 また、厚生労働省は、2025年には高齢者人口が3,600万人に達すると予測している。日本人の3人に1人が高齢者になる時代を前に、「一部の高齢者による理不尽な行動」――いわゆる“老害”が、現実的な社会課題となっている。 特に問題視されるのは、他者との距離感を無視した言動や、ルールを軽視する態度だ。 民間の調査会社が実施した「公共の場で遭遇した迷惑行為」アンケート（2024年）でも、「順番を守らない」「横柄な態度をとる」などの項目で、高齢者に対する不満の声が上位を占めている。 ある日、大学2年生の藤井さやかさん（仮名・20）は、通学途中のバス停でその現実を体験した。 今月、激しい雨が降っていた朝。さやかさんは、先に来て並んでいた女子高校生たちと一緒に、傘をさしながらバスを待っていた。そこへ、傘を差さずにやってきた年配の男女3人が現れた。彼らは列の先頭に無言で割り込んだという。 「並んでますよ」と声をかけた高校生に対し、そのうちの男性は「年寄りにそんな口の利き方あるか」と怒鳴り始めた。「おい、老人優先だろ!」「足が痛いだよ!」「体調が悪いから座りたい」と大雨の中、主張は続いた。そもそも列に割り込むこと自体に怒りを覚えたのに。 注意した高校生が泣き出してしまうと、他の並んでいた人々はただ黙って見ているばかりだった。バスが到着すると、3人の高齢者は真っ先に乗り込んで、座席を確保し、何事もなかったかのように談笑していたという。 この出来事について、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は次のように解説する。 「問題は、高齢者側が自分の行動を“迷惑だ”と自覚していないケースが非常に多いことです。昭和的な“年上は偉い”という価値観が残っていて、注意されること自体に強い抵抗を感じてしまう。反発的な態度に出やすくなります」 近年では、退職後の孤独や、社会との接点の喪失が“迷惑行動”の背景にあるとする見方もある。誰かに話しかけたい、存在を認識されたいという承認欲求が強まり、店員や若者に絡む、公共の場で説教する――といった行動につながることもある。 「一部の高齢者の過剰な自己主張が、世代間の不信感を強めています。SNSなどで“老害”という言葉が拡散されやすくなった今、さらに感情的な対立を深めているのが現状です。互いの立場を理解する対話の余地が失われつつあるのです」（平塚氏） 問題は一部の高齢者に限られるとはいえ、その存在感があまりにも大きい。そしてそのしわ寄せは、公共の場でただ日常を過ごそうとする若い世代に向かっている。 「……あの高校生、本当にかわいそうだった。 泣いてる子に“自己中だ”なんて言い放つなんて、信じられなかったです」 【関連記事】「お前が降りろよ!」と怒鳴られた雨の中の満員バス。高齢者に立ち向かった中年男性の苦悩と驚きの「対処法」とは では、さらに続く雨降る中の「バス」にまつわる老害の詳細をお伝えする。 取材・文/伊東克美 写真/Getty Images 出典/厚生労働省
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交通機関も病院も何もかも高齢者頑張れ優遇される時間帯を設けるべきだと思う。 わざわざラッシュの時間帯に出歩く必要ないし､朝イチの病院も仕事・学校に行く人や本当にツラい人が優先されるべき。 棲み分けできればお互いストレスに感じないよね。 腰痛が酷くてようやく座れた電車でも､目の前に高齢者が来て目で訴えられたら譲らざるをえない。 元気に遊びに行くのは結構だけどホント時間帯は考えてほしい。
確かに駅のみどりの窓口やスーパーのレジや ホテルのロビーで大声で揉めている老人を 見かける事は多い。機械で手続きが主流になり、 機械の扱いが苦手な上に有人レジや受付が減り、 並ばされ更にイライラが募るのかも知れない。 ただ、俺は登山が趣味なのだが、北アルプス等の 本格的な山の山小屋で同室になった老人達は 歳下の俺にも敬語を使って話されたり、 明日、早立ちだから起こしてしまったら 申し訳ないが許して欲しいと事前に話される 理知的な老人が多く、不機嫌で横柄な態度の 下界の老人達との差にいつも驚いてしまう。 好きな事をしたり、計画を立てたり、歩く事で 前頭葉の萎縮が抑制されるのかも知れない。
この勇気ある女子高生は、こんな目にあったせいで今後そういう悪事を見かけても無関心になってしまうんだろうな。マナー違反自体も問題だけど、若い子の心の成長を阻害した罪は大きい。 大体今の時代、もう現役世代の方が敬わでも良いのではとさえ思う。昔と違い、低賃金、物価高の中、自分の家族すら持てないのに高齢者を支えるための税金や社会保険料はがっつり持っていかれる時代。 そして自分たちが老後になったらおそらく年金なんてほとんど期待できない。 今の高齢者には謙虚な心を持って欲しい。現役世代は大変なんです。
うちの職場のパート・アルバイトにもそういう高齢者が居ます。 「若い奴がもっと仕事しろ、仕事を手伝え」「自分たちは高齢者なんだから同じ賃金でも楽させてもらうのは当たり前」、こういう高齢者が居て同じ職場の若いパート・アルバイト従業員から「1歳だろうが100歳だろうが、パート・アルバイトは同じ賃金なのだから自分の仕事は自分がやる、同一労働同一賃金の原則を守ってください、若いのだからもっと働け・高齢者を手伝えってのはパワハラに当たります」って不満がこちらに上がってきます。 「自分の仕事はちゃんと自分でこなしてください、仕事を他人に押し付けてはいけません」って指導をしても不満顔をするだけです。 昭和の価値観、というか自分たちは高齢者なんだから助けてもらえるのが当たり前って思ってる人はそれなりに居ますね。
まあ、自分がそうならないとは言えない。 そうならない様に意識を向けられるうちは良いと思うけれどならないとは言えない。 同じ部品を一生使いつづけるのだから それはそれはいくつも壊れるところが合って当然とも思います。脳も体も下向。 ただそれに対して反発してしまう事を 認識できないとも思います。 様々な高齢者を見て来ましたが自分は そうはならないと思っていても人の世話になる。全てに自覚ができたら若者と精神も体力も変わらない化け物とも思う。 中にはそういう人もいますが殆ど 無理。人間の衰えという事だと思っていたほうが良い。
高齢者を叩く記事、ネット民の手厳しいコメントはよく見ますね。私は高齢のリタイアした自由の身、外出すれば相手の年齢に関係なく敬語、マナーも自分なりに守っているつもりですし、他の高齢者の迷惑行為も見た事はありません。高齢者イジメにも感じる昨今のネットニュースは残念ですね。少なくとも私は見た目は清潔にして、マナーも含めて周囲の方に不快感は感じさせないようにしながら、残された人生を自然体で楽しむだけですね。
一部の老人達は勝手な「自己理論」で言い訳じみた内容で発言の正当化をする事が多く、 他者の正論にも耳を貸さず屁理屈を言い出したり、（脅迫じみた）暴言や怒号で相手を威嚇する傾向に見られる そう言う相手に対しては「無視する事」も一つの方法だが、相手に恥をかかせない程度に（警告じみた）発言が出来れば良いのだが、 かえって逆上するのもいて手に負えないのでそう言う老人相手の対応は難しいと思う
まぁ昔は高齢者という事で、周りが気を遣って優先させてあげたり、今まで頑張って来たんだから、世間も優しくしようという気質があったから、自分が高齢者になったら、優先するのが当たり前だろって考えが捨てきれないんだと思う。昭和の頃なら、譲らない人の方を責められるけど、今の時代は、怒った方が負け。 それも心がギスギスして来た現代だからだろうな。
正直な話 自分にとってなんの関係もない高齢者なんて普通の場所において優先するべき対象でもなんでもないから理不尽な言動に対しては注意するべきだと思う。 そりゃ優先座席とかに関しては年齢関係なく病人とか妊婦とか身体の悪い人の次くらいに老人は優先されるべきだとは思うけど 並んでる列に割り込みとかは話が別だろうし
若い頃から怒りっぽいとか、攻撃的とか、長年の性格の傾向なんだろうな。そういうのって年齢を重ねて顕著になるよね。迷惑でしかないけど、その歳になると言ったってそうそう治らない。日頃から感情のコントロールを心がけるとか、自分はそうならないよう反面教師としてみるしかないね。
引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/edadf0d83d599dc13bddb7824f21a3fb5dc96483
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